【銘柄診断】デサントは海外展開加速、スポーツ分野でアジアトップの座目指す

2011年10月31日 19:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  デサント <8114> は再び好業績見直しの動きとなってきた。10月27日に発表された今2012年3月期9月中間決算は営業利益22億2600万円(前年同期16億9100万円)と大幅増益を達成した。期初は営業利益12億円の見通しでスタートしただけに、実に10億6800万円の大幅超過利益となる。株価も強調に転じ、改めて見直し人気が流入しつつある。

  アジア市場でのアスレチック事業及びアウトドア事業が好調に推移したことなどが背景。もっとも、今3月期通期の営業利益の見通しは40億円から45億円(前期38億6000万円)へ5億円の増額幅にとどめており、期中再増額の可能性はかなり強そう。業績好調な韓国では今期60店舗の出店を計画。デサントブランドの知名度向上と事業基盤の強化を図る。

  また、昨年12月にシンガポールに設立した現地法人を活用して南アジア地域への進出を目指す。同社は現在、中期計画を推進中だが、商品企画開発力を競争の源泉に、アジアにおけるリーディングスポーツカンパニーへの成長を見込んでいる。海外での成長を支えに業績は成長路線に乗ったようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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