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【銘柄診断】東レは時代の流れに乗る成長部門への積極的な関わりが次第に評価
東レ <3402> は中段もみ合いゾーンでの動きとなっている。今2012年3月期は期初に営業利益1200億円(前期1000億8700万円)と好調な見通しでスタートしている。
2008年3月期のピーク利益1034億円を上回る最高益更新となる。繊維、プラスチック・ケミカルの両部門が国内外で販売を伸ばし、自動車減産や一部製品の採算悪化の影響を吸収して収益を拡大。炭素繊維複合材料部門も好調に推移したため、今3月期第1四半期は会社側の想定を上回る高い伸びをみせた。
そのため、11月2日発表予定の今3月期9月中間決算は営業利益600億円(前年同期425億円)の好調な数字を確保した模様だ。それでも通期の慎重見通しは据え置かれるものと思われる。機体軽量化で大幅な燃費削減につながるボーイングの新型旅客機「B787」向けに炭素繊維の生産が本格化、さらに自動車向けの展開も今後本格化する。
さらに、世界的に水不足が深刻化する中、水処理関連部門へも集中的な投資を行なっており、こうした時代の流れに乗る成長部門への積極的な関わりは次第に高い評価を集めていく可能性が強い。今3月期についてもアナリスト筋は最終的に増額の方向を読んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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