【銘柄診断】ルックは理外の理を求める人気強い、押し目買いが増勢に転じる

2011年10月27日 19:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ルック <8029> は8月18日に年初来高値278円を示現した。仕手筋介入の思惑から出発した相場は、業績増額、米ヘッジファンド大手のルネッサンス・テクノロジーズの大量保有と材料が発展した。そうした材料一巡の後は利食い売りが先行する流れだったが、10月4日の153円で目先底入れのニュアンスが出てきた。一時減少に向かっていた信用買い残が再び増勢に転じ、個人投資家の押し目買い機運が強まってきている。

  事業拡大に向け基幹の百貨店ブランドや新規ブランドにおいて、積極的な出店政策を実施したことなどにより、今2012年12月期中間決算では営業利益は期初の1億円に対し3億5000万円(前年同期5900万円)と大幅超過達成となった。ただ今12月期については営業利益5億円(前期1億5400万円)の見通しを据え置いており、進捗率の高さから今後再増額の方向が有力だろう。

  また、懸案の復配は今12月期にも具体化の可能性が出てきている。1989年には2960円、2003年には2160円という尋常でない大相場を示現した人気銘柄、個人投資家の理外の理を求める人気は強いようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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