【銘柄診断】奥村組は足元低調織り込み完了、受注高好転を評価する局面に転換

2011年10月25日 19:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  奥村組 <1833> は3月14日に383円の年初来高値を示現するなど、復興関連株として鋭い反応を見せた。ただ、その後は人気が衰退する一方で、8月9日の258円までほぼ一本調子の下げに見舞われた。

  今2012年3月期の営業利益が13億円と前年同期比61.5%の減益見通しが明らかになったことが、株価低調の最大の要因。

  8月5日に発表された2012年3月期第1四半期は営業利益が1億3100万円と前年同期比27.6%のダウンとなった。ただ、株価はその発表を契機に戻り歩調に転じてきている。第1四半期の受注高が251億円と前年同期比71%増を記録した。土木工事が同2.6倍の105億円、建築工事も同37%増の146億円とそろって好調。

  9月中間決算の受注高も790億円と同84%増が見込まれている。受注好調を背景に株価は先行きの業績好転を評価する局面に転換してきたようだ。今3月期の決算発表が11月11日に予定されており、そこで増額が明らかになるようだと、出直り相場はもう一段スケールアップする可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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