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【株価診断】戻り相場に転じた日本鋳鉄管、中間決算での配当方針待ち
日本鋳鉄管 <5612> は、3月の震災時下げで2008年11月以来となる100円を割って88円の安値をつけた。しかし、その翌週には289円と急騰、年初来の高値をつけた。その後の安値は9月26日の147円、前週は184円まであり戻り相場に転じている。
上水、下水、ガス、工水、農業用等の鉄管、鉄蓋などを手がkていることで復興関連としてのテーマ性に沿う。とくに、耐震管への引き合いが活発という。今後、被災地での復興のツチ音が高まれば、業績面でも人気面でも注目度は高まるものとみられる。
足元の業績では、今期(2012年3月期)は前期比1.0%増収、営業利益23.3%減益、1株利益12.1円の見通しと低調。この数字は7月28日に公表されたもので、発表から3ヶ月近く経過するものの、この間、菅総理の退陣をめぐり政治空白となって復興が本格的に始動していないことから業績予想には変更はなさそうだ。11月に第2四半期(4~9月)決算が発表の予定で、ここでは、「未定」となっている今期の配当(前期年3円)についての方針が明らかとなるだろう。
週末値179円はPER14倍、とくに割高ということではない。一時、急膨張していた信用買残は、順調に整理が進んでいることから、仮に、第2四半期決算で増配ということになれば見直される可能性はあるだろう。チャートでは、まだ26週線の下で推移しているため、まだ戻り売りの基調。このため、26週線を抜くまでは、上値買いは慎重に、155円程度をメドに押し目買いスタンスがよいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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