【チャート・ワンコメント】上放れ近いトーソー、指標すべて割安、被災地での住宅建築本格化

■チャート・ワンコメント（週足）

　　トーソー <5956> の、週末７日（金）終値は３６１円、前の週に比べ２円安。週足は、震災直後の３月２５日につけた年初来高値４１５円からの調整場面。高値後の安値は４月の３４８円で、高値圏の非常に強い動き。

　　震災発生直後に買われたことは復興に伴い、同社の得意とするカーテンレールなど室内装飾品の需要を見込んでのもの。その前に今年は節電対策でブラインドが健闘した。これから、被災地での住宅のほか公共施設等の建設が進めば需要が本格化する。

　　今期（２０１２年３月期）は、前期比０．８％増収、営業利益１２．８％増益、１株利益５４．８円の見通し。配当は年１０円の予定。

　　ＰＥＲ６．５倍、利回り２．７％と指標割安。さらに、１株純資産８３８円でＰＢＲでも０．４倍台にすぎない。既に、被災地での住宅建設活発化の報道もされている。上放れは近いとみられる。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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