【注目の決算発表】壱番屋は1Q業績伸び悩みも順調な利益進捗を評価し反発

2011年9月27日 18:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  壱番屋 <7630> は27日、23円高の2277円まで上げて5円高の2259円と3営業日ぶりに反発した。26日大引け後に今5月期第1四半期(1Q)決算を発表、減益転換と伸び悩んだが、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する順調な利益進捗率を示し、純利益が増益をキープしたことを手掛かりに内需割安株買いが再燃した。

  1Q業績は、前年同期比1%増収、3%経常増益、18%純益増益となり、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率は、51~47%と目安の50%はほぼクリアした。

  国内で10店舗を新規出店(退店5店舗)し、前期から開始したドライブスルー導入を14店舗で実施して55店舗に拡大し、メニューの見直しなども実施して増収を確保したが、食材の仕入れ価格は前年同期水準を下回ったものの、災害リスク対応や節電対策費用の増加で経常利益は伸び悩んだ。純利益は、減損損失の減少や資産除去債務損失の計上がなく増益となった。

  2Q累計・5月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、22億5000万円(前期比8%増)と連続過去最高更新を見込んでいる。

  株価は、東日本大震災発生でつけた年初来安値2000円から前期第3四半期の好決算などをテコに同高値2550円まで反発し、今期業績が市場コンセンサスをやや下ぶれたことが響いて半値押し水準を固めていた。PER16倍台の割安修正買いと利益確定売りが綱引きするなか一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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