【上方修正株】ITCNは業績上方修正で好配当利回り買いを刺激し高値を窺う

2011年9月27日 17:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アイ・ティー・シーネットワーク(ITCN) <9422> は27日、7円高の504円と3営業日ぶりに反発し、3月14日につけた年初来高値520円を窺った。きょう27日の今3月期第2四半期の権利付き最終日を前に、前日26日大引け後に発表した今期2Q累計・通期業績の上方修正が、2Q配当取りを刺激し、好配当利回り買いが再燃した。

  業績修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを20億円、経常利益を1億5000万円、純利益を9000万円それぞれ引き上げ、純利益は、25億円(前期比9%増)と増益転換率を拡大する。

  東日本大震災や電力不足の影響で携帯電話端末メーカーの生産停滞、商品供給の停滞、消費マインドの減退などで業績下ぶれを懸念していたが、2Q業績が、6月以降の相次ぐスマートフォンの発売で販売が好調に推移して上ぶれ、第3四半期以降もスマートフォン人気で市場が活性化すると見込んで、3月通期業績も上方修正した。

  株価は、年間26.5円配当を評価して好配当利回り買いが下支えとなって500円台を出没する堅調な推移が続いた。業績増額でPERは9倍台と割安となり、2Q配当を取る5.2%の好配当利回り買いが増勢となろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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