【上方修正株】ミニストップは年初来高値更新も終値は小安い

2011年8月23日 17:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ミニストップ <9946> は23日、23円高の1515円まで上げて8月18日につけた年初来高値1499円を更新したが、大引けにかけて値を崩し3円安の1489円と3日続落した。22日大引け後に今2月期第2四半期累計・通期業績の上方修正を発表、内需関連の割安株買いが再燃した。

  同じく22日大引け後に日本フランチャイズチェーン協会が発表した7月度のコンビニエンスストア売上高が、既存店ベースで前年同月比9.5%増と9カ月連続プラスとなったことも株価押し上げ材料となっていた。

  業績修正のうち2月通期業績は、期初予想より営業収入を20億円、経常利益、純利益を5億円それぞれ引き上げ、経常利益は、91億円(前期比6%増)と連続増益率を伸ばし、純利益は、30億円(同12%減)と減益転換率を縮小する。

  2Q業績が、モンドセレクションを受賞したソフトクリームのキャンペーンやモバイル販促で店内加工ファーストフード部門が好調に推移し、既存店日販や韓国ミニストップも堅調を持続、東日本大震災関連の損失も期初計画を下回って上方修正、この2Q業績とともに2月通期業績も上方修正した。

  株価は、大震災発生で年初来安値1050円まで急落したが、前期業績の上ぶれ・大幅増益転換着地をテコに1300円台を回復、今期第1四半期の大幅増益業績で割安株買いを強めて高値を更新した。コンビニ株ではPERが14倍台と最割安グループの一角を占め、PBRも0.8倍と割り負けており、なお上値拡大運動が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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