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【注目の決算発表】三越伊勢丹ホールディングスは通期純益上方修正を好感して急反発
三越伊勢丹ホールディングス <3099> は15日、42円高の801円と急反発した。前週末12日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期(2Q)累計・3月通期業績の上方修正と未定としていた期末配当の増配を発表、通期純利益が、市場コンセンサスを大きく上回ることを評価して割安内需主力株買いが再燃した。
業績修正のうち3月通期業績は、売り上げを期初予想より140億円引き下げ、営業利益、経常利益は各横ばいとしたが、純利益は、150億円引き上げ330億円(前期は26億4000万円の黒字)と高変化し、市場コンセンサスを約140億円上回る。
2Q業績は、経費削減効果で営業利益、経常利益とも上方修正となり、通期純利益は、合併会社の三越伊勢丹の繰延税金資産の回収可能性を検討し、1Qに法人税等調整額115億6000万円を計上したことが要因となる。
未定としていた期末配当は、純利益の上方修正に伴い10円(前期実績7円)と前々期並みに復元増配する。
株価は、前期業績の上方修正でつけた年初来高値1046円から東日本大震災発生で同安値680円まで急落し、700円台往来から大震災関連損失計上で前期純利益を下方修正したことが響き697円と再度下ぶれた。同安値から全国百貨店売り上げの4カ月ぶりプラス転換で800円台を回復しもみ合っているが、PERは9倍台と割安となりリバウンド幅を拡大しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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