【注目の決算発表】常磐興産は2Q業績赤字転落も営業再開本決まりを評価し急続伸

2011年8月11日 17:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  常磐興産 <9675> は11日、4円高の80円と急続伸した。10日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、期初に未定としていた今期第2四半期(2Q)業績の予想を発表、赤字転落するが、同時発表のスパリゾートハワイアンズの営業再開本決まりをポジティブに評価して極低位値ごろ株買いが増勢となった。

  2Q業績は、売り上げ85億5000万円(前年同期比54%減)、経常利益9億7000万円の赤字(前年同期は9億7600万円の黒字)、純利益75億2000万円の赤字(同8億4500万円の黒字)と予想された。

  東日本大震災とその後の4月11日の地震により、ハワイアンズなどの建物が被災して営業を休止、1Qにこの損害額と営業休止中の固定費など54億6600万円を特別損失に計上したことが要因で、3月通期業績は、旅行需要の動向や風評被害などの施設再開後の事業環境が不透明として引き続き未定とした。

  ハワイアンズは、今年10月1日から一部の日帰り施設、宿泊施設から営業を再開、来年1月にはグランドオープンを予定している。

  株価は、大震災発生で年初来安値53円まで突っ込み、「フラガール」の奮闘などがテレビ報道などで話題になって115円まで急反発し、70円台での底ばいが続いていた。赤字転落は織り込み済みとして、極低位値ごろを材料に逆行高展開も想定範囲内となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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