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【注目の決算発表】旭硝子は連日の安値、自己株式取得より2Q業績減益転換を嫌う
旭硝子 <5201> は5日、35円安の822円まで下げて25円安の832円と4日続落し、連日の年初来安値更新となった。4日大引け後に今12月期第2四半期(2Q)累計決算とともに、自己株式取得を発表したが、前日の米国株暴落もあり、2Q業績が減益転換する業績悪を嫌って見切り売りが増勢となった。
自己株式取得は、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的にしており、上限を1100万株(発行済み株式総数の0.94%)、100億円、取得期間を8月5日から10月8日までとしている。一方、2Q業績は、前年同期比4%減収、8%経常減益、23%純益減益と落ち込んだが、今年5月の下方修正値や7月29日の業績観測報道値はやや上ぶれた。
国内で、東日本大震災の影響で建築用ガラスや自動車用ガラスの出荷が減少し、表示デバイス用ガラス基板の出荷も、液晶パネルメーカーの在庫調整の影響を受けて横ばいにとどまったことなどが響いた。12月通期業績は5月の下方修正値に変更はなく、純利益は、1150億円(前期比6%減)と前期の過去最高からの減益転換を見込んでいる。
株価は、東日本大震災発生で950円安値まで売られ、いったん1000円台を回復したが、業績下方修正で窓を開けて年初来安値を追った。PERは8倍台と下げ過ぎを示唆しており、自己株式取得の執行次第で底上げ展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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