関連記事
【引け後のリリース】キッコーマンは国内苦戦も通期での増益予想を据え置く
■第1四半期の営業利益は3%減にとどまる
キッコーマン <2801> が3日の大引け後に発表した第1四半期決算(4~6月)は底堅い印象で、売上高が前年同期比0.3%減の706.97億円となり、営業利益は同3.0%減の51.95億円となった。発表では、国内では、しょうゆ・食品・飲料・酒類が苦戦したものの、その他の事業が前年同期を上回った。海外では、北米・欧州・亜豪州ともに順調に売上を伸ばした。純利益は同1.0%減の24.96億円となった。
■「本つゆ」「わが家は焼肉屋さん」など好調
しょうゆ部門は、市場縮小の影響を受け、前年同期の売り上げに及ばなかったものの、家庭用分野で前期に導入の「しぼりたて生しょうゆ」が順調に市場に浸透。また、食品部門では、家庭用分野の主力商品である「本つゆ」や「ストレートつゆ」など好調に推移し、加工・業務用分野でも、新規開拓の強化により、つゆ類全体として前年同期の売り上げを上回った。たれ類では、家庭用分野で「わが家は焼肉屋さん」が、前期新発売の「香味野菜たっぷりしょうゆだれ」、リニューアルした「コチュジャンたれ」の貢献もあって順調に推移した。
今期の業績予想は、未定だった第2四半期(4~9月累計)を発表し、第2四半期の予想営業利益は93億円(前期は約103億円)。また、3月通期の予想は、これまでの予想を据え置き、売上高が前期比1.6%増の2880億円、営業利益が同1.5%増の195億円、純利益は同37.7%増の107億円。1株利益は52円16銭。
3日の株価はNY株式の大幅安、円相場の高どまりなどにより続落となり、終値は843円(16円安)。ただ、取引時間中の安値は839円(20円安)にとどまった。日経平均の構成銘柄として、体感温度的には、日経平均の207円安に比べ底堅いとの受け止め方がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・スズキの第1四半期は20%減益だが2輪事業が黒字に転換(2011/08/03)
・富士ソフトは「4大クラウド」すべて提供可能に(2011/08/03)
・株式評論家・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジン創刊!シンプルに的確に注目銘柄を紹介(2011/06/08)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2011/06/08)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
