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【注目の決算発表】日立建機は安値水準から急反発、2Q業績増額・増益転換で下げ過ぎ訂正
日立建機 <6305> は28日、寄り付きの買い気配から88円高の1769円と買われて急反発、6月3日につけた年初来安値1640円に並ぶ安値水準から底上げした。終値は64円高の1745円。
前日27日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算と合わせて、第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、期初の減益予想が増益転換することが下げ過ぎ訂正買いを再燃させている。
2Q業績は、売り上げを期初予想より80億円引き下げたが、逆に経常利益を25億円、純利益を23億円それぞれ引き上げ、純利益は、38億円(前年同期比22%増)と増益転換した。
油圧ショベルの世界需要は、金融引き締めにより中国の需要が減少し、期初予想から1万8000台減少して24万5000台と想定し、2Q売り上げが下ぶれるが、マイニング(鉱山)などのサービス、部品販売の増加、原価低減の進捗などで利益は上方修正した。
3月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は230億円(前期比2.0倍)と連続大幅続伸を見込んでいる。
株価は、東日本大震災発生で1750円安値まで300円安し、震災復興特需思惑で2000円台を回復したが、中国景気の先行き不透明感を嫌い年初来安値まで再調整、底固めを続けてきた。PER16倍台の下げ過ぎ訂正にトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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