【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル・円相場は経済指標や企業業績が焦点

2011年7月17日 10:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:7月18日~22日のドル・円相場の見通し】

■1ドル=78円~80円近辺の展開を想定

  来週(7月18日~22日)(18日の東京市場は休場)のドル・円相場については、1ドル=78円~80円近辺の展開を想定するが、米連邦債務の上限引き上げを巡る協議の進展状況、米経済指標、主要企業の業績などが焦点となるだろう。

  前週(7月11日~15日)のドル・円相場はドルが売られる展開となり、一時1ドル=78円40銭台まで円が上昇した。欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、米連邦債務の上限引き上げを巡る協議の難航、格付け会社による米国債の格付け引き下げ見通しなどで、ドル売り・円買いが優勢になった。

  欧州ソブリンリスクに関しては、前週末にイタリア議会で緊縮財政案が承認され、欧州主要金融機関91行に対するストレステストの結果も、不合格が8行と市場予想の範囲内にとどまった。ストレステストは前提シナリオの面で信認回復には不十分という指摘も多いが、イベントを通過したことで過度な警戒感は後退するだろう。米連邦債務の上限引き上げ問題に関しては、協議が難航しているが、最終的には引き上げざるを得ないとの見方が大勢である。量的緩和策第3弾(QE3)観測はやや後退した形であり、米長期金利上昇につながる可能性があるだろう。経済指標に関しては低調なものもあり、強弱材料が交錯する形だが、主要企業の4~6月期決算発表では市場予想を上回る好決算が相次いでいる。企業業績を睨みながら、ドル買い戻しの動きが強まる可能性もあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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