【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】引き続き欧州信用不安問題を巡って強弱感が交錯

2011年7月10日 10:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:7月11日~15日のユーロ・円相場】

■方向感の出にくい展開

  来週(7月11日~15日)のユーロ・円相場については、ECB(欧州中央銀行)理事会の追加利上げを通過し、やや手掛かり材料難となるが、引き続き欧州信用不安問題を巡って強弱感が交錯し、方向感の出にくい展開だろう。

  前週(7月4日~8日)のユーロ・円相場は方向感に欠け、概ね1ユーロ=115円近辺~117円近辺のレンジで推移した。ギリシャ債務問題に関して当面の危機は回避されたが、引き続き欧州信用不安問題に対する警戒感が根強く、強弱感が交錯して方向感の出にくい展開だった。ECBによる追加利上げは織り込み済みで、利上げ発表後も大きな動きは見られなかった。

  ギリシャ債務問題については、次回融資が正式決定したため、当面の危機が回避されて警戒感が後退した形である。しかし根本的な問題が解決したわけではなく、ポルトガルやスペインなどの財政不安問題が再燃し、イタリアなどの問題に波及する可能性もあるだけに、リスク回避の動きには引き続き注意が必要となる。

  来週の注目スケジュールとしては、国内では、11日の日銀金融政策決定会合(12日まで)、6月マネーストック統計、6月消費動向調査、6月工作機械受注、12日の日銀金融政策決定会合、5月第3次産業活動指数、6月企業物価指数、13日の5月鉱工業生産確報値、7月金融経済月報、14日の6月および上半期の首都圏マンション発売戸数などがあるだろう。

  海外では、11日のユーロ圏財務相会合、12日のEU財務相理事会、米5月貿易収支、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米3年債入札、米FOMC(連邦公開市場委員会)6月21日~22日分の議事録公表、13日の中国第2四半期GDP(国内総生産)、英6月失業率、ユーロ圏5月鉱工業生産、米6月輸出入物価、米6月財政収支、米住宅ローン借り換え申請指数、米10年債入札、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、14日の韓国中銀金融政策決定会合、ユーロ圏6月消費者物価指数改定値、米5月企業在庫、米6月卸売物価指数、米6月小売売上高、米新規失業保険申請件数、米30年債入札、15日のユーロ圏5月貿易収支、米6月消費者物価指数、米6月実質所得、米6月鉱工業生産、米7月ニューヨーク州製造業業況指数、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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