【銘柄診断】日創プロニはストップ高、５月月次売上高の大幅増で震災関連株人気

　　日創プロニティ <3440> （福岡Ｑ）は８日、１万５０００円高の１１万４８００円とストップ高して続急伸した。７日大引け後に発表した今年５月度の月次売上高が、連続して大幅プラスとなったことを手掛かりに東日本大震災関連株人気を高め買い増勢となっている。

　　月次売上高とともに新製品の太陽光発電システム搭載カーポート「ソラーネオポート」の発売を発表したこともフォローの材料となっている。

　　５月度の月次売上高は、オーダー加工品が、仮設住宅用外壁パネルや火力発電所用部材、熊本空港外装パネルの売り上げ計上で前年同月比５８５．２％増となり、企画品も、建築材料の波板・折板、屋根・壁などが伸びて１０６．８％となり、全体で３６１．３％と今年１月以来、５カ月連続プラスとなった。５月の月次受注高も１０４．９％と連続プラスとなった。

　　株価は、４月に発表した今８月期第２四半期累計業績の上方修正と同時発表の３月月次売上高の急伸をテコに大震災関連の特需思惑を高めて年初来高値１４万９３００円まで２．４倍化し半値押し水準でもみ合っていた。ＰＥＲ・ＰＢＲ評価とも割高だが、震災関連の今年度第２次補正予算編成が急がれるなか、再度、急伸特性を発揮する展開も有力となる。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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