【銘柄診断】ユニチャームは大地震救援支援物資関連で全値戻し目指し反発

2011年3月23日 19:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★高値奪回を目指そう

  ユニ・チャーム <8113> は、前日比プラス圏で売り買いが交錯して5円高の3045円と反発した。

  同社株は、3月11日発生の東北地方太平洋沖地震で福島工場が被災、操業を停止したことから、11日終値3110円から株式分割権利落ち後安値2690円まで急落したが、四国工場、静岡工場をフル操業して振り替え出荷し、被災地で品薄となっている子供用・大人用おむつ、生理用品、マスクなどの緊急支援物資を18日まで約300万枚、3億円相当を無償提供したことなどを評価して底上げ、なお東京電力 <9501> 福島第1原子力発電所事故による放射性物質漏れで関連思惑を高めて全値戻しを目指し下値買いが続いている。

  とくに放射性物質汚染は、一部地域で採取された農産物に基準値を超えた放射性物質が検出され、米国が、滞日米国人に福島原発から80キロ圏外への避難を指示したことなどから、同社の高機能フィルター搭載のマスクへの需要拡大につながるとも見込まれている。

  株価は、中国関連人気で株式分割権利落ち後高値3445円まで買われ、今3月期第3四半期決算とともに発表した自己株式取得をテコに3300円の戻り高値をつけ、巨大地震で急落した。高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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