【注目銘柄】りそなHDは公的資金返済・期末増配を好感し続伸

2011年3月9日 19:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

りそなホールディングス<8308>(東1)は9日、449円まで上げて3円高の445円と続伸した。8日大引け後に預金保険機構が引き受けた優先株式の取得と消却、さらに期末配当の増配を発表、公的資金を返済し資本の質的強化が実現し、経営の自由度も高まると好感し買い増勢となっている。

りそなホールディングス<8308>(東1)は9日、449円まで上げて3円高の445円と続伸した。8日大引け後に預金保険機構が引き受けた優先株式の取得と消却、さらに期末配当の増配を発表、公的資金を返済し資本の質的強化が実現し、経営の自由度も高まると好感し買い増勢となっている。[写真拡大]

★経営の自由度も高まると好感

  りそなホールディングス <8308> は9日、449円まで上げて3円高の445円と続伸した。8日大引け後に預金保険機構が引き受けた優先株式の取得と消却、さらに期末配当の増配を発表、公的資金を返済し資本の質的強化が実現し、経営の自由度も高まると好感し買い増勢となっている。

  取得する優先株式は、総額8135億円と同社が昨年11月に設定した自己株式取得枠9000億円の範囲内で実施し取得株式はただちに消却、公的資金を返済する。残りの公的資金についても、今後の利益による買入消却により5年程度で完済を目指す。

  期末の普通株式配当は、公的資金返済で優先株式の配当負担が減少することなどで10円から12円に増配する。

  同社の株価は、公的資金の返済と資本政策の動向で大きく左右され、昨年11月に優先株式取得とともに発表した新株式の発行登録で窓を開けて445円安値まで急落し、窓埋めの底上げ後には今年1月の新株式発行(発行価格440円)で昨年来安値419円まで再急落し底固めを継続していた。今年2月17日の公的資金返済報道では30円幅の上ぶれをしたことも連想し、PER6倍台の下げ過ぎ訂正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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