【銘柄診断】堀場製作所は４回目の業績上方修正で連続増益率を伸ばし３連騰

★上値追いに拍車が掛かる

　　堀場製作所 <6856> は８日、１６０円高の２５５２円と３営業日続伸した。７日大引け後に昨年５月、８月、１１月に続き２０１０年１２月期の連結業績の４回目の上方修正を発表、連続増益率を伸ばすことが割安修正買いを拡大させた。

　　１２月期業績は、昨年１１月の再々増額値より売り上げを２５億円、営業利益を２２億９０００万円、経常利益を２６億円、純利益を２１億２０００万円それぞれ引き上げ、純利益は、７９億２０００万円（前期比２．５倍）と大幅続伸する。

　　分析システム機器部門で、海外市場で年末の駆け込み需要が増加したほか、半導体システム機器部門の販売減少が小幅にとどまり、両部門の売り上げ、営業利益とも上ぶれ、自動車システム機器部門も、国内・欧州市場で利益率の高い案件が売り上げ計上され大きく営業利益を伸ばしたことが要因となった。

　　株価は、業績上方修正のたびに上ぶれ、今年１月２６日に１２月単独業績の上方修正と期末配当の増配を発表したことから２４００円台を回復した。なおＰＥＲ１４倍台の割安修正で上値追いに拍車が掛かろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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