iOS 27.2ベータ4で刷新版「ヘルスケア」が見送りに Appleは年内提供を予定

2026年10月16日 11:59

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記事提供元:Tech Times

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Appleが10月13日に配信したiOS 27.2ベータ4では、先行するベータ版で試験提供していた刷新版「ヘルスケア」が表示されなくなった。MacRumorsによると、ベータ期間中の健康データは端末に残り、「設定」アプリから確認できる。Appleは刷新版を2026年内に提供する予定だが、正式版を含むアップデートは指定していない。

■ベータ4で変わった「ヘルスケア」

ベータ4に更新すると、ヘルスケアアプリには新機能を今後のアップデートで提供する旨の案内が表示される。MacRumorsは、従来の画面に戻る一方、先行ベータ版で収集したデータは「設定」から引き続き確認できると報じた。開発者が試していた「Insights」と「Longevity」の画面は、このビルドでは利用できない。

iOS 27.2ベータ4のビルド番号は24B5110a。同じ番号のiPadOS 27.2ベータ4と、ビルド番号26B5112aのmacOS 27.2ベータ4も配信された。Appleの開発者向けリリースノートには、Insightsの個別化された要約が期待どおりに生成されない場合があるという既知の問題が記載されている。

■刷新版が目指す健康データの見せ方

Appleは9月9日、Apple Watch Series 12、Apple Watch Ultra 4とともにヘルスケアアプリの刷新を発表した。9月16日公開のiOS 27.2ベータ1には刷新版が含まれていた。Appleの発表によると、提供開始は2026年後半で、まず米国英語に対応し、その後に対応言語を増やす予定だ。

「Insights」タブは、心臓、睡眠、運動、バイタルなどの情報を要約し、日中も内容を更新する。「Longevity」タブは、心臓の健康、睡眠、メンタルヘルス、運動、代謝、聴力、栄養という7領域の長期的な傾向を扱う。Appleは、健康データに応じた推奨事項や、専門家による記事・動画も提供するとしている。

Longevity内の「Health Age」は、Apple Watchのデータを使い、健康指標の傾向を実年齢と照らして示す機能だ。Appleによると、最大酸素摂取量、安静時心拍数、睡眠、心拍変動などを計算に利用でき、利用者が血液検査のデータを追加することもできる。刷新版の対応機種はApple Intelligence対応のiPhoneとiPadで、Health AgeにはApple Watchが必要となる。

米国では、Quest Diagnosticsの拠点で受ける検査をヘルスケアアプリから予約・購入できる機能も予定されている。Appleの発表では、50種類以上のバイオマーカーを含む検査が119ドルだ。iPhoneのカメラとApple Watchなどを用いた、自宅での動作評価も新機能に含まれる。

■健康指標を読む際の手掛かり

最大酸素摂取量は心肺体力を示す指標の一つで、Apple Watchが表示する値は推定値だ。Lambeらが2025年にPLOS ONEで発表した研究では、30人が参加し、分析対象となった28人についてApple Watchの推定値を運動負荷試験で得た値と比較した。Apple Watchの値は平均6.07mL/kg/分低く、平均絶対誤差率は13.31%だった。

この研究は、ウェアラブル機器の値を長期的な健康情報に生かす際、測定方法を踏まえて読むための手掛かりになる。Health Ageが複数の指標をまとめる仕組みを理解するうえでも、各指標の取得方法や推定の幅が重要になる。

■Oura、WHOOPとの比較

健康データから日々の傾向を読み取り、利用者に分かりやすく示す機能は、スマートリングのOuraやウェアラブル端末のWHOOPも提供している。Ouraが2026年5月に発表した「Oura Ring 5」は米国価格399ドルからで、米国のメンバーシップは年額69.99ドルだ。WHOOPの米国向け年額プランは、2026年10月時点で199~359ドルとなっている。

Appleの刷新版は、対応するiPhoneやiPadで既存の健康データを活用する。一方、OuraとWHOOPは専用端末による計測と継続的な分析を組み合わせる。利用者が比較する際には、使う端末、得られる指標、継続費用が判断材料となる。

■ベータ4の変更点と今後の予定

ヘルスケア以外では、Apple Musicのアイコンが白黒を基調とするデザインに変わったとMacRumorsが報じた。AplWireによると、バッテリーアイコンの表示も更新され、「Siriにタイプ入力」がアクセシビリティ設定に戻った。ヘルスケア、Apple TV、ボイスメモ、メモ、フィットネスには、初回起動時の新しい案内画面が加わったという。

AplWireはさらに、カレンダー、リマインダー、メモ、マップの候補アクションを無効にする設定へのコード上の参照を伝えている。グループFaceTimeで前面・背面カメラを同時に使う機能や、iPhone・iPadからのApple TVプロフィール管理も、27.2のベータ版で試されている。

Appleは同じ10月13日にHomePod mini 2を発表した。日本では税込2万4,800円で予約を受け付け、10月30日に販売を開始する予定だ。Appleは対応ソフトウェアをHomePodソフトウェア27.2としている。スマートディスプレイのApple HomeViewも発表され、発表済みの販売地域では11月13日に発売予定だ。日本でのHomeViewの販売予定は示されていない。

刷新版ヘルスケアの正式な提供時期は、Appleが案内する「2026年後半」の範囲にとどまる。日本での提供時期と対応言語についても、今後の案内を待つことになる。

元記事: Apple Pulls Health App From iOS 27.2 Beta 4 as HomePod mini 2 Deadline Looms

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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