新作『Avatar: Seven Havens』はコーラの225年後、文明崩壊後を生きる新アバターを描く

(Paramountplus.com)[写真拡大]
『レジェンド・オブ・コーラ』の次代を描く2Dアニメシリーズ『Avatar: Seven Havens』が、2026年10月9日からParamount+で世界配信される。舞台はコーラの物語から約225年後、大災害によって文明が七つの拠点へと縮小した世界だ。
主人公のパヴィは、自分がコーラの次のアバターだと知る若いアースベンダーである。しかし、この時代の人々にとって、アバターは救世主ではなく、人類を破滅させた存在として恐れられている。作品は、世界を変えた災害とパヴィたちの出自をめぐる謎を中心に展開する。
■コーラの時代から約225年後
共同エグゼクティブプロデューサーのセハジ・セティは、本作が『レジェンド・オブ・コーラ』の終了から約225年後を舞台にしていると明らかにした。前作から大幅に時代を進めることで、文化や衣服、都市の姿にも長い年月を経た変化が反映されている。
共同制作者のマイケル・ダンテ・ディマルティーノによると、本作の企画は、大災害を経験した世界に視聴者を送り込むという舞台設定から始まった。そこに、コーラの次に現れるアースベンダーのアバターという構想を重ね、隠れて暮らす心優しい少女パヴィが生まれたという。
パヴィの世界では、かつての社会を一変させた大災害が起き、人類の文明は「セブン・ヘイブンズ」と呼ばれる最後の七つの拠点に支えられている。災害の詳しい経緯やコーラとの関係は、配信前の段階では明らかにされていない。
公式予告編には、年老いたコーラがアバター・ステートとなり、都市に向けて炎や精霊の力のようなものを放つ場面が登場する。また、コーラを破壊者として描いた壁画も映し出される。だが、この映像が示す出来事の背景や、後世に伝えられた理解が正しいのかは、作品の中心的な謎として残されている。
■「救世主」ではなく「破壊者」と見なされるパヴィ
パヴィは、自分が人間界と精霊界を結び、四つの元素を操るアバターだと知る。しかし、アバターの称号は彼女を守るものではなく、人間と精霊の双方から追われる原因となる。
公式あらすじでは、この時代のアバターは「人類の救世主ではなく、破壊者」と見なされている。パヴィは、長く離れ離れになっていた双子のニシャとともに、自分たちの謎めいた出自を解き明かし、文明に残された最後の拠点が崩壊するのを防ごうとする。
予告編では、パヴィが砂嵐の中でエアベンディングの力を見せたことから、新たなアバターの出現が周囲に知られていく。アバターをかくまう者にも処罰を科そうとする勢力が動きだし、パヴィは自らの力と向き合いながら逃亡を余儀なくされる。
パヴィに同行するのは、エアベンダーで友人兼指導役のジェイと、ネコとサルを組み合わせたような動物ギートである。ニシャにもルヒという同種の相棒がいる。パヴィとニシャがなぜ引き離されたのか、双子の出自がアバターの転生とどのように関係するのかは、まだ明かされていない。
■南アジアと先住民文化から受けた着想
制作陣は、本作の世界がアジア系・太平洋諸島系米国人や先住民の文化と歴史から強い影響を受けていると説明している。もっとも、その文化的背景を特定の宗教体系だけに対応させるのではなく、長い時間を経て複数の文化が混ざり合った世界として構築している。
パヴィが暮らす都市エローラの名称は、インドの古代石窟群「エローラ石窟群」に着想を得ている。エローラ石窟群には仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教に関係する寺院や僧院が共存しており、劇中のエローラも、さまざまなベンディング文化が調和した都市として設計されたという。
エグゼクティブプロデューサーのイーサン・スポールディングは、前作から225年が経過したことで文化の融合が進み、都市や衣装が従来よりも幻想的な外観になったと説明している。現実の文化に由来する要素は残されているものの、過去作より間接的な形で表現される。
こうした背景は、大災害によって分断された世界を再び結び直すという物語にも重なる。パヴィが直面するのは、七つの拠点を物理的に守るだけでなく、アバターに対する信頼を失った人々や精霊と、どのような関係を築き直すかという課題である。
■全26話、Book 1は10月に4回に分けて配信
『Avatar: Seven Havens』は、各約30分の全26話で構成される。Book 1とBook 2がそれぞれ13話ずつ制作され、まずBook 1が2026年10月に配信される。
Book 1は、10月9日に第1話から第3話、16日に第4話から第6話、23日に第7話から第9話、30日に第10話から第13話がParamount+で配信される。Book 2の配信時期は後日発表される予定だ。
日本語の正式タイトル、日本国内における具体的な配信方法、日本語字幕・吹き替えの提供については、現時点で確認できる公式発表がない。
■制作陣とキャスト
『Avatar: Seven Havens』は、『アバター 伝説の少年アン』と『レジェンド・オブ・コーラ』を生み出したマイケル・ダンテ・ディマルティーノとブライアン・コニエツコが共同制作し、エグゼクティブプロデューサーも務める。
イーサン・スポールディングがエグゼクティブプロデューサー、セハジ・セティが共同エグゼクティブプロデューサーを担当する。制作はAvatar StudiosとNickelodeon Animation Studiosが手がける。
声の出演は、パヴィ役がサヘリ・カーン、ニシャ役がアイシュ・デヴァン、カーシック役がアクシャイ・カンナ、ジェイ役がメジャー・カーダ、アガム役がサキナ・ジャフリー、デイミン役がダレン・バーネット、ジー役がダイアン・ドーン、ギートとルヒ役がディー・ブラッドリー・ベイカーとなる。
世界を守る存在だったアバターが、破壊の象徴として記憶されるようになった理由は何か。パヴィとニシャの出自、コーラの時代から続く空白の225年間、大災害の真相をめぐる謎が、新シリーズを動かす柱となる。
元記事: Avatar: Seven Havens Is Set in Hindu Yuga-Collapse World, Co-Creator Confirms
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
スポンサードリンク
