三菱化工機の水素吸蔵合金配送システム、陸上養殖モデルの実証事業用に採用
配信日時: 2026-11-06 13:15:46
三菱化工機株式会社(代表取締役 社長執行役員:田中 利一 所在地:川崎市、以下「当社」)は「水素吸蔵合金配送システム」(以下「本システム」)が、神奈川県が計画を進めている新しい陸上養殖モデルの実証事業において採用されたことをお知らせいたします。本システムは実証事業で水素燃料電池の運営支援を担当する株式会社 巴商会(代表取締役社長:深尾 尚男、所在地:東京都大田区、以下「巴商会」)に有償貸与で提供します。システムの搬入は2026年12月を予定しています。
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今回採用が決定した水素吸蔵合金配送システム(2024年5月撮影)
納入の背景
近年、海洋環境の変化や水産資源の変動、漁業就業者数の減少・高齢化が進行等により、漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。こうした中、神奈川県では地元漁協、大学及び地域の民間企業と連携し、従来の漁業生産を継続しながら、陸上養殖を新たな収益機会として組み合わせることができる「地域と連携した陸上養殖モデル」の構築を目指しています。
神奈川県は、太陽光発電及び燃料電池による閉鎖循環型陸上養殖システムを構築して、ハタ類の養殖を実証すると同時に、経済波及効果の定量的な評価を計画中です。今回の陸上養殖システムの実証に必要な電力を、太陽光発電や当社の水素吸蔵合金配送システム等を組み合わせて発電・供給します。
水素吸蔵合金配送システムについて
那須電機鉄工株式会社、日本フイルコン株式会社、三菱化工機の3社共同で開発した本システムは、水素を水素吸蔵合金タンク(MH タンク)に充填し、必要な場所へ運搬した後、燃料電池を活用して電力を供給・利用する一連のプロセスです。本システムで使用しているMHタンクは高圧ガスに該当せず、法規上の制約がないため、誰でも取り扱うことが可能です。水素の貯蔵や運搬が容易であり、比較的小規模かつ場所や使用期間が固定されない場所での電力供給が可能なことが、予定されている陸上養殖モデルでの使用に最適であるとご評価いただき、今回の採用となりました。
当社は1964年に水蒸気改質法による水素製造装置の国内1号機を手掛けて以来、約60年にわたって水素関連事業を手掛けている水素のパイオニアとして、水素製造装置、水素吸蔵合金デリバリーシステム、水素ステーションなど、水素を「つくる」「はこぶ・ためる」「つかう」の水素サプライチェーンにおける全てのステージで製品、サービスを提供するとともに、たゆまぬ技術・製品開発を進めています。今後も当社は、水素エネルギーを活用した持続可能な社会の実現を進めてまいります。
■本リリースの取り組みを通じて、当社はSDGs(持続可能な開発目標)における次の目標に貢献します。
・ 目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・ 目標8 働きがいも経済成長も
・ 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
・ 目標14 海の豊かさを守ろう
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