「導入しても回らない」保全DXを動かす―設備管理BPaaS「MENTENAワークス」提供開始

プレスリリース発表元企業:八千代ソリューションズ株式会社

配信日時: 2026-11-06 13:00:00

社会インフラの維持管理と600社超の製造現場で培った知見を生かし、設備データの設計から保全業務の運用までを支援



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八千代ソリューションズ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:水野 高志、以下「八千代ソリューションズ」)は、これまで個別に提供してきた設備台帳の構築や保全運用の支援を体系化し、設備管理BPaaS「MENTENA(メンテナ)ワークス」として提供開始します。

設備台帳の構築(初期データ登録)から保全運用の支援まで、業務委託として代行・伴走支援します。工場管理システム「MENTENA」とあわせてご利用いただくことで、新たな人員確保の負担を抑えながら、保全DXの立ち上げと運用定着をスムーズに進められます。

提供開始の背景 ― 迫る「技術承継のタイムリミット」と担い手不足
八千代ソリューションズが実施した設備保全に関するオンライン調査(2024年12月実施・n=500)によると、5年以内に自社の主要な熟練保全者が退職・高齢化すると予想する企業は、全体の58.4%にのぼりました。熟練技術者が現役のうちに、その経験や点検・修繕の記録を次世代へ引き継ぐことは、多くの保全現場において急務となっています。

一方で、その「引き継ぎ先」となる体制づくりは難航しています。2026年5月に実施した別の調査(n=500)では、企業の39.4%が熟練技術者のノウハウの引き継ぎ不足を課題に挙げており、保全人員を拡充できている企業はわずか3.8%でした。64.4%の企業が「現状維持以下」と回答しており、承継の必要性を認識しつつも、体制整備に踏み出せていない企業が多いことがわかります。

こうした中、設備保全のDXも進んでいます。一方で、紙やExcelに蓄積された情報をそのままシステムへ移行するだけでは、設備管理の高度化にはつながりません。

管理対象とする設備やその粒度、設備台帳に持たせる情報、点検・故障・修繕履歴の紐づけ方など、設備管理の基盤をあらかじめ設計することが重要です。さらに、蓄積したデータをもとに保全計画を立案し、実行・評価・改善のサイクルを回していくためのノウハウが求められます。

「MENTENA」をご利用いただく600社を超えるお客さまからも、以下のような切実な声をいただいています。
紙やExcelに散在する設備情報や保全記録を、どのように整理・体系化すればよいかわからない。 システムへ移行するための「初期データ整備」に割く人手がない。 保全担当者の退職や異動により、点検・修繕のノウハウが引き継がれず途絶えてしまう。 保全計画の立案や運用を担える人材の採用が難しく、体制が整うまで業務改善が進まない。

「システムを導入しても、それを運用する人がいない」という構造的な課題は、ツールを提供するだけでは解決できません。そこで、これまで個別に提供してきた設備台帳の構築や保全運用の支援を、新サービス「MENTENAワークス」として提供を開始し、設備管理のデータ設計から実際の業務運用までを支援します。本サービスは、2025年7月~2026年6月において既に18社のお客さまへ提供した実績があり、そこで蓄積したノウハウをもとにサービスとして体系化しました。
「MENTENAワークス」とは
「MENTENAワークス」は、管理に必要なデータ構造や業務プロセスの設計から、設備台帳の構築(初期データ登録)、保全運用までを一気通貫で支援する設備管理BPaaSです。

八千代ソリューションズおよび親会社の八千代エンジニヤリングが蓄積してきたインフラの維持管理の知見と、「MENTENA」の開発・導入支援を通じて得た製造業の設備保全に関する知見を生かし、単なるデータ入力やシステム導入支援にとどまらず、お客さまの設備管理業務そのものの設計・運用を支援します。

「MENTENA」と組み合わせることで、設備データの整備から日々の保全業務までをクラウド上で一元的に運用できます。また、MENTENAを利用していない企業に対しても、既存のExcelや他システムを活用しながら、設備情報や業務プロセスの整理・設計を支援します。
【サービスの3つの特長】
(1)社会インフラの維持管理と600社超の製造現場で培った知見を、設備管理の基盤づくりに活用
親会社の八千代エンジニヤリングが、道路・橋梁・河川・ダムなどの社会インフラの維持管理を通じて長年培ってきたノウハウや、「MENTENA」の開発・導入支援を通じて600社超の製造現場から蓄積してきた設備保全の知見を本サービスに活用しています。
設備の階層構造や設備台帳に持たせる情報、点検・故障・修繕履歴などの関係性を整理し、「何を、どのような情報で、どのように管理するか」という設備管理の基盤づくりから支援します。

(2)設備台帳の構築・初期データ整備を代行・支援
保全DXを推進する最初のステップとして、紙やExcelなどに散在する設備台帳や保全記録を整理し、継続的に活用できる状態に整える必要があります。
「MENTENAワークス」では、こうした設備情報の整理から設備台帳の構築、初期データ登録までを代行・支援します。「MENTENA」を利用する場合には、システム上ですぐに運用を開始できる状態までデータを整備することで、お客さまの立ち上げ時の業務負担を軽減します。

(3)保全業務の運用が定着するまで伴走
台帳構築後も、点検・修繕記録の運用フロー設計や保全計画の立案などをサポートし、保全業務が現場で自律的に回り続ける状態になるまで伴走します。担当者の異動や退職が発生しても、限られた人員で継続的に保全業務を運用できる強固な体制づくりを支援します。

【サービス概要】
名称:MENTENAワークス
提供内容:設備台帳構築(初期データ登録)・保全運用支援
対象:製造業の工場・設備保全部門
料金:個別見積(業務範囲・設備規模に応じて算定)
提供形式:業務委託(BPaaS)
申込・相談:https://mentena.biz/contact/
利用した企業の声
NECファシリティーズ株式会社 IT戦略統括部 DX推進部 部長 本村 孝義 氏
NECファシリティーズは、複数拠点における設備保全業務の標準化と高度化に向け、MENTENAの展開を進めています。
各拠点で異なる設備情報や業務プロセスを整理し、運用ルールを整備しながら展開を進めるには、専門的な知見と相応のリソースが必要です。MENTENAと設備保全業務の双方に知見をもつ八千代ソリューションズには、各拠点の実態を踏まえた導入から、現場で継続的に活用できる運用の定着まで伴走いただくことを期待しています。
今後は、MENTENAに蓄積される設備情報や保全履歴を拠点横断で活用し、設備管理業務の継続的な改善とさらなる高度化につなげていきたいと考えています。
■NECファシリティーズ株式会社
NECファシリティーズは1966年の創業以来、半導体製造業をはじめとする製造業の工場施設運営を支えるプロフェッショナルとして、日本のものづくりの発展に貢献してきました。「施設管理」「建設」「環境」の3つの事業を基盤に、デジタル技術と現場で培った専門知識・技能を融合したIntegrated Facility Management(IFM)を展開しています。施設の企画・設計・施工から運用・維持管理、環境負荷低減、リニューアルまで、施設ライフサイクル全体を一貫して支援し、お客様の「Facility Lifecycle Partner」として、持続可能なものづくりを支えています。
会社名:NECファシリティーズ株式会社
本社所在地:東京都港区芝四丁目14番1号(第二田町ビル)
代表者:代表取締役執行役員社長 尾崎 英次
公式ウェブサイト:https://www.necf.jp



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代表コメント 代表取締役社長 水野 高志
「設備保全のDXで重要なのは、システムの導入そのものではなく、現場の情報を継続的に蓄積・活用し、より良い保全判断につなげることです。
私たちは、MENTENAをご利用いただく600社超の企業と向き合う中で、データの移行や日々の運用を担う人材の不足が、DXを進める上での大きな課題になっていることを実感してきました。これは単なる現場の業務負担の問題ではなく、保全技術の継承や設備の安定稼働、ひいては企業の競争力にも関わる重要な経営課題だと考えています。
「MENTENAワークス」は、これまで個別に支援してきたデータ整備や運用支援を体系化し、システムと実務の両面からお客様の設備保全を支える新たな取り組みです。
保全担当者が本来注力すべき改善活動に取り組める環境を整えるとともに、現場に蓄積されたデータを価値ある資産として活用できる仕組みづくりを支援してまいります。」
今後の展開
八千代ソリューションズは今後、「MENTENAワークス」の対象業務を段階的に拡大するとともに、「MENTENA」が持つ設備・保全データとの連携を強化していきます。設備台帳の整備や保全業務の運用支援だけでなく、蓄積された設備データを活用した保全計画の高度化や、AIを活用した業務支援なども視野に入れ、設備管理に必要なデータ設計から日々の業務運用までを一貫して支援できるサービスへ発展させます。

将来的には、製造業のお客さまが「保全業務をまるごと任せられる」選択肢へと本サービスを成長させることを目指しています。保全人材の採用難という構造的な課題を抱える中においても、保全水準を維持・向上できる体制を、システムと業務支援の両面から支えてまいります。

工場管理システム「MENTENA」とは
URL:https://mentena.biz/

MENTENAは、製造業のものづくりにおける設備の突発停止を最小化する工場管理システムです。点検・保全・修理といった設備管理業務を一元化し、紙やExcelによる属人化した業務プロセスから脱却することで、現場業務の効率化と確実な履歴管理を実現します。誰でも直感的に使えるシンプルなデザイン、導入から定着まで支援するサポート体制を備えた、「DX」「始めやすい」「安心サポート」を実現し、安定した工場稼働を支えます。本サービスは、製造業をはじめ、ビルメンテナンス、ガス・電力業界などあらゆる現場の工場管理・設備管理業務で活用されています。現場の負荷を最小限にしながら予防保全を定着させ、突発停止や設備老朽化による損失を未然に防ぐとともに、設備管理データを経営判断に活用できる形で蓄積することで、現場の安定稼働と経営の持続的な成長の両立に貢献します。
八千代ソリューションズ株式会社について
八千代ソリューションズ株式会社は、親会社である八千代エンジニヤリング株式会社が60年以上培ってきた社会インフラマネジメントの知識や経験を活用し、持続可能な地域社会の形成と企業の長期的な成長を実現するために設立されました。弊社はお客さまの一番のパートナーとして、データを資産として活用するアセットマネジメントを通じて、現場から経営までをつなぐ「共通言語」となる仕組みづくりを重視しています。データを単なる記録ではなく“意思決定を支える資産”として捉え、実務に根差したソリューションとして継続的に磨き上げていくことで、お客さまの意思決定の質とスピードの向上に貢献します。その第一弾の取り組みとして、工場管理システムMENTENAを主たるサービスとして展開します。

会社名:八千代ソリューションズ株式会社
所在地:東京都台東区浅草橋5-20-8
代表者:代表取締役社長 水野 高志
Webサイト:https://yachiyo-sol.com/

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