【全95行調査】住宅ローン金利、AI回答の5回に1回は公式サイトと違う数字。7割は「実態より不利な方向」
配信日時: 2026-11-04 15:00:00
AI検索実態調査 地方銀行編として、3つの生成AIへの5,607回の質問で全95行を順位付け。特定部門への特化で「AI指名1番手」を獲る勝機など新たな競争の構図が明らかに
店舗集客や販促を目的とした企業のOMOアプリ開発やマーケティング支援、ソリューション導入において300以上の実績を持つ株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所グロース:3917、以下「アイリッジ」)は、全国地方銀行協会61行・第二地方銀行協会34行の計95行(全数)を対象に「AI検索実態調査2026 地方銀行編」を実施し、調査結果をまとめました。
本調査では、ChatGPT・Gemini・Perplexityの3つの生成AIに対し計5,607回の質問を実施(うち3,132回では本店所在地の市を指定)。AIが1.サイトを読めるか(可読性)、2.正しい金利情報を案内するか(正確性)、3.銀行を選択肢に入れるか(推奨性)の3軸で、地方銀行95行を横並びで評価しました。
調査結果ダイジェスト
・【可読性】AI向けのサイト整備ができている銀行は2割。37行は金利がテキストに見当たらず
・【正確性】住宅ローン金利の5回に1回は公式と違う数字に。7割が「実態より不利な方向」
・【推奨性】AI指名スコア下位でも部門を絞れば勝機あり。地銀で最も改善余地が大きいのは「相続」
■ 【可読性】AI向けのサイト整備ができている銀行は2割。37行は金利がテキストに見当たらず
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11255/628/11255-628-2363173756d77af7e06ce18cc9f09d83-1024x576.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
95行の公式サイトを機械チェックした結果、92行はAIの巡回プログラム(クローラー)がアクセスでき、情報の読み取り自体はできている状態でした。AI可読性スコアの中央値は94点(100点満点)でした。
一方、AIに対して自社の情報を正確に理解させるための仕組み(構造化データ/JSON-LD)を持つ銀行は22行、FAQ構造化対応は8行にとどまりました。37行では測定した代表商品ページのテキスト内に金利の数値が見つからない状態となっていました。
■ 【正確性】住宅ローン金利の5回に1回は公式と違う数字に。7割が「実態より不利な方向」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11255/628/11255-628-769a959e758afa5f8710d59663139056-1024x576.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
住宅ローン変動金利・定期預金1年金利についてAIに質問し、同時期に取得した公式サイトの公表値190件と照合した結果が上図です。判定できた1,600件のうち公表値と一致したのは77.1%(商品別では住宅ローン79.3%・定期預金75.2%)。AI別の一致率はGemini(82.6%)が最も高くなりました。誤答の傾向として、ChatGPTは別の公表値を答えるケースが、Perplexityはどの公表値とも一致しない数字を答えるケースが最多でした。
不一致回答のうち9割は公式サイトを引用しているにもかかわらず数字が異なるものでした。不一致366件の方向を見ると、住宅ローンでは公表値より高い金利(優遇前の基準金利など)を、定期預金では公表値より低い金利を案内するケースが多く、71%が実態より劣る方向となっていることがわかりました。引用元として示されたページが正しい公式ページであっても、そこに掲載されていない数字が出力されたケースも確認されています。
■ 【推奨性】AI指名スコア下位でも部門を絞れば勝機あり。地銀で最も改善余地が大きいのは「相続」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11255/628/11255-628-8f97934574f0b5c4573756964a152277-1024x576.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本調査では、各銀行の地元(本店所在地の市)を指定して、「〇〇市でメインバンクとしておすすめの銀行は?」など5つの部門でAIに質問し、何番目に名前が出るかをスコア化しました(AIから常に1番手で指名されれば100点満点)。左側の表の通り、5部門のトータルスコア上位10行であってもすべての部門で満点を取れているわけではないことがわかりました。
一方、右側の表「その部門において100点満点(常に地元で1番手指名)を獲得できた全国の行数」を見ると、メインバンクで22行、口座開設で33行、住宅ローンで13行、退職金で6行が満点(常に地元で1位)を獲得しており、5部門のトータルでは中位・下位の銀行でも特定の部門に絞れば1番手を取れる例がありました。定期預金は地銀以外が先に出る割合が高く、満点獲得行はゼロ(最高93点)でした。
このように部門を絞れば勝機がある一方で、地銀にとって最も改善余地が大きいのが「相続」です。「◯◯市で相続でまずどこに相談すればよいですか?」という質問(58都市×3AI×3回=522回)に対し、地銀が推奨された回答は0件。AIの回答は弁護士・司法書士・税理士・自治体窓口の列挙に終始しており、相続は地銀にとっての重点領域でありながらAI上では存在感がゼロの実態が浮き彫りになりました。
コメント
AI時代に入り、「検索結果で何位か」から「AIの回答に入っているか・何番目に出るか」が新しい競争の指標になりつつあるなか、今回の全数調査では、地方銀行が直面している課題と可能性が見えてきました。
特に注視すべきは、金利上昇局面で消費者の関心が高い「住宅ローン」等のAIの誤答です。本来の適用金利より高い金利の提示は、消費者にとっての不利益にとどまらず、見込み客が競合へ流出する「銀行の重大な機会損失」につながるおそれがあります。
一方で、部門別データが示す通り、全体の順位に関係なく自行の得意分野に絞れば、AIから「1番手指名」を獲得できる例も確認できました。すべてで勝つ必要はなく、自行の強みや地域性をいかに言語化し、AIに正確に読ませるかが、今後のデジタルマーケティングの鍵になるでしょう。
■ ホワイトペーパーのダウンロード/個別分析シートのご案内
本調査の全編は、以下のURLより無料でダウンロードいただけます。また、各地方銀行様向けに、自行の「AI指名スコア」や弱点、同じ市内の競合との差などが詳細にわかる個別分析シートをご用意しております。自行がどの部門で勝機を見出せるか、具体的な対策を検討されたい担当者様は、下記よりお気軽にお申し込みください。
- ホワイトペーパーダウンロード: https://iridge.jp/content/report_ai-search-2026-regional-banks/
調査項目
1.AIから読めるか(可読性)
・AI可読性チェック
・AI可読性スコアランキング
2.AIに正しく伝わるか(正確性)
・AI回答と公式サイトの金利、不一致詳細
・情報正確性:上位と下位
・情報正確性ランキング
・AIが根拠にした引用元
3.AIに選ばれるか(推奨性)
・最初に名前が出た銀行(地名指定あり/なし)
・AI指名スコアの分布
・AI指名スコアランキング
・同じ市に本店を置く銀行の間の差
・名前が出た割合と1番手率
・部門別のスコア
・AIが各銀行について書いている内容、差の詳細
調査概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/11255/table/628_1_7322e1aa22a83e4935eed9092a9f2fd1.jpg?v=202611041815 ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11255/628/11255-628-efbcbb2336fbf1213d4913069aa61b0d-660x400.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社アイリッジ
株式会社アイリッジは、スマートフォンアプリを活用した企業のOMO(Online Merges with Offline)支援を軸に、リテールテック、フィンテック、MaaS等のDXを推進しています。アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」をはじめ月間アクティブユーザー数1億超のプロダクトを提供するとともに、グループ会社のQoilと連携したビジネスプロデュースにより、戦略立案から開発、マーケティング施策までを一気通貫で支援します。
https://iridge.jp/
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