セレンディクス、九州の水力発電所内施設を3Dプリンターで建設
配信日時: 2026-10-26 10:30:00
コンクリート建造物の代替需要を見据え、インフラ分野へ本格展開
セレンディクス株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役:小間裕康、以下「当社」)は、大分県内の水力発電所施設において、建設用3Dプリンターを用いた詰所を建設しました。発電所施設の建屋として建設用3Dプリンター建造物を活用した事例は、世界初※となります。当社は本事例を足がかりに、コンクリート構造物の代替需要を見据え公共分野での事業を本格的に拡大してまいります。
※当社調べ / 自社WEB調査等による
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56935/16/56935-16-70ecdc25880663af919a5f991994bbb5-1397x941.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
発電所内詰所の外観
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56935/16/56935-16-1a34351cc5ca0cdd2d11952632f1a9be-1672x941.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
建設時の様子
今回建設した詰所は、水力発電所の設備管理にあたる作業員が利用する施設で、休憩スペース・倉庫・トイレを備えた約20平方メートルの平屋建てで、当社が3Dプリンター部材の製作・輸送・施工(内装を除く)を担当しました。
■ 形状・製造プロセスの特長
今回の詰所は、壁だけでなく屋根まで含めて建設用3Dプリンターで造形した点が大きな特長です。建屋全体を十数個のパーツに分割して出力し、現地で組み上げる工法を採用しました。3Dプリンターならではの自由な造形性により、従来の型枠工法では難しい曲面やデザインにも柔軟に対応できます。パーツの出力は、熊本県水俣市の協力工場で行い、完成した部材を現地へ輸送して建方を実施しました。工場での事前製造と現地組立を組み合わせることで、現場作業の省人化と工期短縮を両立しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56935/16/56935-16-42488e0d8a84f0e1a6c32c5515df1196-1672x941.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
屋根部分の施工
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56935/16/56935-16-df882f507fb990a44d29fa41ec7b1a83-1672x941.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
室内
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56935/16/56935-16-919c962f29cc63ef7a36785c8d327b91-1574x1118.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
製造時の様子
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56935/16/56935-16-90c7e31e70cc8dac43fc7703e1c78181-3900x2928.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
輸送
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=dUJDzi6BsNg ]
■ 取り組みの経緯
水力発電所をはじめとする電力インフラの中には、山間部や過疎地域など、資材の搬入や人員の確保が容易でない場所に点在しています。人手不足や資材高騰が進むなか、いかに現場作業を省力化し、限られた工期のなかで建物をつくるかが課題となっています。また、発電事業者には脱炭素・環境負荷低減への対応も求められており、建設プロセスそのものの効率化・環境負荷低減が必要となります。当社の建設用3Dプリンター工法は、工場での事前プリントと現地での短時間施工により、こうした現場の省人化・工期短縮・環境負荷低減への要請に応えうる工法として期待されています。今回の事例は、その可能性を実際の施設建設で検証する取り組みとして実現したものです。
【施設概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/56935/table/16_1_837bebe752dd4ed2e45f5ff0dd66fa38.jpg?v=202610261545 ]
■ 今後の展望について
Co-founder 兼 CTO 飯田國大 コメント当社は、建設用3Dプリンターを単なる製造機器ではなく、建設現場を自動化する「ロボティクス」のプラットフォームと位置づけています。3Dプリント技術、ロボット制御、材料供給、設計・施工データを統合することで、従来は人の経験や技能に依存していた建設プロセスを、再現性の高いロボット施工へ転換していきます。
また、当社は3Dプリンター工法を、住宅に限定した技術ではなく、コンクリート構造物の代替需要を取り込む施工技術として展開しています。具体的には、1.3Dプリンター住宅、2.公共インフラ、3.商業施設、4.橋梁、5.災害対応、6.防衛分野における防爆シェルターなど、幅広い領域での活用を見込んでいます。今回の発電所施設での事例も、公共インフラ分野における取り組みの一つです。
高度経済成長期に整備された日本の建築物・社会インフラは、建設から50年以上が経過し、更新・建て替えの需要が今後さらに拡大していきます。建設ロボティクスは、この老朽化更新市場に対し、省人化、短工期化、品質安定化、環境負荷低減を同時に実現する新たな選択肢となります。今回の発電所施設での事例を起点に、今後は住宅領域だけでなく、発電所、鉄道、公共施設、商業施設、橋梁、災害対応、防衛分野など、社会インフラ領域におけるBtoB展開を本格的に加速してまいります。
セレンディクスについて
当社は日本初の3Dプリンター住宅メーカーです。2022年3月に日本初の3Dプリンター住宅「serendix10」を23時間で完成させたのを皮切りに、2024年9月には2人世帯向け住宅「serendix50」の販売第1号棟を復興住宅モデルとして石川県珠洲市に建築しました。2025年には開発フェーズから販売フェーズへ大きく前進し、全国で建築実績を積み上げています。また、2024年5月にはJR西日本グループと資本業務提携し、駅舎など住宅以外のプロジェクトも手掛けるほか、ウクライナでは復興住宅として国連UNIDOの支援「serendix70」を進めています。セレンディクスは住宅だけにとどまらない建設ソリューションを様々な業界に提供しています。
【当社概要】
会社名:セレンディクス株式会社
所在地:兵庫県西宮市甲陽園目神山町1-1
創業:2018年8月
資本金:9億1,500万円 (資本準備金及びその他剰余金等含む)
事業内容:3Dプリンター住宅の開発及び販売
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