「持続可能な半導体社会を実現する研究体験プログラム」(さくらサイエンスプログラム)を実施

プレスリリース発表元企業:学校法人関西学院

配信日時: 2026-10-26 14:13:25

‐日本とベトナムの半導体人材育成に日越共同で取り組む‐



関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)の藤原明比古・工学部教授は「持続可能な半導体社会を実現する研究体験」をテーマとするプログラムを、2026年11月1日(日)から11月7日(土)にかけ、神戸三田キャンパスなどで実施します。藤原教授は、持続可能な半導体社会実現に向け、簡易な製造方法で汎用半導体デバイスを製造する研究開発を行っており、本プログラムでは、ベトナムにおける本学協定大学であるベトナム国家大学ハノイ校日越大学(VNU-VJU)から学生7名と教員1名を招へいし、藤原研究室の博士課程後期課程学生とともに、溶液プロセスによる薄膜トランジスタの作製と評価を体験します。加えて、半導体を含む物質・材料の評価において強力な分析ツールを提供する大型放射光施設SPring-8を見学し、先端放射光分析技術を学びます。文化の日である11月3日(火)には、キャンパスのある三田市において、江戸時代に生産が始まり世界三大青磁の一つと称される「三田青磁」で型押し体験をします。同日午後には、近隣のキリンビール神戸工場にて、工場見学に参加し、高品質で大量生産可能な日本の製造技術を体感します。なお、本プログラムは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」の共同研究活動コース(Aコース)に採択され、本事業の支援を受けて実施します。

プログラムの詳細
テーマ:持続可能な半導体社会を実現する研究体験
期間 :2026年11月1日(日)~11月7日(土) ※7日間
場所 :関西学院大学 神戸三田キャンパス(兵庫県三田市学園上ケ原1番)
    大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1)
    三田陶芸の森。(兵庫県三田市四ツ辻720-2)
    キリンビール 神戸工場(兵庫県神戸市北区赤松台2-1-1)
参加者:ベトナム国家大学ハノイ校日越大学(VNU-VJU)の学生7名、教員1名
    関西学院大学工学部 藤原明比古教授および研究室所属の博士課程後期課程学生2名
プログラム概要:
【2日目:11月2日(月)午前・午後】
内容:溶液プロセスによるアモルファス酸化物薄膜トランジスタの作製方法を学び実際に作製します。
場所:関西学院大学 神戸三田キャンパス
【3日目:11月3日(火・祝)午前】
内容:世界三大青磁の一つと称される「三田青磁」で型押し体験をします。
場所:三田陶芸の森。
【3日目:11月3日(火・祝)午後】
内容:工場見学に参加し、日本の高品質で大量生産可能なビール製造工程を見学します。
   ※20歳未満の見学者はソフトドリンクをテイスティングします。
場所:キリンビール 神戸工場
【4日目:11月4日(水)午前・午後】
内容:溶液プロセスによるアモルファス酸化物薄膜トランジスタの評価方法を学び、実際に測定・解析を行います。
場所:関西学院大学 神戸三田キャンパス
【5日目:11月5日(木)午前・午後】
内容:材料の評価において強力な分析ツールを提供する大型放射光施設SPring-8を見学します。
場所:大型放射光施設SPring-8
【6日目:11月6日(金)午前・午後】
内容:成果発表会。VNU-VJUの学生らが本プログラムでの学びを発表します。
場所:関西学院大学 神戸三田キャンパス

プログラム実施に至る背景
関西学院大学は2014年JST「さくらサイエンスプログラム」の1回目から科学技術体験コース(A コース)に、毎年(コロナ禍を除く)採択され、海外大学から学生を招へいし、科学技術体験交流を行ってきました。
長年にわたり本学と協定関係にあるベトナム国家大学(VNU)から初参加したのが2015年、以降、大学間の友好を深めてきました。2018年から藤原教授は、ベトナム国家大学ハノイ校日越大学(VNU-VJU)の大学院修士課程ナノテクノロジープログラムにおいて、授業の提供やインターンシップの受け入れを継続することで、日越が協力して半導体人材の育成を推進してきました。「さくらサイエンスプログラム」やVNU-VJUのインターンシップで関西学院大学を訪問したベトナム人学生の3名は、関西学院大学理工学研究科先進エネルギーナノ工学専攻の博士課程前期課程や博士課程後期課程に進学し、日越の共同による高度人材育成を深化させてきました。
VNU-VJUでは、2025年10月に、大学院修士課程のナノテクノロジープログラムに加え、学部の半導体チップ技術プログラムを開設し、ベトナムにおける半導体人材育成が強化されました。これを機会に、今回、VNU-VJU半導体チップ技術プログラムの学部学生6名と博士課程後期課程学生1名、教員1名を招へいし、今後の半導体人材育成の持続的発展の起点とすることにしました。

今後の展望
世界的に半導体人材不足が喫緊の課題となる中、関西学院大学とVNU-VJUのこれまでの継続的な共同による教育研究基盤をさらに強化し、それぞれの持つ教育研究資源を共有し、共同での教育、更には、教員の交流を通して共同研究を推進し、半導体人材育成と持続的な半導体社会の実現に貢献していきます。

国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)について
大学などが科学技術振興機構(JST)に申請し採択されて、実施されるプログラムです。新たな時代の社会を担う、世界の優れた人材を日本に短期間招き、日本の最先端な科学技術や文化に触れていただく内容です。産学官の緊密な連携により、諸外国・地域の青少年の我が国への招へい等を通じて、我が国の青少年との科学技術分野の交流を行う事業です。
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