【ケアマネジャー397名に聞いた栄養マネジメントに関する調査】68.3%が利用者・家族から食事・栄養の相談を受ける一方71.8%が利用者・家族への「提案できる情報の不足」を実感

プレスリリース発表元企業:株式会社エス・エム・エス

配信日時: 2026-10-26 11:02:31

~診療報酬改定から約3カ月、改定対象の医薬品栄養剤を利用する被介護者を受け持つケアマネジャーの27.9%が処方や利用状況の変化を経験、処方中止も~



株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:高畑正樹、東証プライム、以下「当社」)は、ケアマネジャー向けコミュニティ「ケアマネドットコム」(URL:https://i.care-mane.com/)を提供しており、このたび、ケアマネジャー397名を対象に、「栄養管理に関する調査」を実施しました。本調査は、ケアマネジャーの栄養管理に対する関与の実態や2026年6月に行われた診療報酬改定が介護現場に及ぼす影響について調査したものです。
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■調査結果サマリ
1、ケアマネジャーの89.9%が、担当利用者の食事量の低下や低栄養リスクを課題視
2、ケアマネジャーの68.3%が直近3カ月以内に食事や栄養の相談を受けており、65.5%が自発的に食事や栄養に関する商品・サービスを調査、62.7%が実際に担当利用者や家族に紹介したと回答
3、今後、診療報酬改定を受けて食品による栄養補給を検討する機会が増えると予想するケアマネジャーが67.5%いる一方、71.8%が情報提供時の情報不足を実感
4、利用者への情報提供のためにメーカー等へ求められている情報は「価格・継続した場合の費用(53.9%)」「どのような利用者に適しているか(51.9%)」「味・食べやすさ(50.4%)」が上位
5、ケアマネジャーの60.5%が改定対象医薬品の利用者を担当し、そのうち27.9%が処方・利用状況の変化を経験

■調査概要
・「栄養管理に関する調査」
・実施期間:2026年8月28日(金)~2026年9月3日(木)
・調査対象:全国のケアマネジャー(ケアマネドットコム会員)
・回答総数:397名
・調査方法:Webを使用したアンケート
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合があります。
(調査の詳細に関しては別途資料がありますので、お問い合わせください)


■調査結果詳細
1、ケアマネジャーの89.9%が、担当利用者の食事量の低下や低栄養リスクを課題視
低栄養リスクについて課題だと感じているケアマネジャーは多く、栄養管理は介護の現場にとって重要であることが確認された。

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2、ケアマネジャーの68.3%が直近3カ月以内に食事や栄養の相談を受けており、65.6%が自発的に食事や栄養に関する商品・サービスを調査、62.7%が実際に担当利用者や家族に紹介したと回答
ケアマネジャーは利用者・家族より相談を受け、自ら調べ、情報提供する。栄養マネジメントは日常的な業務となっている。

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3、今後、食品による栄養補給を検討する機会が増えると予想するケアマネジャーが67.5%いる一方、71.8%が情報提供時の情報不足を実感
診療報酬改定に伴い、食品による栄養補給の必要性が高まっている一方、各商品・サービスの特徴や費用の比較検討の難易度が増している様子がうかがえる。

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4、利用者への情報提供のためにメーカー等へ求められている情報は「価格・継続した場合の費用(53.9%)」「どのような利用者に適しているか(51.9%)」「味・食べやすさ(50.4%)」が上位
ケアマネジャーが利用者や家族へ情報提供する際には、単なる製品スペックだけでなく、費用や味などの継続性に関する情報や、どのような状態の利用者に適しているかという適合性の情報が重視されている実態がうかがえる 。
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5、ケアマネジャーの60.5%が診療報酬改定の対象医薬品の利用者を担当し、そのうち27.9%が処方・利用状況の変化を経験
処方に変化がなかったと回答したケアマネジャーが59.6%であり、半数以上は診療報酬改定後も継続的に改定対象医薬品を利用できていることがわかった。しかし、処方・利用状況に変化があったと回答したケアマネジャーのうち、67.2%が処方中止に結びついたと回答し、診療報酬改定により栄養摂取の方法の再検討を余儀なくされたケースもあったことが確認できた。
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[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13298/483/13298-483-1efff31f8ec22e339b5392a29fb5ca69-2189x1225.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
栄養保持を目的とした医薬品を処方されている、処方されていた方を担当していたケアマネジャーを対象にした質問

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栄養保持を目的とした医薬品の処方や利用状況について変化があったと回答したケアマネジャーを対象にした質問


■調査の背景
近年、介護の現場では高齢者の低栄養状態に注目が集まっています。65歳以上の高齢者のうち男性の12.7%、女性の25.2%が「低栄養」であるとされており(※)、低栄養状態は感染症、褥瘡(じょくそう)、創傷治癒の遅延、骨格筋萎縮、転倒や骨折のリスクの増大など、様々な健康障害に直結します。低栄養の予防や改善については、利用者の食事や栄養に関する相談対応も行いつつ、包括的に利用者の生活を支援することが求められているケアマネジャーにとって、重要な要素となります。

2026年度の診療報酬改定により、経腸栄養剤の経口投与について、医療保険での給付要件が明確化されました。改正を機に、在宅要介護者の食細り・低栄養対策は、医薬品だけでなく、市販の栄養補助食品や介護食なども含めた選択肢を検討する機会が増えると考えられます。ケアマネジャーが在宅要介護者やその家族から、これまで使用していた医薬品に代わる栄養補給の方法や、食品の選び方について相談を受ける場面も予想されます。そのため、ケアマネジャーには、利用者や家族の食事・栄養に関する困りごとを把握し、必要な情報を収集したうえで、本人の状態や生活に合った選択肢を提示する役割がより求められています。


■調査担当所感(当社所属ケアマネジャー兼看護師:伊藤知子)
本調査では、ケアマネジャーによる食事・栄養に関する相談対応や情報提供の実態把握とともに、医療政策としての診療報酬改定が、介護の現場にどの程度影響を及ぼすかについての調査を行いました。

調査の結果、ケアマネジャーの68.3%が直近3カ月以内に食事や栄養について相談を受けており、自ら関連商品・サービスを調べた人は65.6%、実際に利用者や家族へ情報提供・紹介した経験を持つ人は62.7%にのぼりました。低栄養状態について89.9%が課題だと感じており、また、診療報酬改定を機に食品での栄養補給を行う必要性が高まると考えているものの、71.8%が情報の不足を実感していることがわかりました。
サービス提供者やメーカーに求める情報としては「価格・継続した場合の費用」「どのような利用者に適しているか」「味・食べやすさ」が上位であり、無理なく継続できる栄養補給方法を模索している様子が垣間見えました。

今回の診療報酬改定により、改定対象医薬品を使用している利用者を担当するケアマネジャーのうち、59.6%が処方の変更や利用に変化がなかったと回答しました。一方で、変化があったと回答したケアマネジャーの67.2%が処方中止を経験しており、診療報酬改定を受け、利用者の栄養確保に向けて新たな対応が必要となり、医療職と連携しながら対応を検討する場面が生じていることもうかがえます。

ケアマネドットコムでは、介護報酬についての情報のみならず、ケアマネジャーにとって有益な情報提供を行っています。また、介護関連企業からの会員を対象としたアンケート調査にも対応しています。今後もケアマネドットコムの会員基盤を活かし、会員に向けたさまざまな調査を行うことで、介護現場の実態を広く伝えるとともに、介護に関わる企業への情報提供を行い、介護サービスや介護製品の発展にも寄与していきます。

※:厚生労働省「令和6年「国民健康・栄養調査」の結果(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66279.html) 令和6年国民健康・栄養調査結果の概要」‐p.16より


【「ケアマネドットコム」について】
ケアマネジャー向けコミュニティ。ケアマネジメントに役立つ最新ニュースや専門情報、悩み相談や意見交換ができる掲示板などのコンテンツを提供。ケアマネジャーを多方面からサポートしています。
URL:https://i.care-mane.com/


【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にしたサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 高畑正樹
会社設立:2003年4月
資本金:25億5,172万円(2026年3月31日現在)
従業員数:連結4,660人、単体3,214人(2026年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、サービスを展開
URL:https://www.bm-sms.co.jp/

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