GENSHI AI、訪問診療チーム向け医療者専用チャット「RoundTrace」の先行パートナー5施設を募集

プレスリリース発表元企業:株式会社GENSHI AI

配信日時: 2026-10-26 11:51:35

多職種連携ツールの導入後も残る、連絡を探す手間や電話での確認を、患者ごとの専用チャンネル、確実に届く緊急通知、改ざんを検知できる記録で軽減します



株式会社GENSHI AI(本社:東京都千代田区、代表取締役:長嶋 大地、以下「GENSHI AI」)は、訪問診療を提供する医療機関を対象に、医療者専用チャット「RoundTrace(ラウンドトレース)」の先行パートナー施設を5施設募集いたします。検証期間は3か月で、期間中の利用料は無料です。応募締切は2026年12月25日(金)です。

RoundTraceは、患者ごとに専用のチャンネルを設け、訪問診療に従事する医師、訪問看護師、薬剤師、ケアマネジャー、医療事務の間で情報を共有するチャットです。

データは国内のデータセンターに保管し、メッセージの送信、編集、削除の履歴は、改ざんの有無を検証できる形で記録します。iPhone、Mac、Windowsに対応しており(Android版は開発中)、現在の連絡手段を停止することなく、並行して導入いただけます。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-135bcd42449b178492ff32bc4fbce271-1600x838.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


- RoundTrace: https://roundtrace.com/
- お申し込み: https://roundtrace.com/#s13

背景
訪問診療における連絡は、移動中の車内や訪問先、夜間の自宅など、時間や場所を問わず発生します。また、1人の患者に医師、訪問看護師、薬剤師、ケアマネジャー、医療事務など多くの職種が関わるため、迅速で正確な情報共有が欠かせません。

近年、多職種連携ツールの導入が進んでいますが、医療現場では依然として、個人のメッセージアプリ、電話、FAX、口頭での申し送りが併用されています。

私物端末の業務利用は、施設による一元管理が困難です。退職や紛失、機種変更の際に患者情報が端末に残るおそれがあり、遠隔での消去や持ち出しの防止もできません。さらに、電話は応答できない間に判断が滞り、口頭での申し送りは記録が残りません。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-01855a0711e940bb073986b2ecf3436a-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


法令上の位置づけ
病院および診療所の管理者には、医療法施行規則第14条第2項(令和5年4月1日施行)により、サイバーセキュリティを確保するために必要な措置を講じることが義務付けられています。努力義務ではありません。

厚生労働省は通知において、この措置として医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(3省2ガイドライン)を参照した対応を求めています。同ガイドラインは、医療情報を外部とやり取りする際の暗号化、相手先の確認、アクセス権限の管理、ログの取得と保管、委託先の管理、保存場所の把握を求めています。

個人のアカウントで利用する一般向けメッセージアプリでは、保存先、委託の構造、退職者のアカウント、グループへの追加を施設が統制できません。
一般社団法人 保健医療福祉情報安全管理適合性評価協会(HISPRO)も、FacebookやLINEなどのパブリックSNSは、患者や家族の機微な情報を連携するツールとしては不適切であるとの見解を公表しています。

診療情報は個人情報保護法上の要配慮個人情報に該当し、安全管理措置(第23条)、委託先の監督(第25条)、外国にある第三者への提供(第28条)の規律が適用されます。一般向けSNSの利用を名指しで禁じる条文はありませんが、必要な措置を講じていることを説明できる状態にしておく必要があります。厚生労働省は医療機関向けのサイバーセキュリティ対策チェックリストを作成し、医療法第25条第1項に基づく立入検査で対応状況を確認しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-6a8b5284a3b551955740e91fa4c200dd-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
患者情報の安全管理は、医療機関の管理者に課された義務です

診療報酬上の評価
令和8年度診療報酬改定では、在宅医療情報連携加算(100点、月1回)のICT要件が明確化され、訪問看護医療情報連携加算(月1,000円)が新設されました。

在宅医療情報連携加算の施設基準では、連携する医療機関等が5以上あること、患者の同意を得ること、院内掲示とウェブサイトへの掲載などが求められます。

ICTの要件は、一元管理されたサーバでの保管、同意した者のみによる共有、参加者の範囲の設定、患者ごとの時系列表示、文字と画像の共有、HISPROのプライベートSNSに関する事項の参照、3省2ガイドラインの参照の7項目です。一般向けSNSによる運用では、これらの多くを満たすことが難しく、届出の要件を満たせないおそれがあります。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-7d4291e86c48a78976e38b857330922b-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和8年度改定で、ICTを用いた連携への評価が見直されました

※算定要件の詳細は、最新の告示・通知をご確認ください。本サービスは算定を保証するものではありません。

ICT連携が定着しない理由
厚生労働省が令和7年度に実施した在宅医療におけるICT活用の調査では、導入済みの施設が活用の障壁として「システムの使い方が難しい」「システムで連携される情報が多すぎて、必要な情報の取捨選択が難しい」を挙げています。また事例として、重要な連絡の見落としを防ぐため、緊急時は電話で連絡するという運用を定めた地域も紹介されています。

RoundTraceは、これら3つの課題への対策を起点に開発しました。

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/184049/table/18_1_bcae585e8b196fc5abf102f07e481209.jpg?v=202610261215 ]
RoundTraceの画面
以下は、開発中のアプリの実際の画面です。架空の医療機関「さくら在宅診療所」で、訪問看護師、医師、薬剤師が連絡を取り合う場面を再現して撮影しました。

患者ごとのチャンネル
チャンネルは、全体連絡、申し送り、緊急・オンコール、患者ごとの4種類を使い分けます。
患者のチャンネルには、訪問時の写真、バイタル、医師の指示が時系列で並びます。指示への返信はスレッドにまとまり、既読表示で誰が確認したかを把握できます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-5683cfb5dab747c4dd2e24eeaa1792b7-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-c6ecb7151ac6f3476df529fd920d9273-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
iPhoneの画面。訪問先でも、Macと同じチャンネル、スレッド、申し送りを確認できます

※画像は開発中のものになります

夜間の緊急・オンコール
緊急・オンコールのチャンネルは、通知を無効にできない専用のチャンネルです。
家族からの連絡、到着した訪問看護師の所見、医師の指示、処置後の値が時系列で記録されます。翌朝の申し送りでは、夜間のやり取りを確認するだけで経過を把握できます。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-fba6ecd14b815274bf9bc7ab6a204842-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


編集履歴、ピン留め、タスク
送信後にメッセージを修正すると編集済みの表示が付き、修正前の内容が日時とともに残ります。
重要な指示はピン留めでチャンネルの上部に固定でき、対応事項は担当者を指定したタスクとして管理できます。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-6e33dd411a780e66855b81114a4dbc85-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


在宅医療情報連携加算の条件確認(開発中)
算定ダッシュボードでは、在宅医療情報連携加算の条件を患者ごとに7項目で確認できます。

対象となる管理料の算定、通院困難、2種類の同意、過去90日以内の連携先によるICTでの記録、次回訪問予定日の記録、治療方針の変更の有無の記録、当月の未算定です。満たしていない項目には、必要な対応を表示します。

こちらは実際に連携する施設と協力して機能を磨き上げたいと考えております。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-dda8782d444b067c31748d02bb19eae9-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


管理画面
招待リンクの発行と失効、所属メンバーの一覧は、ブラウザの管理画面から操作します。
招待リンクは1人につき1本、有効期限付きで発行し、退職や異動の際は即時に閲覧を停止できます。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-1e894ed1acd8d6f99c83a4fb0f14562d-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


その他の機能
- 写真と書類の添付: 閲覧できるのは、そのチャンネルのメンバーのみです。受け渡しには有効期限付きの一時リンクを使用し、URLは公開しません
- 通知の暗号化: iPhoneへの通知は、本文を端末ごとの鍵で暗号化して送信します。Appleの通知サーバーを経由するのは定型文と暗号文のみで、患者の氏名は含まれません
- 音声通話(開発中): ダイレクトメッセージから、1対1の音声通話を発信できます
- 検索: 参加しているチャンネルの中から、メッセージを検索できます

ICT要件と安全管理への対応
令和8年度改定で明確化された在宅医療情報連携加算のICT要件(ア~キ)に対し、RoundTraceは次の機能で対応します。

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/184049/table/18_2_8f30206bcadda1f87ee7a7146ca98c43.jpg?v=202610261215 ]
また医療法施行規則と3省2ガイドラインが求める安全管理には、次のとおり対応します。

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/184049/table/18_3_749f52a96b31203082f465fe7f3704c3.jpg?v=202610261215 ]
患者の同意の取得と共有範囲の設定は、各施設の運用に合わせて整備します。

※項目ごとの対応状況は、デモやご相談の際に個別にご説明します。本サービスは、各ガイドラインへの適合を保証するものではありません。

記録の仕組み
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-6b1cd371501c3aa27fea1c369504fb6c-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


RoundTraceは、メッセージの送信、編集、削除を1件ずつ記録し、順につないで保存します。各記録には、その内容から計算した値を付け、直前の記録の値と連結して保持します。そのため、いずれか1件を書き換えると、以降の記録との整合が取れなくなり、改ざんを検知できます。
- 記録は追記のみで、後から削除や書き換えはできません
- 編集や削除を行った場合も、その事実と編集前の内容が残ります
- 記録が改ざんされていないかは、運営側で検証できます


検証の内容
検証期間は3か月です。実際の患者に関する連絡でご利用いただき、次の点を確認します。
- 連絡の取りこぼしが減るか記録を探す時間と、確認の電話が減るか
- 医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、事務職員が負担なく使えるか
- 初期設定と研修に要する時間
- 夜間の緊急のやり取りが、翌朝の申し送りにつながるか
- 加算の条件確認の画面が、月末の確認作業に役立つか


月1回、使い勝手とご要望を伺います。患者への説明と同意の取得方法、個人情報の取り扱いは、導入前に施設と取り決めます。課題が見つかった点も記録し、今後の開発に反映します。

先行パートナー施設の募集概要
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-018ae5a46ac669eed32fd2496460302d-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[表4: https://prtimes.jp/data/corp/184049/table/18_4_f4ff0c1fbccf7ba7dfa5ffbf49f6c80b.jpg?v=202610261215 ]
先行パートナー施設への提供内容
- 検証期間中の利用料は無料です
- チャンネルの構成、メンバーの招待、運用ルールの策定を支援します
- 現在のツールを停止せず、患者数の多いチームから導入できます。
- 並行運用期間の進め方も共に検討します
- 現場からのご要望を、開発計画に優先して反映します
- ご希望に応じて、検証結果を共同で発信します

[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/184049/18/184049-18-6ddec5ca49537069ae3a33c34f5fe7c8-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


応募から検証開始までの流れ
- フォームからお申し込み
- オンラインでのデモとヒアリング(30分)
- 施設アカウントの開設、チャンネルとメンバーの初期設定
- 端末へのアプリのインストール、検証開始
- 3か月後、検証結果を共に振り返り

代表取締役 長嶋 大地のコメント
訪問診療の連絡は、今も個人のスマートフォンと電話に頼っている施設が少なくありません。患者の情報が私物の端末に残り、夜間の連絡が翌朝の申し送りにつながらない。この状況を、現場の使い勝手を損なわずに変えたいと考え、RoundTraceを開発しています。

医療機関には、サイバーセキュリティを確保するための措置が義務付けられています。特別な機器を導入する前に、日々の連絡の場を見直すことが第一歩になると考えています。
開発中のプロダクトを実際の診療でご利用いただくには、ご協力いただける医療機関の存在が欠かせません。使いにくい点や不足している機能は、遠慮なくお知らせください。共に改善してまいります。
株式会社GENSHI AIについて
医師とエンジニアで、病院で使うAIをつくる医療AIスタートアップです。
医療機関向けの閉域LLM基盤「MedLocal」、医師向けエビデンス検索「CHUBEN」、医療用語に強い音声認識「GENSHI Voice」を開発しています。

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)が運営する創業成長支援プログラム「1stRound」の第15回支援先に採択されたほか、NVIDIA Inceptionプログラムのメンバーです。

- 会社名:株式会社GENSHI AI(GENSHI AI Inc.)
- 代表者:代表取締役 長嶋 大地
- 所在地:〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16 ヤマトビル405
- 設立:2025年11月
- URL:https://genshi.ai

※本サービスは開発中です。記載の仕様は変更になる場合があります。
※3省2ガイドラインの要求事項を踏まえて設計・開発を進めています。項目ごとの対応状況は、デモやご相談の際に個別にご説明します。
※記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先
- 株式会社GENSHI AI 広報担当
- メールアドレス:contact@genshi.ai
- お問い合わせフォーム:https://genshi.ai/#contact



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