サンシャイン水族館いきものディスカバリー通信vol.28*10月1日は「国際高齢者の日」*サンシャイン水族館で暮らすご長寿生き物たちのシニアライフ*高齢個体のウェルビーイングを支える、飼育の現場を紹介

プレスリリース発表元企業:株式会社サンシャインシティ

配信日時: 2026-09-25 13:00:00

平均寿命の2倍!?生きるペンギンも!飼育下における生き物たちの健康寿命を延ばすために!



10月1日(木)当日にはアシカのボイストレーニングの実施も!


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サンシャイン水族館(東京・池袋)では現在、約550種23,000点の生き物たちが暮らしており、その中には飼育日数が長い高齢個体も数多く含まれています。
 日本の多くの水族館では、動物福祉や教育的観点から、生き物の命を最期まで守るだけでなく、加齢に伴う変化の中でも、心身ともに健やかな状態(ウェルビーイング)を保ち続けることが、私たちに求められる大切な使命です。
 今回のディスカバリー通信では、10月1日の「国際高齢者の日」*に合わせ、アシカ、ペンギン、クマノミなど、当館の 歴史とともに年を重ねてきたご長寿の生き物たちにスポットを当て、彼らのシニアライフや、健やかな暮らしを支える当館の取り組みについてご紹介します。

*国際高齢者の日とは…1990年12月14日、国連総会にて、人口高齢化の機会と課題に対応し、あらゆる年齢層に配慮した社会の発展を促進することを目的として制定された記念日。

▼本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます
https://prtimes.jp/a/?f=d20364-1166-ab4e4001a069c248886528931aee8dd3.pdf

飼育下における生き物たちの健康寿命を延ばすために

水族館で暮らす生き物たちの健康は、野生下とは異なる飼育環境だからこそ求められる独自のケアや、スタッフによる日々の観察と細やかな健康管理によって支えられています。
加齢に伴って生じる身体の変化に寄り添い、状況に応じた飼育環境やトレーニング方法の見直し、人間と同じケア用品を取り入れるなど、個体ごとの状態に合わせた工夫を凝らしています。
こうした変化を柔軟に受け止め、最期までその個体らしく、健やかに過ごせるようサポートし続けることこそが、当館が目指す高齢個体へのウェルビーイングです。

~サンシャイン水族館に暮らす高齢の生き物たちと、水族館の現場~
水族館の生き物が心身のストレスなく、健やかに暮らすには、健康管理や、医療ケアを受けられるよう、生活の質(QOL)の向上を考慮に入れたトレーニングも不可欠です。
アシカにとっても日頃のトレーニングは、ケガや病気の早期発見のためにも欠かせないもの。
健康管理のためにも大事なトレーニングは高齢になってもなくてはならない生命線です。
今回は、当館で実施しているトレーニングをご紹介します。

おばあちゃんアシカたちの健康を守るボイストレーニング

サンシャイン水族館には、当館に来て20年以上経つ“おばあちゃんアシカ(オタリア)”たちが暮らしています。飼育下では毎日エサを食べることができ、病気の治療も行えるため、野生下での寿命(15~20年)に比べて長生きできますが、その一方で、長寿に伴い視力の低下や白内障を発症することがあります。
それにより行動範囲が制限されると、自然と運動量が落ち、筋力の低下や老化衰弱につながってしまう恐れも。そこで当館では、視力が低下したオタリアに対し、従来のハンドサイン(視覚)から声を使ったサイン(聴覚)へ切り替えたトレーニングを実施しています。これは、視力が低下した高齢個体の認知機能や健康を維持するための、高度な動物福祉の取り組みです。

- 視力が低下したおばあちゃんアシカたちに…

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「視覚」から「聴覚」への転換ーボイストレーニングへの切り替え
視力が低下したオタリアに対して、ボイストレーニングに切り替え。耳で合図を聞き分けることで、視覚に頼らずに運動を継続でき、これまでにマスターした動作を損なわずに行動することができます。

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高齢個体も活躍!アシカパフォーマンスタイム当館で実施している「アシカパフォーマンスタイム」では、健康状態に合わせ、高齢個体が登場し、ボイストレーニングの成果を披露!
飼育スタッフだけでなく、どんな人の声にも反応できるようにするため、ご来場中のお客様にご協力いただき、合図を出してもらうことも!



- 今年28歳(推定)で永眠したハッチは…

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ハッチ(2020年)
2026年5月に永眠したアシカのハッチ(享年推定28歳)も、2021年頃から視力の低下が顕著になり、2022年頃にトレーニングをハンドサインからボイスサインへと切り替え。
毎日コツコツとトレーニングを続けた結果、最終的に音による合図だけで18種類もの動作をマスター!その高い認知能力で、飼育スタッフを驚かせてくれました。
視力が低下しても、ボイストレーニングを毎日続けることで、行動レパートリーを維持し、認知力の低下を防ぐことができます。さらに、体調チェックに必要な体勢をとるなど、健康管理をスムーズに行うためにも欠かせない取り組みです。



●ハッチのボイストレーニングの様子(2024年5月30日投稿のX)
https://x.com/Sunshine_Aqua/status/1796032859012210783
●【解説】音だけで聞き分ける!?おばあちゃんアシカ「ハッチ」のトレーニング【サンシャイン水族館】(2024年11月15日)
https://www.youtube.com/watch?v=-jRq2fV0Mnc


- 「できることを減らしてしまう」よりも「別のやり方で新しくできることを増やしていく」

年を重ねていく生き物たちに対して、「高齢だから」何もさせずにできることを減らしてしまうのではなく、その個体の負担にならない範囲で、別のやり方で新しくできることを増やしていくこと。
生き物がもつ無限の可能性を信じて最期まで高い生活の質とウェルビーイングを保てるよう工夫し続けることが、高齢個体の飼育には重要だと考えます。

アシカの口腔ケア 水族館のアシカは野生と違って、歯磨きが必要

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水族館のアシカも人間同様に、歯ブラシを使って歯磨きをしていることをご存じですか?
「野生のアシカは歯磨きなんてしないのに、なぜ?」と思われる方も多いかもしれません。
野生のアシカはエサを捕える際、歯を使って獲物をくわえたり噛んだりすることで、自然と歯や歯茎に、ほどよい刺激が与えられます。
しかし、水族館のアシカはエサをそのまま丸飲みするため、歯茎への刺激がほとんどありません。
近年の動物園や水族館では飼育生物の高齢化が進んでおり、それに伴う口腔疾患の増加が問題視されています。
そこで必要となるのが 毎日の歯磨き です。
アシカの歯磨きには、単に歯を綺麗にするだけでなく、歯茎をマッサージすることで歯と歯茎を健康に保って歯周病を予防するという重要な目的があります。
当館では人間と同じ歯ブラシを使用し、1日1回ケアを行っています。この取り組みは歯の汚れを落とすこと以上に、毎日口を開けてもらうことで、口臭や歯茎の腫れ、傷などの異変を早期に発見できるようになり、継続的なこうした口腔ケアが大事な病気予防のひとつになっています。

オタリア(アシカの仲間)の歯磨きの様子はこちら(2024年11月8日投稿のX)
https://x.com/Sunshine_Aqua/status/1854798472136081741

《豆知識》アシカの歯の色は「黒色」が正常!
アシカの歯の色は、黒色が正常な状態です。一見、健康な歯に見えないかもしれませんが、決して虫歯ではありません。アシカの口内には黒い色素を出す細菌が歯に蓄積し、コーティングされることで、歯を守っているのではないかとされています。生まれたばかりの時の歯は白いですが、成長するにつれて茶色や黒色へと変色していきます。
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サンシャイン水族館の高齢個体を紹介!

1978年、当時「サンシャイン国際水族館」という名称で開業した当館には、その歴史に匹敵する生き物が暮らしています。一見、元気で若々しい個体も、実は高齢期に突入していたり、平均寿命を優に超えていることも!

平均寿命の2倍を生きるケープペンギン

ケープペンギンは、飼育下での寿命は約15~20年と言われています。
サンシャイン水族館では、なんと推定年齢40歳を超える、長寿な高齢個体も元気に暮らしています!
※個体識別のため、ペンギンの翼の付け根にカラーリングを付け、このリングの色をペンギンの名前として使っています。
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会いに来て!サンシャイン水族館を支える個性豊かなバイカルアザラシたち

アザラシ類の中でも長寿な傾向にあるバイカルアザラシは、寿命が約50年と言われており、野生でも50年以上生きることが確認されています。
当館で飼育しているバイカルアザラシのペア「レオ」と「ラム」は、ともに推定28歳になる個体です。両個体とも目に疾患は抱えているものの、毎日元気に暮らしています。
個体を観察すると目が白濁しているように見えますが、生活に大きな支障はなく、「レオ」も「ラム」も水槽越しにお客様をしっかり確認しています!
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レオ 28歳(推定) オス鼻周りにしわが寄っており、成長したオスの証。おっとりとした性格で、普段は水槽内をゆったりと泳いでいます。



ラム 28歳(推定) メスやや神経質な性格ではありますが、お客様の様子に興味津々。水槽越しにじーっとお客様を観察していることがあります。


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飼育日数が5,400日を突破!推定15歳超のサンシャイン水族館NO.1のイケメントカゲ

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サンシャイン水族館 館内2階「鱗をまとった生き物~爬虫類の世界~」には、2011年に搬入後、今年8月で飼育日数5,400日*を突破した、推定15歳超のオスのフィリピンホカケトカゲがいます。
体長は約1mで、エサは、果物とコオロギを好んで食べています。さらに栄養バランスを考え、コオロギパウダーを振りかけた小松菜も食べることも。
お気に入りの場所は、水槽の左側の木の上と正面の擬岩の上。そこでひとやすみしていることが多く目撃されています。水槽の中は、場所によって温度が違うため、自分でどこが快適か選んで過ごしているようです。
*2026年8月16日時点で飼育日数5,400日
フィリピンホカケトカゲとは…
フィリピンやインドネシアに分布し、アガマ科というトカゲのグループの中では最大の大きさで、1m前後にまで成長します。
名前の「ホカケ」は尾ビレが非常に発達していて船の帆のように見えることが由来です。尾ビレはオスの方が大きく立派で鱗は紫や青色になります。幼体時は、外敵などに襲われると水面を走り抜けることができます。成長するにつれその行動はできなくなりますが、後肢の指がオールのように広がっているので、長い尾を共に使うことで素早く泳ぐことができます。また、幼体は昆虫を中心に食べますが、成長に伴い果実や野菜を中心とした雑食性に変わるという意外な一面も。キリっとした見た目のカッコよさに反して非常に臆病で警戒心が強い性格をしています。当館の展示では、現地の生息地をイメージし、水場と陸上を行き来できるようになっています。水上の流木で休憩する姿や、長い尾を使って泳ぐ姿を観察できます。

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飼育スタッフに聞いた!フィリピンホカケトカゲのここを見て欲しい!
フィリピンホカケトカゲの水槽内にあるエサの小松菜に何かついていたらそれはコオロギパウダーです!また普段木の上や岩の上にいることが多いですが、たまに水中で泳いでいることも。警戒していることが多いですが、もし見かけたらよく観察してみてください。



その他、サンシャイン水族館で展示中の魚類の中にも、10年以上暮らしているエイやウツボなど、たくさんのシニア個体が暮らしています。

サンシャイン水族館の隠れ長寿はクマノミ?!

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アニメ映画のモチーフにもなった「クマノミ」は、海水魚の中でも人気の生き物。
飼育下では20年生きる個体も。当館の館内2階「クマノミとイソギンチャクの海」水槽でも、カクレクマノミやハナビラクマノミなどが、イソギンチャクと共生する姿を展示しています。この水槽には15年以上水槽で飼育している個体もおり、元気に泳ぐ姿を見せてくれています。

▼本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます
https://prtimes.jp/a/?f=d20364-1166-ab4e4001a069c248886528931aee8dd3.pdf

いきものディスカバリー通信のアーカイブはこちら
https://sunshinecity.jp/aquarium/animals/discovery/

※状況により、内容・スケジュールが変更になる場合がございます。※画像はイメージです。
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■サンシャイン水族館 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:10:00~18:00
※最終入場は終了30分前 ※季節・曜日で変動
入場料:大人(高校生以上)2,600円~、こども(小・中学生)1,300円、幼児(4才以上)800円 ※時期や特別営業などにより変動
問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp/aquarium/
※土・日・祝日及び特定日は、日時指定チケットの購入または日付指定WEB整理券の取得をおすすめします。詳しくは、水族館 ウェブサイトをご確認ください。
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