合気道家・藤崎天敬師範率いるフルコンタクト合気道覇天会が、「立ち関節技による制御と抑え」について公式ホームページにて発表
配信日時: 2026-09-25 11:00:00

伝統的な合気道の基本技を土台に、立ち関節技による制御を重視。型で学び、試合で実践・検証し、その成果を護身術、さらに無料護身術講習会を通じて社会へ還元する「フルコンタクト合気道」の取り組み。国際合気道連合 フルコンタクト合気道 覇天会(宗家・筆頭師範:藤崎天敬)は、フルコンタクト合気道の技術研究において重視している「立ち関節技による制御と抑え」について、2026年9月17日に公式ホームページ(https://hatenkai.info/)にて発表しました。
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国際合気道連合 フルコンタクト合気道 覇天会(宗家・筆頭師範:藤崎天敬)は、フルコンタクト合気道の技術研究において重視している「立ち関節技による制御と抑え」について、2026年9月17日に公式ホームページ(https://hatenkai.info/)にて発表しました。
覇天会では、相手を強く打撃したり、大きく投げたりすることを目的とするのではなく、合気道が本来持つ関節技や崩し、体捌きなどを活用し、相手を必要以上に傷つけることなく、すばやく動きを制御することを目指しています。
こうした技術を伝統的な合気道の型から学び、抵抗のある相手との試合・組手によって実践・検証し、そこで得られた知見を再び技術体系や護身術へ還元しています。
合気道には、一教、二教、三教、小手返しなど、相手の腕や関節、身体の崩れを利用しながら動きを制御する技が数多く存在します。
覇天会では、こうした合気道の技術的特徴を重視して稽古体系を構成しており、立ち関節技そのもの、または立ち関節技へつなげるための崩し・制御などを含めると、およそ7~8割が立ち関節技に関連する技術であると覇天会では捉えています。
これは、投げ技や当身を否定して、立ち関節技だけに特化するという意味ではありません。
相手の攻撃線から外れる体捌き、力を正面から受け止めないための受け流し、崩し、投げ技、当身なども重要な構成要素です。
そのうえで、合気道の基本技そのものに立った状態から相手を崩し、関節を通じて制御する技が多いため、その技術を実践的に研究していけば、自然に立ち関節技の比重も大きくなると覇天会では考えています。
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「倒す」のではなく、相手を必要以上に傷つけない制御を目指す
護身の目的は、相手を倒すこと自体ではありません。
危険な状況から自分や周囲の人を守り、安全を確保することが重要です。
そのため覇天会の護身術では、まず危険を避けること、距離を取ることを基本とし、掴まれた場合などにも可能であれば相手から離れて逃げる「離脱」を優先します。
それでも離脱が難しく、相手の行動を止める必要が生じた場合には、立ち関節技による制御を用います。
強い打撃によって相手を倒したり、大きな投げによって地面へ叩きつけたりする方法に頼るのではなく、立ち関節技によって力加減を調整しながら相手の動きを制限し、可能な限り相手を傷つけることなく、すばやく制御することを目指します。
もちろん関節技そのものにも負傷の危険性があるため、覇天会では段階的な稽古、力加減、安全管理を重視しています。
立ち関節技は、体捌き・崩し・受け流しと一体の技術
立ち関節技を重視することは、体捌きや力の受け流しを軽視することではありません。
相手の攻撃線から体を外し、力を正面から受け止めず、姿勢を崩す。そのうえで関節技へつなぎ、相手の身体全体の動きを制御していきます。
また、一つの関節技だけに固執するのではなく、相手の抵抗や動きに応じて別の技へ移行することも重要です。
立ち関節技は単独で成立するものではなく、体捌き、受け流し、崩し、投げ、当身などと連携する総合的な合気道技術の一部として位置づけています。
打撃だけで「倒す」事を中心とせず、捌きから合気道技へつなげる
覇天会のフルコンタクト合気道では打撃技も扱いますが、打撃だけで相手を倒すことを技術体系の中心には置いていません。
特に重視しているのが、相手の打撃を体捌きによってかわし、受け流し、そこから崩しや立ち関節技などの合気道技へ移行することです。
打撃の存在する状況でも、最終的には合気道本来の技術によって相手を制御することを目指します。
そのため、打撃への対応についても「打撃対打撃」だけで完結させるのではなく、
打撃を捌く → 崩す → 合気道技へつなげる → 制御・抑え
という一連の技術として研究しています。
フルコンタクト合気道の試合でも「安全に配慮し相手を必要以上に傷つけず制御する」ことを重視
覇天会が主催するフルコンタクト合気道選手権大会の「ユニファイドルール」では、防具を着用し、安全に配慮した条件のもとで抵抗のある相手と技術を試します。
ここでも、単に打撃による攻防を競うだけではなく、立ち関節技、崩し、投げ、抑えなど、合気道の技術によって相手を制御することを重視しています。また打撃も合気道で伝統的に稽古されてきた正面打ちや横面打ちなどを重視しています。
試合の目的は、相手を負傷させることではありません。
抵抗し、動く相手に対して、どのようにすれば合気道技を成立させ、相手を必要以上に傷つけることなく、すばやく制御できるのかを実践・検証します。
そして、その結果を日常の稽古や技術研究へ還元することに、試合を行う意義があると覇天会では考えています。
「伝統型→試合→技術還元→護身術→社会還元」という循環
覇天会では、伝統的な型稽古と実戦的な試合・組手を対立するものとは考えていません。
伝統型で技術原理を学ぶ
→ 試合・組手で抵抗のある相手に対して実践・検証する
→ 結果を技術体系や稽古へ還元する
→ 護身術として一般向けに再構成する
→ 無料護身術講習会などを通じて社会へ還元する
という循環を重視しています。
型だけで終わるのでも、試合の勝敗だけで終わるのでもありません。
そこで蓄積した技術や経験を護身術へ還元し、さらに「人を守るための一助となる技術」として一般社会へ提供していくことが、覇天会の目指す実戦合気道の一つの形です。
「相手を傷つける」ことではなく「制御する技術」を追究
実戦的な武道という言葉からは、激しい打撃や投げ技が連想されることがあります。
しかし覇天会が追究する実戦合気道・フルコンタクト合気道では、「相手をどれだけ強く攻撃できるか」ではなく、「必要以上に傷つけず、どこまで相手を制御できるか」も重要な技術的課題としています。
危険を避ける。可能であれば離脱する。それが難しい場合には、体捌きや崩しを用い、必要に応じて立ち関節技によってすばやく相手を制御し、安全を確保するのを目指す。
覇天会は今後も、合気道が受け継いできた技術を土台として、型・試合・護身術を循環させながら、「相手を必要以上に傷つけず制御するための合気道技術」の研究と普及を進めてまいります。
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藤崎天敬師範コメント
「合気道には、相手を投げるだけでなく、立った状態で関節を制御し、相手の動きを抑える多様な技術があります。私は長年、組手や試合を通じてこうした立ち関節技を研究・実践してきました。今後も立ち関節技の専門家として、その技術的価値を広く伝えるとともに、競技や護身術などへの応用を通じて、合気道の可能性を社会に発信していきたいと考えています。」
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藤崎天敬師範 プロフィール
藤崎天敬(ふじさき・てんけい)
国際合気道連合 フルコンタクト合気道 覇天会 宗家・筆頭師範。フルコンタクト合気道 創始者。
小学2年生から伝統的な合気道(岩間・武産系)を学び、初段を取得。18歳から実戦合気道の世界に入り、専門的に技術を学ぶ指導員コースを修了。19歳で実践リアル合気道選手権大会本戦に初優勝し、同大会で本戦優勝3回、準優勝1回、優秀賞1回の成績を残す。
2002年に横浜で合気道藤崎道場を設立。2006年に合気道覇天会を創設し、同年、第1回フルコンタクト合気道選手権大会を開催。伝統的な合気道の技術を土台としながら、抵抗のある相手との組手・試合による実践・検証を取り入れ、立ち関節技による制御、打撃の捌き、護身術などを研究・指導している。
技術・理念面では、「流転」と「掌握」を提唱。「流転」は、合気道における「武産合気」の考えを現代的な技術運用へ応用し、相手の動きや抵抗に応じて技を変化・連続させていく考え方。「掌握」は、「万有愛護」の考えに基づき、万有を愛護するのであれば対峙する相手もまた愛護すべき対象に含まれると捉え、その思想を技術面へ応用したものである。
本来は争わず、戦わないことが望ましいとしたうえで、やむを得ず技を用いる場合にも、可能な限り相手を傷つけることなく、すばやく制御することを重視する。
最終的には、技術的な強さだけを求めるのではなく、合気道の修行を通じて武徳を身につけ、不必要な争いそのものを避ける「和合」を目指している。
現在はフルコンタクト合気道選手権大会の主催・指導のほか、一般向け無料護身術講習会や企業・団体への護身術指導などを行い、合気道技術の実践研究と社会への還元に取り組んでいる。
■ 安全に関するご注意
本記事で紹介する護身術・合気道技術は、安全を保証するものではありません。また、関節技等の技術の練習には負傷の危険を伴うため、必ず専門的な指導のもと、安全に十分配慮したうえで行ってください。
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