紅麹コレステヘルプの「株」と「製法」の黒塗りを巡る審査請求、公開請求から9か月を経て大阪市情報公開審査会送りに ― 小林製薬が自ら公表していた「約50日培養」の製法を大阪市保健所は非公開
配信日時: 2026-09-09 08:00:00
紅麹コレステヘルプの「株」と「製法」の黒塗りを巡る審査請求、公開請求から9か月を経て大阪市情報公開審査会送りに ― 小林製薬が自ら公表していた「約50日培養」の製法を大阪市保健所は非公開
■ 1. 本リリースの要旨
株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町、代表取締役・薬剤師 森雅昭)は、令和7年12月3日、大阪市に対し、小林製薬株式会社「紅麹コレステヘルプ」の製造方法(製法)に関する行政文書の公開を請求しました。大阪市は同年12月16日付大大保第8472号で、製造仕様書、原料製造全体フロー、製造方法、種菌の培養条件等を非公開(黒塗り)とする部分公開決定を行いました。
当社は令和8年1月5日、この黒塗り部分の開示を求めて審査請求を行いました。令和8年9月3日付で審査庁である大阪市長名の弁明書(大大保第8321号)が当社に送付され、公開請求から9か月を経て、本件は大阪市情報公開審査会での審理に進みました。当社は令和8年9月7日付で反論書を大阪市長宛に提出しています。
紅麹コレステヘルプに用いられた紅麹菌の「株」と、その「製法」は、当社が行政文書の公開を求め続けてきた中心の論点です。大阪市保健所からの開示文書では、いずれも非公開のままです。
■ 2. 「約50日培養」は小林製薬自身が公表していた製法です
紅麹コレステヘルプの紅麹原料が約50日間の培養により製造されていたことは、小林製薬株式会社の2018年のプレスリリースに掲載されていた事実です(同社中央研究所のウェブサイトにも同旨の記載がありましたが、現在は削除されています)。当社は、公開請求の際にもこの「47日培養」の資料との照合記録を求めています。
食品衛生法の改正により、令和3年6月からHACCPに沿った衛生管理が全ての食品等事業者に義務化されています。製造工程を把握し危害要因を管理することが制度上求められる中で、大阪市保健所は、事業者自身が公表していた製法を黒塗りで開示してきました。当社が審査請求を行ったのは、この点についてです。
■ 3. なぜ製法の開示を求めるのか ― 食品業界28年の経験からの解説
以下は、当社代表 森雅昭が、薫製・発酵食品の製造に28年携わってきた経験に基づいて解説するものです。
長期間をかけて製造する食品には、必ず微生物の発育を抑える「バリア」があります。
・ 生ハム:乾燥と塩によって水分活性を下げ、微生物の発育を抑えながら熟成させます。
・ 味噌:微生物(麹菌)を培養する期間は数日です。その麹を塩分を含んだ大豆に混ぜると、麹菌は塩分によって発育できなくなり、麹菌が作った酵素によって熟成が進みます。
・ 酢:微生物を素に入れますが、酸性の環境では微生物は生きられず、酵素によって熟成します。
・ 日本酒:最初に微生物を培養し、それを米に混ぜます。アルコールが生成されることによって微生物は生きられなくなります。
いずれも、微生物を「培養する」期間は短く、その後は塩・酸・アルコール・乾燥といったバリアの下で「熟成する」という構造です。長期間にわたって微生物が発育し続ける状態は、意図的に作らないのが食品製造の基本です。
当社の経験の範囲では、水分活性が高い状態のまま、約50日という長期間にわたって微生物を培養し続ける食品は見たことがありません。だからこそ、この製法は黒塗りではなく、行政文書として検証可能な形で示されるべきだと当社は考えています。
■ 4. 反論書で求めていること
小林製薬「紅麹コレステヘルプ」の紅麹原料は、上記のとおり約50日間の培養によって製造されており、この製法は事業者自身が公表していたものです。大阪市保健所は、その製法に関する行政文書を黒塗りで開示しました。反論書では、事業者が既に公表していた情報を非公開とする理由、および本件決定に際して第三者への意見照会を行ったか否かについて、審査庁の説明を求めています。
■ 5. 経緯
・ 令和7年12月3日 当社、大阪市に公文書公開請求(紅麹コレステヘルプの製法資料、黒塗り理由等)
・ 令和7年12月16日 大阪市、部分公開決定(大大保第8472号)。製法に関する部分を非公開
・ 令和8年1月5日 当社、黒塗り部分の開示を求めて審査請求
・ 令和8年9月3日 大阪市長名の弁明書(大大保第8321号)を送付(大大保第8322号)
・ 令和8年9月7日 当社、反論書を大阪市長宛に提出
■ 6. 本リリースについて
・ 「約50日培養」の記載は、小林製薬中央研究所のウェブサイト(現在は削除)および同社2018年プレスリリースの掲載内容に基づくものです。
・ 第3節の解説は、当社代表の食品製造経験に基づく見解であり、一般的な発酵食品の例示です。特定の製法の適否や、製法と本件健康被害との因果関係を述べるものではありません。
・ 本リリースは、本件決定の違法性についての判断を述べるものではありません。判断は大阪市情報公開審査会および審査庁に委ねられています。
■ 追記:LINE公式アカウントを開設しました
当社は、紅麹文化の名誉回復を目的として、LINE公式アカウントを開設しました。情報公開請求により開示を受けた行政文書の内容等を随時ご案内します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/182444/103/182444-103-e59f02af05f82464a5d56c9fcada1c78-180x180.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ 会社概要
会社名:株式会社薫製倶楽部
所在地:〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟611-1
代表者:代表取締役 森雅昭(薬剤師)
事業内容:薫製食品の製造・販売(倉敷ソーセージ)
紅麹関連情報:https://kunsei.com/archives/category/benikoji
お問い合わせ:TEL 086-483-0602 sales@kunsei.co.jp
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/182444/103/182444-103-5efdce21443a4c514cc220b91c5db3c9-1200x650.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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