《国際理解教育》ベトナム人ゲストスピーカーが語る「生きた言語と文化」――大学生が多様な視点を学ぶ特別講義を開催【島根県立大学】
配信日時: 2026-06-15 11:00:00
国際コミュニケーションコースの学生44人が参加、外国語や外国文化を知る重要性を実感
2026年6月10日、島根県立大学浜田キャンパスにて、「ベトナムの言語と文化」というテーマで特別講義が行われました。国際関係学部国際コミュニケーションコースの2年生44人は、浜田市の国際交流員を務めているクイン先生から、ベトナム語の特徴やベトナムの大学生活についての講義を受けました。
日本とベトナムの相互理解に携わっているクイン先生は、日本人にとって、ベトナム語が学びやすい言語であると説明しました。ベトナム語は、アルファベットに似た文字を使っていること、文法が英語によく似ていること、動詞や形容詞の活用がないことに加えて、日本語の漢字によく似た単語が多いと紹介しました。ベトナムも、日本や韓国と同じように、過去に中国(漢字)から多大な影響を受け、独自の漢字文化を花開かせた歴史を持っていると説明しました。
ベトナムの大学生活や就職活動も学生の興味を引きました。ダナン外国語大学の日本語学科を卒業したクイン先生は、日本語だけでなく英語と中国語も流暢に話せるほどの高い語学力をお持ちですが、ベトナムの就職活動はとても厳しいという経験を語りました。実務経験がないと採用されないため、大学生の間から専門分野に関係するアルバイトをして経験を積む必要があることや、大学入学後は軍事訓練に参加しなければならないという文化の違いに、学生は目を丸くしました。
国際コミュニケーションコース2年の戸崎久美子さんは、「漢字を使っていたこと、お米を食べること、棚田の風景があると知り、日本とベトナムの共通点を見つけることができた」と述べ、ベトナムへの親近感を語りました。
また、同コース2年の加藤凛さんは、「ベトナムの大学生が軍事訓練が義務化されていることを知り、日本が平和な国であることを再認識できた」と自国への理解が深まった様子でした。
このほか、同コース2年の渡辺大毅さんは、「ベトナムにはハロン湾のような美しい自然やフォーのような美味しそうな食べ物がある。いつかベトナムに行ってみたい」と新しい発見をしました。
この特別講義を企画した国際コミュニケーションコース長の江口真理子教授は「外国語や外国文化を学ぶ意義は、単に『他者を知る』ことだけではなく、『他者という鏡を通して、自分自身や自国の姿を深く知る』ことにある。若い学生たちにはいろいろな外国文化に触れて視野を広げてもらいたい」と述べました。
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クイン先生の特別講義
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