【国立アイヌ民族博物館】石器約1万点を含む国内最大級の択捉島付近出土資料コレクションを寄託
プレスリリース発表元企業:公益財団法人アイヌ民族文化財団
配信日時: 2026-04-24 02:15:28
―神宮徴古館・農業館より寄託された資料の活用・展示充実へ―
国立アイヌ民族博物館(北海道白老町、野本正博館長)は、本年3月に神宮徴古館・農業館(三重県伊勢市)から択捉島付近出土の考古資料の寄託を受けました。
神宮徴古館の千島南部資料
神宮徴古館は、1909(明治42)年に日本で最初の私立博物館として創設された伊勢神宮の総合博物館です。今回寄託を受けた考古資料は、択捉島や国後島などで出土した土器約50点、石器約1万点、骨角器約100点となります。時期は、主に続縄文文化(約2,400年前~4世紀頃)やオホーツク文化(5~9世紀頃)に属します。[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122187/98/122187-98-e9c34029fd7a69c7ca5296ead584e433-2598x1949.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
択捉島付近出土資料の一部。択捉島・国後島の続縄文土器や黒曜石製石器など、地域独自の文化を示す資料群である。土器の拡大画像から波状の口縁や幾何学的文様が特徴的であることがわかる。
本資料は、伊勢出身の中瀬庄吉氏が戦前に主に択捉島付近で収集し、戦後に伊勢へ引き上げた後、1963(昭和38)年に神宮徴古館へ売却したものです。択捉島付近出土の考古資料は、現在では入手が非常に困難であり、所蔵する博物館なども極めて限られています。そのような中で中瀬庄吉氏が収集した考古コレクションは、質・量とも群を抜いており、択捉島付近の出土資料として国内最大級の規模を誇ります。
当館の展示活用
アイヌ民族は長い歴史の中で、北海道との文化的な共通性を保ちながらも、道東地域とは異なる独自の文化圏を先史時代から形成してきました。今回、当該地域の文化を紹介するうえで極めて重要となる大規模コレクションの寄託を受けたことにより、当館における展示内容は大きく拡充されます。今後、順次公開を予定しており、本資料を通じて北海道や択捉島付近の文化の実像をより深く伝えていきます。本件の広報を目的として画像素材をダウンロードしていただけます。
画像素材を使用される場合は、本文中のキャプションと、以下のクレジットをご記載ください。
画像提供:国立アイヌ民族博物館
※国立アイヌ民族博物館は、民族共生象徴空間(愛称:ウポポイ)の中にあります
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