ネクスティ エレクトロニクスとジーデップ・アドバンス、「NVIDIA DGX B200」をモビリティ業界向けGPUトライアルサービス「GAT」に導入

プレスリリース発表元企業:株式会社ネクスティ エレクトロニクス

配信日時: 2025-12-11 15:30:45



豊田通商グループのエレクトロニクス商社、株式会社ネクスティ エレクトロニクス(本店:東京都港区、代表取締役社長:山田 強、以下、ネクスティ エレクトロニクス)と株式会社ジーデップ・アドバンス(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:飯野 匡道、以下、ジーデップ・アドバンス)は12月11日に、両社が共同で提供するモビリティ業界向けのGPUトライアル環境提供サービス「GPU Advanced Test drive(以下、GAT)」において、新たに「NVIDIA DGX B200」を導入しました。これにより、AIの学習効率をさらに向上させ、モビリティ業界におけるAI開発・検証のさらなる加速に貢献します。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13146/85/13146-85-f3dcddfa04993e1eee73a3b7d422d368-898x944.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
     GATに導入した「NVIDIA DGX B200」

背景
昨今のモビリティ業界では自動運転、コネクティッドカー、EVの進化を背景に、AI 開発が競争力を左右する重要な要素となっています。しかしAI開発の検討段階では、十分な検証と投資判断が難しいケースが見受けられました。そこでネクスティ エレクトロニクスとジーデップ・アドバンスは 2024年4月より、モビリティ業界向けに最新GPUのトライアル環境を提供するサービス「GAT」を提供してきました。
高い稼働率で多くのお客さまに利用されている「GAT」において、お客さまの「学習データの大規模化・複雑化に対応した、さらに高性能なGPU環境が欲しい」とのニーズに応えるため、最新の「NVIDIA DGX B200」を導入します。これにより、学習期間の短縮や検証回数の増加を通じてお客さまのAI開発・検証のさらなる効率向上に貢献します。

NVIDIA DGX B200の概要と特長
「NVIDIA DGX B200」は、NVIDIA Blackwell Tensor コア GPU(以下、Blackwell GPU)を搭載したAIシステムです。
第5世代のNVIDIA NVLink で相互接続された8基のBlackwell GPUを搭載したNVIDIA DGX B200は、前世代のNVIDIA DGX H100と比較してトレーニング性能が3倍、推論性能は15倍に向上しています。

NVIDIA DGX B200 仕様
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13146/table/85_1_00b5ccd01b660f86c383548e3dad8207.jpg?v=202512110346 ]

GATのサービス内容
■マルチモーダルAI(異種データ対応AI)に対応した動画生成
- AIテキストやLiDARデータ、画像など複数モダリティーを入力し、走行環境や交通状況を動画として自動生成
- 自動運転開発に必要な膨大かつ多様なシナリオを短期間で構築可能


■自動運転シミュレーション支援
- マルチモーダル入力(センサー情報+環境条件+地図データ)を活用した高精度なシミュレーション
- 実車試験では困難なケースやレアケースを安全に再現し、開発の信頼性を向上


■独自の強化学習ツールによる開発支援
- 多様な環境データを活用し、車両制御アルゴリズムや経路選択を強化学習により最適化
- NVIDIA DGX B200の演算性能を活かし、大規模な試行錯誤を短期間で実現


■PoCから開発までの一貫支援
- 初期検証からシステム実装まで、両社が連携して一貫支援
- ネクスティ エレクトロニクス:モビリティ領域でのシステム開発支援、お客さま窓口
- ジーデップ・アドバンス:NVIDIA DGX B200を含むNVIDIAシステム提供、GPU最適化設計・運用支援


ジーデップ・アドバンス 代表取締役 CEO 飯野 匡道のコメント
「フィジカルAIの時代に向けてロボット技術は急速なスピードで進化しています。自律移動システムやスマートシティーの実現においてモビリティとフィジカルAIは密接な関係にあります。
GATでは用途に応じた最新のGPU PoC環境を取り揃えており、ベアメタルのハードウェアだけではなくアプリケーションレイヤーまで含めてプラットフォーム提供することにより、モビリティに特化したトライアル環境として開発者の皆さまを支援してまいります。」

ネクスティ エレクトロニクス 執行役員 / 事業開発ユニット ユニット長 高野 幹男のコメント
「NVIDIA DGX B200システムの導入により、モビリティ業界におけるAI開発環境のさらなる高度化を実現できたことを大変うれしく思います。これにより複雑かつ大規模な学習への対応が可能となり、開発効率の向上に貢献します。
加えて、ネクスティ エレクトロニクスが強みとするAI開発支援とツール提供を組み合わせることで、ハードウェアのみならずアプリケーションレイヤーまで含めた包括的な支援が可能となり、お客さまのAI開発をより実践的かつ迅速にサポートします。今後も両社の技術力を融合し、モビリティ分野の技術革新に貢献してまいります。」

※本文中に記載の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

■株式会社ネクスティ エレクトロニクスについて
会社名:株式会社ネクスティ エレクトロニクス
所在地:東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル
ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループのエレクトロニクス商社として、車載分野ではトップクラスの規模を誇ります。自動運転などの最先端技術を、他の産業分野に積極的に展開することで、技術・商材を中心に、幅広い分野でお客さまや社会のニーズに応え、社会課題の解決に貢献しています。また、豊田通商グループのグローバルネットワークを活用し、地域や分野を超えた最適なソリューションを提供しています。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
ネクスティ エレクトロニクス HP:https://www.nexty-ele.com/

■株式会社ジーデップ・アドバンスについて
株式会社ジーデップ・アドバンスは、「Advance with you」をミッションに、GPGPUをはじめとするアクセラレーターやハイエンドワークステーション、広帯域ネットワークや高速ストレージを用いたクラスターシステム、さらにライブラリやコンパイラ、ジョブスケジューラなどの運用ツールの提供構築から運用支援まで、仕事や研究を前に進めるための手段をオンプレミスやレンタル、クラウドなどあらゆる形態で総合的に提供するAIとビジュアライゼーションのソリューションプロバイダです。NVIDIA社の「NPN(NVIDIA Partner Network)」においてエリートパートナーとして活動しています。

株式会社ジーデップ・アドバンスについて:https://www.gdep.co.jp/
■製品、サービスに関するお問い合わせ先
株式会社ジーデップ・アドバンス ソリューション本部 E-mail:sales@gdep.co.jp

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