Google Cloud主催「第4回 生成 AI Innovation Awards」でテレビ朝日が優秀賞を受賞!

プレスリリース発表元企業:株式会社テレビ朝日

配信日時: 2025-12-08 16:24:29



株式会社テレビ朝日は、2025年10月30日にベルサール渋谷ガーデンで開催された、Google Cloud 主催 AI Agent Summit ’25 Fall 『第 4 回 生成 AI Innovation Awards』にて、優秀賞を受賞しました。
生成 AI Innovation Awardsは、国内100以上の企業が応募するAIのアワードで、10社がファイナリストに選出されます。今回そのファイナリストに選出され、最優秀賞こそ逃したものの、3社が選ばれる優秀賞を受賞しました。ファイナリスト選出は前回に続き2回目となります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30888/379/30888-379-2e5a88e24bf936a5c1451832da85c431-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



発表は「テレビ制作時間を大幅削減!並列 Gemini で支援する高速ファクトチェック」というタイトルで、番組台本のファクトチェックをするAIアプリについて紹介しました。番組制作時のファクトチェック(台本・ナレーション等の裏取り)は、スタッフが人力で確認しており、2時間の番組で約100時間かかるなど工数が膨大で課題となっていました。この課題を開発したAIアプリにより、下記の手順で自動化しました。
- 資料(PDF)からファクトチェックすべき「文章の抽出」
→ 入力文書を分割して、各チャンクごとで並列に抽出タスクを実行
- 抽出した各文章の「ファクトチェック」を実行
→ 構造化出力で判定内容+思考プロセスを表示させるデータ構造を定義。
Geminiのグラウンディング検索でソースを提示しながら、どのような思考プロセスで正誤判定したかを追える。
- マルチエージェントによる追加調査
→ 正誤判定を学習したエージェントと対話形式で深掘り。
不安や懸念を払拭し、更なる関連情報の取得が可能。
チャットで新たに上がった内容を加味して、再度ファクトチェックを実施。
※1,2では最大60個のGeminiが稼働。高速かつ高精度なファクトチェックを実現。

ファクトチェックの方法を番組スタッフと同じやり方でAIに作業させ、情報源を明示させることにより、精度の向上と利便性を追求しました。

AIエージェントを使ったアプリの技術的なレベルの高さと、番組ニーズを引き出し実用的なアプリとなった点、そして外部の会社に頼らず社内で開発しきった点が評価され、受賞にいたりました。


『Google Cloud 第 4 回 生成 AI Innovation Awards』とは
国内100社以上が応募するAIのアワードで、その中で10社がファイナリストに選出されます。日本の企業、スタートアップ、研究機関、大学等の教育機関、自治体部門などがエントリーでき、AIを用いた企業や組織の課題解決や革新的なアプローチを含む事例で、技術的革新性、実用性と実現可能性、社会的、経済的影響の3つの観点から評価されます。テレビ朝日は、前回の第3回に続き、2回目のファイナリスト選出でした。


第 4 回 生成 AI Innovation Awards
https://cloudonair.withgoogle.com/events/gcgenai-innovation-awards


Google Cloud 主催AI Agent Summit ’25 Fall概要
開催日 :
Day1:2025 年 10 月 30 日(木) 11:00 - 18:30(予定)
Day2:2025 年 10 月 31 日(金) 13:00 - 19:00(予定)
開催方法:ハイブリッド(ベルサール渋谷ガーデン / オンライン配信)
会場定員:1,000 名
https://cloudonair.withgoogle.com/events/gcai-agent-summit-25-fall?talk=25q4-d1t1-award5


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