札幌コンベンションセンターが日本の既存MICE施設で初となるLEED O+M認証「ゴールド」を取得

プレスリリース発表元企業:札幌市

配信日時: 2025-12-05 17:46:50

サステナブルなMICE開催を積極的に支援します



 
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 札幌コンベンションセンター(札幌市有施設、指定管理者:SORA-SCC共同事業体) は、令和7年11月26日に国際的なグリーンビルディング評価システムであるLEED(R) (Leadership in Energy and Environmental Design) の「既存建築物:運用・保守(LEED O+M)」において、「ゴールド」レベルの認証を取得いたしました。日本の既存MICE施設がLEED認証のゴールドを取得するのは、今回が初めてとなります。
1. LEED認証取得の背景と概要
 近年、MICE分野では、環境に配慮した「サステナブルMICE」の開催がグローバルな潮流となっており、国際会議の誘致活動においても、施設の環境性能が重要な要素となっています。
 札幌コンベンションセンターでは、持続可能な社会の実現に貢献するため、かねてより太陽光発電設備の設置や再生可能エネルギー100%電力の導入等により、環境負荷低減の取組を積極的に進めてまいりました。今回のLEED O+M認証取得は、施設の運用・保守における環境性能向上への継続的な努力が国際的な基準で高く評価されたものです。
2. LEED O+M認証について
 LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、 米国の非営利団体U.S.Green Building Council(USGBC)が開発・運用する、世界で最も広く普及しているグリーンビルディング認証システムです。建物の環境性能を総合的に評価し、その達成度に応じて「標準認証」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4段階評価があります。
 O+Mは、複数あるカテゴリーのうち、既存建物の運用・維持管理段階(Operations and Maintenance)に焦点を当てたもので、持続可能な運営を継続的に推進している施設に与えられるものです。
3. 主な評価ポイント
 今回のゴールド認証は、以下の取り組みが総合的に評価された結果です。
エネルギー効率の改善: 高効率空調設備の導入や、LED照明への全面的な切り替えなどにより、大幅なエネルギー消費量の削減を実現しました。
水使用量の削減: 節水型トイレや給水システムの最適化により、水資源の有効活用を推進しています。
廃棄物管理の徹底: 廃棄物の分別・リサイクルを徹底し、資源循環型社会への貢献を目指しています。
より快適な室内環境: 来場者や利用者の健康と快適性を考慮し、高品質な室内空気環境の維持に努めています。
4. 今後の展望
 今回のLEEDゴールド認証の取得は、当センターが環境に配慮したサステナブルなMICEの開催を積極的に支援していく意志を示すものです。
 今後も、さらなる環境負荷の低減に努めるとともに、国内外の主催者の皆様に、環境に配慮した会場として安心して当センターをご利用いただけるよう、サービスの向上に努めてまいります。

【施設概要】
・名称: 札幌コンベンションセンター
・所在地: 札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1
・所有者: 札幌市(指定管理者SORA-SCC共同事業体)
・ウェブサイト: https://www.sora-scc.jp/
・施設情報
 供用開始: 平成15年(2003年)6月1日
 敷地面積: 41,019平方メートル
 延床面積: 20,310平方メートル
 構造: RC造、一部SRC・S造、地下1階地上3階建

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