金属加工のパイオニア・竹中が ”FMS活用体制” を本格運用へ
プレスリリース発表元企業:株式会社竹中
配信日時: 2025-06-04 10:00:00
~変動対応力と安定供給を両立~
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156693/1/156693-1-02c9ba0d1d0ea2439cdb6d73a0eff25c-962x722.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
藤岡工場のFMS(Flexible Manufacturing System)
株式会社竹中(本社:栃木県佐野市、代表取締役:竹中 彰一、以下「竹中」)は、FMS(フレキシブル・マニュファクチャリング・システム、以下「FMS」)と、汎用マシニングセンタおよびNC旋盤群との役割分担を明確化し、加工内容に応じた最適な生産体制を構築いたしました。
これにより、FMSでは中~長時間の連続稼働が求められる加工案件に対し、夜間を含む無人運転による効率的な対応が可能となり慢性的な人材不足への対応と、製品の安定供給体制が強化されました。一方で、短納期・多品種小ロットの案件については、汎用設備を中心とした柔軟な体制で対応し、変化の激しいニーズにもスピーディーに応じることができます。
設備の特性を最大限に活かすこの生産体制は、生産性・品質の両面で大きな成果をもたらしており、安定供給体制の強化にもつながっています。
竹中は今後も“量産加工のソリューションパートナー”として、製造現場の高度化と持続可能なものづくりを支えながら、お客様の多様なニーズに確実にお応えしてまいります。
最適加工体制構築の背景
近年、製造業を取り巻く環境は急速に変化しています。人手不足や熟練技術者の減少に加え、受注内容の多様化・短納期化といった課題が深刻化する中、生産現場にはこれまで以上に「効率性」と「柔軟性」の両立が求められています。また、供給網の安定性確保や持続可能な生産活動への対応も、企業にとって重要な経営課題となっています。
こうした背景のもと、竹中ではこれまで蓄積してきた加工技術と生産ノウハウをベースに、FMSを中心とした高度な生産体制を構築。設備の自動化・稼働率の最大化といった生産性の向上だけでなく、少量多品種・変動型の生産にも柔軟に対応できる体制整備に注力してまいりました。
設備特性を活かした、竹中独自の「最適加工体制」
FMS(フレキシブル・マニュファクチャリング・システム)による、効率的な加工対応φ1,000×高さ1,300mmの中大サイズ鋳鉄や鍛造部品の重切削および高速仕上げ加工が可能な横型マシニング3台とパレット搬送システムによる段取り工数の削減や夜間無人運転で、加工時間が長い部品を無駄なく生産。
リピート品の短納期対応など市場変化にも柔軟に対応できる体制を実現。
対応サイズ:φ1,000×高さ1,300mm 対応数量:10台~60台程度/月
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FMSのパレット搬送システム
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FMSの横型マシニングセンタ
汎用ショップによる柔軟な加工対応
中大サイズの加工に適したマシニングセンタと大型旋盤を合計19台配備し、高度な加工技術を駆使し長時間を要する複雑な加工の重量物、大径部品、角物から丸物までをカバーする「汎用ショップ」としての機能を持たせ、お客様の多様なニーズに対応。
対応サイズ 【丸物】最大φ1200×700mm 【角物】最大1900×800×600mm 【重量】~1t
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汎用ショップラインとFMSの加工品 例1
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汎用ショップラインとFMSの加工品 例2
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最大φ1200×700(mm)の加工が可能な立型NC旋盤
対応業界と期待されるニーズ
このように、FMSと汎用ショップによる独自の生産体制により、竹中は「変化に強い」「競争力のある」中大サイズ部品の少ロット加工を実現しています。また、国際品質マネジメント規格「IATF16949」の取得により、トレーサビリティ、工程管理、継続的改善といった高度な品質要求にもグローバル水準で対応可能です。こうした竹中の柔軟な生産体制は大手メーカーおよび粗材メーカー各社から高い信頼をいただいており、最適加工体制の構築により下記の業界を中心に、今後さらに高まるニーズに対応が可能です。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/156693/table/1_1_b172f682fbfadfbd04ea2c970c4217a7.jpg ]
竹中は、“量産加工のソリューションパートナー”として、単なる受託加工にとどまらず、柔軟な生産体制と技術対応力を強みに、お客様の課題解決と持続可能なサプライチェーンの構築に貢献してまいります。
株式会社竹中について
竹中は、1938年の創業以来、MC(マシニングセンタ)やNC旋盤を350台以上保有し、高精度・高効率な金属加工技術を強みとして、トラックを中心とした商用車部品の製造に取り組んでまいりました。近年では、産業用部品や船舶部品の製造にも対応し、より幅広い業界ニーズに応えられる体制を構築。建設機械、工作機械、エネルギー関連部品の分野にも注力し、業界にとらわれない柔軟な生産対応を可能としています。
2021年に藤岡工場、2023年には藤岡第二工場を竣工。24時間空調や自動化生産ラインの導入など、新たな事業にも対応できる生産環境の整備を進めています。今回の体制整備により、自動車や建設機械分野において、補給部品・メンテナンス部品の長期安定供給パートナーとして、より一層の信頼に応える体制を構築いたしました。
■竹中の特徴
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/156693/table/1_2_98db2ad3d43c92f039666f0520390537.jpg ]
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156693/1/156693-1-64bf0cbceba818cdd96edc7b6d5ebc89-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本社工場全景
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156693/1/156693-1-9a2e59f97298f3e6b21f8e8a1dc93c5b-240x237.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社竹中
代表者 : 代表取締役社長 竹中 彰一
所在地 : 〒327-0816 栃木県佐野市栄町7番2号
設立 : 1938年8月
事業内容: 自動車部品・産業用部品の製造業(IATF16949取得)
資本金 : 5,300万円
URL : https://takenaka-tac.co.jp
■本プレスリリースに関する問い合わせ先
株式会社竹中 営業企画室 担当:小林
E-mail:takenaka-info@takenaka-tac.co.jp TEL:0283-23-2633
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