STマイクロエレクトロニクス、FA向けデバイス・ノード開発を簡略化するモジュール型IO-Link開発キットを発表
配信日時: 2025-05-27 17:00:00
ソフトウェアとアクチュエータ・ハードウェアを搭載したすぐに使用可能なキット
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、アクチュエータとセンサの構築を簡略化するIO-Link開発キット「P-NUCLEO-IOD5A1」を発表しました。この開発キットには、必要なハードウェアとソフトウェアがすべて含まれており、インテリジェント・パワースイッチを内蔵したアクチュエータ・ボードも搭載されています。
P-NUCLEO-IOD5A1には、アクチュエータのハードウェアが含まれているため、あらゆるタイプのデバイス・ノードにおいて、IO-Linkの強力な双方向ポイント・ツー・ポイント接続を活用することができます。IO-Linkはファクトリ・オートメーションにおいて広く使用されているプロトコルであり、基本的な入出力データだけでなく、機器設定や診断レポートなど、センサやアクチュエータとの高度な通信が可能です。
P-NUCLEO-IOD5A1ボックスは、STM32 Nucleoマイクロコントローラ(マイコン)メイン開発ボードと、トランシーバ・ボード、アクチュエータ・ボードで構成されています。トランシーバとアクチュエータの両ボードは、スタック可能で、メイン・ボードのヘッダに接続されます。このモジュラー・キットは、IO-Linkデバイスをすぐに設定して評価を始められるため、コンパニオン・ソフトウェア・パックに含まれるドライバやアプリケーション・サンプルを活用できるようになります。
トランシーバ・ボード(X-NUCLEO-IOD02A1)にはSTのデュアル・チャネルのIO-Link物理層IC「L6364Q」が搭載されており、これがIO-Linkのマスタと通信し、産業用機器での一般的な危険要因(サージや逆接続など)に対して保護します。アクチュエータ(X-NUCLEO-DO40A1)に搭載されたSTの産業用4チャネル・ハイサイド電源スイッチ「IPS4140HQ」は、500mAの負荷を駆動でき、過熱保護機能とチャネルごとの短絡保護機能を内蔵しています。
STM32ファミリのメイン・ボード「NUCLEO-G071RB」には、「STM32G071RB」マイコンと、外部ハードウェアが含まれており、これはトランシーバと電源スイッチの制御に必要なものです。同マイコンは、コンパニオン・ソフトウェア・ファンクション・パック(FP-IND-IODOUT1)に含まれるSTのIO-Linkデモ・スタック・ライブラリ(X-CUBE-IOD02)を実行します。このパックには、電源スイッチ(X-CUBE-IPS)の制御用ソフトウェアと、評価時にボードをセンサまたはアクチュエータとして使用するためのサンプル・コードも含まれています。
この包括的なP-NUCLEO-IOD5A1キットはSTの販売代理店またはeStoreから入手可能で、価格は約130.00ドルです。
詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約50,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、すべての直接・間接排出(スコープ1および2)、ならびに製品輸送、従業員の出張・通勤による排出(スコープ3の注力分野)におけるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めており、2027年末までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画です。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250
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