オランダで「和」と果物や野菜が出会う。浮世絵に着想を得た日本人デザイナーのポスターが現地で公開
配信日時: 2025-04-24 10:30:00



オランダ・フローニンゲン市にて現在開催中の産物マルシェおよび市内の喫茶店にて、日本人グラフィックデザイナーによるポスタービジュアルが公開されました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/434168/LL_img_434168_1.png
市場とカフェにて使用されているポスター
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/434168/LL_img_434168_2.png
ポスター
オランダは、かつて画家ファン・ゴッホが日本の浮世絵から強く影響を受けたことでも知られ、日本文化や「和」の美学に親しみのある国のひとつです。そうした背景の中で、今回のポスターシリーズは、果物や野菜を題材に、日本の伝統美術「浮世絵」の様式を現代的に再構成したユニークな作品群として登場しました。
中でも特に注目を集めているのが、葛飾北斎の『百物語』にインスピレーションを得た作品群です。いちご・オレンジ・バナナといった果物が妖怪画のモチーフと融合し、幻想的かつ大胆なビジュアルが道ゆく人々の目を引いています。
その他にも、武士ときゅうり、鬼が両断するパプリカとパプリカの中に隠れていた妖怪たち、鬼に斬られていくマンゴーなど、日本の伝統的なキャラクターや世界観を食材と組み合わせた作品が並びます。それぞれに「和」のエッセンスを宿しながらも、鮮やかな色彩とダイナミックな構図で、現代の広告デザインとしても高い完成度を誇っています。
さらに、マンゴーやアボカドを描いたポスターには、背景に栄養素やビタミン成分がグラフィカルに配置されるなど、健康意識や情報性を感じさせる工夫も施されています。伝統とモダンが調和したその表現は、広告としてだけでなく、日常に寄り添う“機能するビジュアル”としても評価されています。
「日常にある食べ物と和の美学の融合」をコンセプトに、見慣れた食材に新たな視点を与える今回のデザインシリーズ。その斬新な表現は、遠く離れたオランダの街角で、「和の美学」が静かにオランダの日常に溶け込みはじめています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/434168/LL_img_434168_3.jpg
市場の様子 1
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/434168/LL_img_434168_4.jpg
市場の様子 2
【デザイナー】
大保 翼 : https://x.com/Tsubasaaaaaaa14
Instagram: tsubasa.o.22
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プレスリリース提供元:@Press
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