Oracle Cloud Infrastructureで資生堂のデータドリブンな営業活動を支援する販売・顧客分析システム基盤を再構築
配信日時: 2025-02-04 12:00:00
約5,000人が利用する販売・顧客分析システム基盤をオンプレミス環境からOCIに移行し、運用コストを約20%削減、夜間バッチ処理を約90%高速化
東京 - 2025年2月4日
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社 資生堂( https://corp.shiseido.com/jp/ )(本社:東京都中央区)が同社の販売・顧客分析システム基盤「B-NASS+」の移行に「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)( https://www.oracle.com/jp/cloud/ )」を採用し、クラウド環境にて再構築が完了したことを発表します。移行および運用構築は同社のDX・IT戦略機能子会社である資生堂インタラクティブビューティー株式会社( https://www.shiseidointeractive.com/ja/ )が担当しました。
「B-NASS+」は、国内外の販売管理と顧客・購買管理の情報に、市場の動向を組み合わせ、網羅的に分析するための全社システム基盤で、2016年から運用を開始し、約5,000人が利用しています。数千の店頭POSからデータを収集、分析し、営業やマーケティング担当者がより綿密な提案を行えるよう、取引先ごとのデータを一覧できるモニタリング機能、商談に使う提案書テンプレート、詳細な顧客分析機能などを備えています。従前の「B-NASS+」は、オンプレミスの「Oracle Database」、「Oracle Business Intelligence」、汎用サーバーやストレージで構築していました。OCI上の「Oracle Exadata Database Service( https://www.oracle.com/jp/engineered-systems/exadata/database-service/ )」と「Oracle Analytics Cloud( https://www.oracle.com/jp/business-analytics/analytics-platform/ )」に移行することで、データの増加や多様な分析ニーズに対応しながら、性能、安定性を向上し、コストを軽減し、データドリブンな営業およびマーケティング活動を実現しました。
OCI導入後、高い柔軟性と拡張性を確保しつつ、5年間のTCO(総所有コスト)を最適化し、運用コストを約20%削減しました。さらに、「Oracle Exadata Database Service」の導入により、夜間バッチ処理が約90%高速化し、画面レスポンスも改善され、処理性能が大幅に向上しました。「Oracle Analytics Cloud」を活用することで、従来のインターフェイスをクラウド環境でもそのまま利用でき、新たなセルフサービスBI環境も展開されました。さまざまなデータを高い自由度で分析できるようになり、データ分析の利便性が向上しました。
「B-NASS+」のシステム基盤刷新プロジェクトは、日本オラクルのコンサルティング部門の支援のもと、検証、環境構築、移行が行われました。2022年4月に設計を開始し、本番環境の構築、データベース基盤の移行、分析プラットフォームの構築、検証などの工程を経て、2023年6月にOCI上での運用を開始しています。
資生堂インタラクティブビューティーは本基盤へのデータ集約をさらに進め、AIと機械学習の組み合わせやセルフサービスBIを実現していきます。利用者がより容易にインサイトを取得し、リアルタイムでデータを活用できる営業活動へと進化させていく方針です。
株式会社 資生堂 CITO 兼 資生堂インタラクティブビューティー 共同代表取締役社長 高野 篤典 氏は次のように述べています。「OCIへ移行することで、増大するデータや多様な分析ニーズに対応するための安定した処理性能、拡張性、柔軟性に優れたシステム基盤を構築できました。これまで活用してきたオラクル製品機能のクラウドでの高い再現性と性能により、利用者に変化を感じさせない移行ができ、より堅牢でありながら柔軟性や拡張性の高い基盤へ進化したことを嬉しく思います。今後は将来リリースされる生成AI含む新規機能をタイムリーに活用し、より高度な『データドリブン』支援基盤への進化に取り組んでいきます。」
資生堂は、オラクル・コーポレーション主催の「2024 Customer Excellence Awards」において、Infrastructureカテゴリで「Data Platform Innovation Award」を受賞しました。資生堂インタラクティブビューティーによるAward受賞のコメントはこちら( https://note.shiseidointeractive.com/n/n3ef4199785d7 )。
日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウドサービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL https://www.oracle.com/jp
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com/ をご覧ください。
商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
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