AnsysとNVIDIA、コンピュータ支援エンジニアリングの新時代を切り拓く~協業拡大が推進するアクセラレーテッドコンピューティングとジェネレーティブAIがもたらすシミュレーションの未来

プレスリリース発表元企業:アンシス・ジャパン株式会社

配信日時: 2024-04-11 10:01:25



主なハイライト


AnsysはNVIDIAと、アクセラレーテッドコンピューティング、6G通信システムの高度化、人工知能(AI)を取り入れたシミュレーションソリューション、自動運転車、デジタルツイン、拡張グラフィックス、ビジュアルレンダリングで協業
AnsysはAlliance for OpenUSD (AOUSD)に加盟し、Ansysの全製品における3Dコンテンツのデータ相互運用性を促進
NVIDIAは、ハードウェアを最適化するためにAnsysソリューションの利用を拡大する一方、AnsysはNVIDIA Blackwell GPU、HopperアーキテクチャベースのGPU、GB200 Grace Blackwell Superchipsを利用して、既存のソリューションの拡張と高速化を図る

  関連リンク:https://aousd.org/

Ansys (NASDAQ:ANSS)は本日、アクセラレーテッドコンピューティングとジェネレーティブAIを活用した次世代シミュレーションソリューションの開発における、NVIDIAとの協業を発表しました。今回の協業拡大により、最先端の技術を融合した6G技術の進化、NVIDIA GPUを介したAnsysソルバーの強化、NVIDIA AIのAnsysソフトウェア製品への統合、物理ベースのデジタルツインの開発、NVIDIA AIファウンドリサービスで開発された大規模言語モデル(LLM)のカスタマイズが実現します。
関連リンク:http://www.ansys.com/ja-jp/
      https://www.nvidia.com/en-us/ai-data-science/generative-ai/

Ansysは最近、データの相互運用性を強化し、そのポートフォリオに強化されたグラフィックスとビジュアルレンダリングを提供するために、AOUSDに参加しました。Ansysは、すでにAnsys AVxcelerate Autonomy™をNVIDIA Omniverseプラットフォームが提供するNVIDIA DRIVE Simに接続しており、今後、Ansys STK™、Ansys LS-DYNA™、Ansys Fluent™、Ansys Perceive EMなど、ポートフォリオ全体の統合を調査する予定です。このシームレスな相互運用性により、ユーザーは工場レベルから惑星レベルのシミュレーションまで、さまざまな課題に取り組むことができます。
関連リンク:https://www.nvidia.com/en-us/omniverse/


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2541/86490/700_368_2024041012463866160b9e2ae68.png


【上図】NVIDIA OmniverseのAnsys Perceive EMが、コロラド州デンバーの移動車両の5G/6Gアンテナ信号をモデル化


Omniverseの統合に加えて、この協業では、次の4つの分野での進歩を優先します。


アクセラレーテッドコンピューティング: AnsysはNVIDIAと協力し、ハイパフォーマンスコンピューティングの数値研究を推進することで、さまざまな業界のお客様が設計サイクルを短縮し、さらに複雑化する製品を提供できるようにします。Ansysは、NVIDIA H100 Tensor Core GPUを活用して複数のシミュレーションソリューションを強化し、Ansys Fluent、Ansys LS-Dyna、Ansysエレクトロニクスおよび半導体製品を含むAnsysポートフォリオ全体の製品に対して、NVIDIA BlackwellベースのプロセッサとNVIDIA Grace Hopper Superchipsを優先的に採用しています。同時に、NVIDIAは半導体ツールを含むAnsysの技術を活用して、仮想モデルとデータセンターの設計を強化し、最終的にはAnsysソルバーの性能を加速させます。




6G通信:Ansysは、NVIDIA 6G Research Cloudプラットフォームを最初に採用した企業の1つであり、研究者は無線アクセスネットワーク(RAN)技術向けのAIを進化させるための包括的なスイートを利用できます。Ansys HFSS™を搭載した新しいソルバーであるAnsys Perceive EMは、6G技術の開発を加速するために設計されたNVIDIA 6G Research Cloudを基盤としています。Perceive EMのオンデマンド合成データは、6Gシステムのデジタルツインに革命をもたらし、実世界の状況が無線ネットワークの性能にどのような影響を与えるかを評価できる高い予測精度を実現します。Perceive EMは、それぞれ2,900以上の大学と2,100以上のスタートアップ企業に導入されているAnsysアカデミックプログラムとAnsysスタートアッププログラムでも利用できます。
関連リンク:https://www.ansys.com/ja-jp/academic
      https://www.ansys.com/ja-jp/startup-program



AIを活用したシミュレーション:Ansysは最新のAI技術でソフトウェア製品をさらに強化するために、物理ベースの機械学習のためのNVIDIA Modulusフレームワークを検討しています。この作業は、より効率的な最適化、感度解析、ロバスト設計など、Ansys AI+製品ファミリーの機能を強化することを目的としています。




AIファウンドリ:AnsysはLLM開発を推進するためにNVIDIA AIファウンドリの採用を検討しており、セットアップと使用を簡素化することでシミュレーションの民主化をさらに進めています。Ansysのソリューションに合わせた将来のLLMは、新しいユーザーに門戸を開き、新しいシミュレーションのユースケースを生み出す、エキスパートによる仮想支援を提供する可能性があります。Ansysは、ジェネレーティブAI機能をより簡単に、よりコスト効率よく、より迅速に開発できるツール群を提供するNVIDIA NeMoプラットフォームを活用する予定です。



Ansysの社長兼CEOであるAjei Gopalは、次のように述べています。
「NVIDIAとのコラボレーションを拡大し、ジェネレーティブAIとアクセラレーテッドコンピューティングの新しいフロンティアを実現することを大変嬉しく思います。NVIDIA Omniverseのダイナミックな領域において、当社の先見性のあるお客様はイノベーションを推進し、仮想現実と物理現実を橋渡しすることで、明日のテクノロジーを形成し、現代の最も差し迫ったエンジニアリングの課題の解決を支援することができます」

NVIDIAの創設者兼CEOであるJensen Huang氏は、次のように述べています。
「製造されるものはすべてデジタルツインになります。そして、重工業市場の世界中の設計者やエンジニアは、シミュレーションエンジンとしてAnsysを利用しています。当社はAnsysと協力し、これらの大規模なワークロードにアクセラレーテッドコンピューティングとジェネレーティブAIを導入し、Ansysの主要な物理シミュレーションツールをNVIDIA Omniverseデジタル化技術で拡張します」



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※本プレスリリースは、米Ansys Inc.が2024年3月18日(現地時間)に発表したリリースの抄訳です。原文は、https://www.ansys.com/news-center/press-releases/3-18-24-ansys-and-nvidia-pioneer-next-era-of-cae
をご参照ください。

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Ansysについて
当社のミッション:人類の進歩を促進するイノベーションに力を

Ansysのシミュレーションは、ビジョナリーカンパニーが世界を変える革新的アイデアを、設計から現実のものにするために活用されています。50年以上にわたり、Ansysのソフトウェアは、様々な業界のイノベーターがシミュレーションの予測能力を活用して、限界を越えることを可能にしてきました。持続可能な輸送手段から高度な半導体まで、衛星システムから救命医療機器まで、Ansysは人類の進歩における次なる大きな飛躍の原動力となります。

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https://www.ansys.com/ja-jp/news-center/press-releases#t=NewsTab&sort=relevancy&layout=card&numberOfResults=20

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