インテグリカルチャー、一正蒲鉾、マルハニチロの3社が進める魚類細胞の培養技術開発で最初のマイルストーンを達成
配信日時: 2023-11-21 10:00:00
共同研究を継続、持続可能な次世代の魚肉タンパク「細胞性食品」の大規模商業生産を目指す
動物由来細胞から食品や原料などを作る「細胞農業」で持続可能な世界を目指すインテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役CEO:羽生 雄毅、以下インテグリカルチャー)は11月21日(火)、一正蒲鉾株式会社(本社:新潟県新潟市東区、代表取締役 社長執行役員:野崎正博、以下一正蒲鉾)とマルハニチロ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:池見 賢、以下マルハニチロ)の3社での培養魚肉の研究開発において、最初のマイルストーンを達成し、魚類の筋肉由来細胞の培養技術の確立に向けて共同研究開発の継続を決定したことを発表します。
[画像: https://prtimes.jp/i/34252/32/resize/d34252-32-9a0792a6155b1814b360-0.png ]
2022年9月より、インテグリカルチャーは、一正蒲鉾とマルハニチロの2社と共同で培養魚肉の研究開発を進めてきました。本研究では、マルハニチロが検証に必要な生きた魚(細胞)の提供を担い、インテグリカルチャーが独自開発した細胞培養技術「CulNet(R)(カルネット) システム」(以下、カルネット システム)を使って魚の細胞の培養技術の確立を推進しています。また一正蒲鉾が、50年以上続く事業で培ったノウハウを提供することで水産加工食品向けに研究対象を拡大し、培養魚肉の大規模商業化生産を目指しています。この度、共同研究の開始から1年が経ち、最初のステージにおいて一定の成果が得られたことから、引き続き共同で研究を実施する契約を締結しました。
世界で進む人口の爆発的な増加や気候変動をはじめ、将来的なタンパク質不足が叫ばれる中、いかにしてサステナブルな農林水産業を実現するかは、世界的に重要な課題です。そうした中、3社による培養魚肉の研究開発は、サステナブルな資源開発や新たな価値創造に貢献できるものだと考えています。
一正蒲鉾株式会社について < https://corporate.ichimasa.co.jp/ >
一正蒲鉾は、1965年の創業以来、安全・安心でおいしい商品づくりに邁進し、水産練製品業界トップクラスのシェアを獲得。「お客さまに愛される味づくり」に日々努めています。2045年のありたい姿として「ICHIMASA30ビジョン」(2016年度~2045年度)を定め、そのなかで、常に技術を探求し、未来に向けてあらゆる“食”の情報を発信する「食品バイオ企業」を目指しています。また、2020年7月に「一正蒲鉾株式会社ESG経営宣言」を制定しており、水産練製品・惣菜事業、まいたけ事業を展開する企業として、いま享受している豊かさを、次世代へつなぐことが企業の極めて重要な務めとし、持続的な社会の実現への貢献と企業価値向上を両立する経営を推進していきます。
マルハニチロ株式会社について< https://www.maruha-nichiro.co.jp/ >
マルハニチロは「本物・安心・健康な食を提供し、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献する」をミッションに、良質な魚タンパクの供給を通じて人々の食や健康に貢献してきました。また、水産資源を持続させ地球環境を守るため、事業活動を通じて社会課題の解決に向き合っています。世界で高まる魚の需要に対し、環境リスクを最小限にしながら持続可能な魚タンパクの供給をするため、今回の共同研究に至りました。
インテグリカルチャー株式会社について < https://integriculture.com >
独自開発の細胞培養技術「CulNet(R) (カルネット) システム」を、食品・素材・皮革などをつくるバイオ資源生産技術のプラットフォームとして開発し、様々な分野で活用する未来を目指しています。
カルネット システムは、動物体内の臓器間相互作用を模した環境を擬似的に構築する装置です(特許取得済み)。本技術は、動物細胞を大規模かつ安価に培養可能で、培養肉をはじめ、様々な用途での活用を検討していて、既にラボスケールでは、高コストの一因であった血清様成分の作出を実現しています。血清様成分作出の実現により、原料調達・管理・コストで課題となる牛胎児血清(FBS)や高価な成長因子が必要なくなり、細胞培養生産の大幅なコストダウンと、より高度なサプライチェーン管理が可能になります。
・細胞農業について: https://www.cellament.jp/cell-ag
・カルネット システムについて: https://integriculture.com/technology/
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