2023年5月度 高額保険金お支払い事例「犬の胆嚢粘液嚢腫に約50万円」:ペット保険「PS保険」調べ

プレスリリース発表元企業:ペットメディカルサポート株式会社

配信日時: 2023-09-27 10:30:00

ペット保険の「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米満 明仁)は、当社ペット保険「PS保険」が、2023年5月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の胆嚢粘液嚢腫(たんのうねんえきのうしゅ)」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。



■2023年5月度 月間高額保険金お支払い事例
2023年5月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/57917/table/109_1_a6410a24366467b04c91b1eecf882b5d.jpg ]

※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しています。
※個別の契約に関してはお答えいたしかねます。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
※2023年5月1日~2023年5月31日に保険金支払手続きを行った事案について掲載しています。

一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

■平均的な保険金のお支払い事例
保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的な保険金のお支払い事例としてペットの嘔吐・下痢の診療をご紹介します。
嘔吐・下痢の事例
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/57917/table/109_2_910582ca8279264540627ec04010718b.jpg ]

上記金額は、1,000円未満を切り捨てています。

■高額診療「犬の胆嚢粘液嚢腫」を獣医師が解説
2023年5月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の胆嚢粘液嚢腫」の診療内容について、当社ペット保険付帯サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。

胆嚢粘液嚢腫とは、どんな病気なのか
胆嚢(たんのう)は肝臓の近くにある袋状の臓器で、肝臓で作られた胆汁を貯留する働きがあります。胆汁は、胆管を通じて十二指腸に排出され、消化を助けます。
胆嚢粘液嚢腫とは、胆嚢内にゼリー状の粘液が蓄積し胆嚢が膨張する疾患で、胆嚢壁からの粘液の過剰分泌が関係していると考えられます。この原因は不明ですが、内分泌疾患、高脂血症、胆嚢の運動性低下など、多くの要因が関与している可能性があります。
無症状の場合もありますが、食欲不振、嘔吐(おうと)、腹痛、発熱などが見られます。重篤例では、胆管の閉塞や胆嚢破裂などが起こり非常に危険です。
胆嚢粘液嚢腫により胆汁の流れが妨げられると、血液中のビリルビン(赤血球に含まれる色素)の量が増え、高ビリルビン血症を引き起こします。これにより、黄疸(おうだん:皮膚や粘膜が黄色くなる症状)が生じる場合があります。

事例の犬の胆嚢粘液嚢腫の通院日数、入院日数、手術回数について
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/57917/table/109_3_47f1ce2045910b222f4f48edeb0c3f6f.jpg ]

※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。

犬の胆嚢粘液嚢腫の診療内容
※下記の内容は、犬の胆嚢粘液嚢腫の一般的な診療についての記述であり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。

検査
・問診、視診、触診
飼い主さんに症状が始まった時期、既往歴の有無、薬の投与歴などの問診を行います。また、黄疸の有無を確認します。

・血液検査
採血をして、白血球数の増加や肝酵素値の上昇がないかなどを確認します。また、高ビリルビン血症の有無を観察します。

・超音波検査
超音波の画像により、胆嚢の状態を確認します。

治療法
胆嚢粘液嚢腫の一番の治療法は外科治療です。症状がない、外科手術を希望されない、といった場合は内科治療が選択されます。

・内科治療
胆汁の流れを改善させる薬や抗生剤の投与、食事療法が中心です。

・外科治療
胆嚢を切除します。胆管閉塞が見られる場合は、同時に閉塞を解除する手術も行います。胆嚢の内容物が腹腔内に漏れ出ているときは、徹底した洗浄も行います。術前検査として血液検査や胸のレントゲン検査を行い、全身麻酔を安全に行えるか確認します。

予後
胆嚢粘液嚢腫は外科手術後の合併症の発生や死亡率が高いことが知られており、外科手術が成功しても多くの場合、予断を許しません。外科手術後の経過が良い場合でも、飲水や食事が可能になるまでは入院が必要です。

まとめ
胆嚢粘液嚢腫は、早期に外科治療が行えたとしても術後に合併症を起こしたり亡くなったりするリスクが少なからずあり、かといって内科治療では根治が期待できないという非常にやっかいな疾患です。
胆嚢破裂などを起こしてしまうとさらに予後が悪くなるため、やはり早期発見・早期治療はとても大切です。中高齢以降は、健康診断に超音波検査を含む画像診断を取り入れて、愛犬を胆嚢粘液嚢腫から守りましょう。

【会社概要】
商号   : ペットメディカルサポート株式会社
代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金  : 3億3,275万円(2023年3月時点)
URL   : https://pshoken.co.jp/

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