MSCI、グーグル・クラウドとの提携を拡大し、投資産業向け生成AIソリューションを加速

グーグル・クラウドによるMSCIの新しい生成AI対応ソリューションで、投資家のリスク・機会の特定および運用、イノベーションの促進、意思決定の迅速化を支援

（ニューヨーク）- （ビジネスワイヤ） -- 世界の投資コミュニティーに重要な判断支援ツールとサービスを提供する大手企業のMSCI（NYSE：MSCI）は、グーグル・クラウドとの提携を拡大し、投資産業向けの生成的人口知能（生成AI）ソリューションの開発を進めていくと発表しました。グーグル・クラウドの生成AIプラットフォーム・Vertex AIや、ビッグクエリ・ジオスペーシャル、アース・エンジンなどを含む気候テクノロジーにより、MSCI顧客の皆さんのより良いポートフォリオ・リスク・機会マネジメントと、情報に基づく投資決定を支援します。

今回の提携では以下3点に注力します：

リスクシグナル：MSCI独自データと分析をグーグル・クラウドの生成AIソリューションに組み合わせ、ポートフォリオ概略と企業レベルのリスクを提供することで、分析にかかる時間を大幅に短縮し、顧客が実用的な洞察に到達出来るよう設計します。このソリューションにより、ポートフォリオ・リスクマネージャーがポートフォリオからの大量のリスクシグナルを容易に統合、かつ迅速に対応できるようになると同時に、リスク・ポートフォリオ・マネジメントチーム間の協働が進み、弾力性のあるポートフォリオが構築できるようになります。対話型AI：グーグル・クラウドの生成AIは、ポートフォリオ・リスクマネージメントソリューション向けのMSCIの新しい会話型AIソリューションにも機能します。この機能は自然言語処理を用いて人間の言語をシュミレートし、顧客の疑問に迅速に回答したり、ポートフォリオ、MSCIデータ、モデル、ソリューションに関する情報を表示できるような回答を生成します。気候生成AI：MSCIとグーグル・クラウドは、グーグルの生成AI技術を発展させ、投資家が気候リスクへのポートフォリオ・エクスポージャーを測定・管理し、低炭素投資機会を特定できるよう協力していきます。またこれらの進化したAI技術により、MSCIは投資家の様々な資産クラスにおける幅広い気候エクスポージャーの特定、統合、伝達を手助けします。「AI革命により、企業や投資家はより高品質のデータや分析、実用的な洞察を迅速に手に入れたいと期待しています。」MSCIのヘンリー・フェルナンデス会長兼最高経営責任者（CEO）は述べています。「グーグル・クラウドとの提携拡大により、先進的なデータテクノロジーの最前線に立ちながらこれらのニーズに対応することができます。そしてポートフォリオの脱炭素化に向けた新しいソリューションを投資家に提供することもできます。」

「投資産業は長年AIや機械学習によって活性化され、MSCIも長い間これらを活用してきましたが、生成AIの発展は我々産業により大きな革命をもたらしました。」MSCIのジガー・タッカー最高技術責任者（CTO）は述べています。「グーグル・クラウドと協働し、生成AIソリューションの開発を加速できることを楽しみにしています。これによって投資家にデータドリブンでより深い洞察や、より強化された意思決定機能、ポートフォリオの導入加速をもたらすことができます。生成AIと大規模言語モデル（LLMs）で、投資家の皆さんの豊富な洞察からより良いポートフォリオ構築を支援するという我々のコミットメントを進めていきます。」

「投資専門家がポートフォリオ測定、新しい洞察発見、意思決定スピードの拡大などについてより良く迅速な方法を探す中、生成AIは金融サービスの次なる進化を推進しています。」グーグル・クラウドのトーマス・クリアンCEOは述べています。「生成AI対応ソリューション構築のためのMSCIとの提携は、リスク・ポートフォリオマネジメントチームの協働と洞察を進めるだけでなく、MSCI顧客における気候弾力性のより強いポートフォリオ構築を手助けすることになるでしょう。」

MSCIについて

MSCIは、グローバルな投資コミュニティに意思決定支援ツールおよびサービスを提供する大手企業です。リサーチ、データ、テクノロジーにおける50年以上の専門的経験をもとに、リスクとリターンの主な要因をクライアントが理解し分析できるよう、そしてより自信のある効率的なポートフォリオの構築を支えることで、より優れた投資判断を可能にしています。同社は、クライアントが用いることで投資プロセスにおける知見を得、透明性を改善できるよう、業界をけん引するリサーチによる強力なソリューションを生み出しています。

このプレスリリースには、1995年証券民事訴訟改革法で定める将来予測に関する記述が含まれています。将来予測に関する記述は、将来の出来事または成績に関するものであり、実際の結果や成績が大きく異なるものとなるリスクがあり、過度に依拠するべきものではありません。結果または成績に影響する可能性のあるリスクは、MSCIのアニュアルレポートで12月31日が締め日となった最直近会計年度のSECへの10-K様式の申告書としてまとめてあります。MSCIは、いかなる将来予測に関する記述の更新を行いません。ここに示す情報は、一切の投資助言ではなく、そうしたものとして依拠されるべきではありません。MSCIは、適切なライセンスなく、その商品またはサービスを利用する権利またはライセンスを認めません。MSCIは、ここに示す情報に関する商品適格性、特定目的適合性またはその他に関し一切の明示的、暗示的表明を行わず、法で認められる最大限の限度においてあらゆる責任から免責となります。

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