劇作家・松原俊太郎「草」プロジェクト『インポッシブル・ギャグ』を3月11日(土)、12日(日)に京都芸術劇場 春秋座ロビーにて上演!
配信日時: 2023-02-16 21:15:17
岸田國士戯曲賞を受賞し、演劇界に衝撃を与えた京都拠点の気鋭の劇作家・松原俊太郎による新プロジェクト。
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学 舞台芸術研究センターは、2023年3月11日(土)と3月12日(日)に『インポッシブル・ギャグ』を、京都芸術劇場 春秋座で上演いたします。純粋劇作家・松原俊太郎が、その純粋さをかなぐり捨てて3人の猛者たち(荒木知佳・矢野昌幸・米川幸リオン)と臨む新たな舞台、お楽しみ!
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劇作家・松原俊太郎「草」プロジェクト『インポッシブル・ギャグ』開催概要
日時:2023年3月11日(土)14:00/18:00開演・3月12日(日)14:00開演※ロビー開場は開演の20分前
会場:春秋座ロビー (京都芸術大学内)〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
企画・作:松原俊太郎
出演:荒木知佳、矢野昌幸、米川幸リオン
主催:京都芸術大学 舞台芸術研究センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会、公益財団法人セゾン文化財団
チケット料金(自由席・前売):一般 2,000円/友の会 1,800円/学生&ユース 1,500円
※当日は各+500円、※ユースは25歳以下、学生&ユースは要証明書提示。
<公演に関するお問合せ>
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学 舞台芸術研究センター
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
TEL:075-791-9207、FAX:075-791-9438、URL: https:// k-pac.org
広報担当:藤井 h-hujii@office.kyoto-art.ac.jp、制作担当:川原 mkawahara@office.kyoto-art.ac.jp
企画・作
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松原俊太郎(まつばら・しゅんたろう)
劇作家。1988年、熊本県生まれ。神戸大学経済学部卒。2015年、処女戯曲『みちゆき』で第15回AAF戯曲賞大賞受賞。2019年『山山』で第63回岸田國士戯曲賞を受賞。小説『ほんとうのこといって』を「群像」(講談社)2020年4月号に寄贈。主な作品に『光の中のアリス』『正面に気をつけろ』『イヌに捧ぐ』等。2022年度セゾン文化財団セゾン・フェローI。
「草」について
劇作家と出演者が協働で上演を作っていく場として2022年、松原俊太郎を起点に立ち上げ。いつでもどこでも上演できるよう動いていく予定。お声かけお待ちしております。
劇作家・松原俊太郎「草」プロジェクト『インポッシブル・ギャグ』
つまらないから叩く。気に入らないから批判する。目障りだから消す。こうした行いは、ギャグを生みません。距離をとって繰り出されるギャグは冷笑や皮肉と呼ばれ、いま人気がありません。市場が世界を席巻したいま、自分を棚上げできるような場所は地球上には存在しないとされています。つまりは波の中で踊れと。
では、いまギャグはどこから生まれるのでしょうか。愛することからです。笑わないで、愛することです。バスター・キートンは機械の運動を、チャールズ・チャップリンは人間の運動を、ジャック・タチは生活を愛することで輝かしいギャグに変えてきました。少なからずの時間いっしょに生きてみないと違いがわからないカップルのように、目の前にあるものと目の前にあるはずのないものがいっしょに生きてみてはじめてギャグは生まれます。
つまり、「インポッシブル・ギャグ」((C)︎バスター・キートン)は波の中で踊りまくる、ありそうもない愛から、生まれてくるのです。
ここで3人以上の人物たちが現れます。3人以上の人物たちは、公衆の面前で、全身を駆使して「インポッシブル・ギャグ」を試みます。しかしながら、その背景には数々の困難が横たわっています。時代閉塞の現状でしょうか。頑なな物理法則でしょうか。愛は嘲笑され、文脈は共有されず、ギャグはダダ滑り、体ごとゴミ箱に入れられ、あとかたもなく燃やされる、かもしれません。それでも人物たちはなにがしか発話しようとします。さすれば、ありそうもない何かが、発生するはずです。
どうかお確かめにいらしてください。
松原俊太郎
出演者プロフィール
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荒木知佳(あらき・ちか)
1995年生まれ。北海道滝川市出身。多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科卒業。俳優として、FUKAIPRODUCE羽衣『愛死に』、毛皮族『Gardenでは目を閉じて』、『no plan in duty』(演出:篠田千明)、彩の国さいたま芸術劇場『導かれるように間違う』(作:松井周、演出:近藤良平)、スペースノットブランク『ささやかなさ』『光の中のアリス』『再生数』(作:松原俊太郎 演出:小野彩加 中澤陽)などの舞台作品に参加する他、本日休演『天使の沈黙』MV、『春原さんのうた』(監督:杉田協士)などの映像、映画作品に参加している。2021年、KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020にてベストダンサー賞受賞。同年、マルセイユ国際映画祭(FID)にて俳優賞受賞。
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矢野昌幸(やの・まさゆき)
1989年生まれ。神奈川県川崎市出身。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。山縣太一氏に師事。カナリアーズという団体で作演出作品を発表している。大学卒業後、俳優として小劇場界を中心に活動。近年の主な出演作品は、スペースノットブランク『ささやかなさ』『光の中のアリス』(作:松原俊太郎 演出:小野彩加 中澤陽)、PARA『いざ最悪の方へ』(作:サミュエル・ベケット 翻訳:長島確 演出:額田大志)、『no plan in duty』(演出:篠田千明)、カナリアーズ第一回公演『ガガたち』(作・演出・出演:矢野昌幸)、【市民と創造する演劇『階層』~チェルフィッチュの〈映像演劇〉の手法による~】(作・演出:岡田利規)
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米川幸リオン(よねかわ・こうりおん)
1993年生まれ。三重県鈴鹿市出身、京都市在住。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映画学科俳優コースと映画美学校アクターズコースを卒業。2017年チェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーションに出演で参加し、2019年チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』/『消しゴム森』にも出演で参加、2022年には穂の国とよはし芸術劇場PLAT市民と創造する演劇『階層』(作・演出:岡田利規)に出演と演出補で参加。その他の出演に、小森はるか+瀬尾夏美『二重のまち/交代地のうたを編む』(2021年)、カナリアーズ『ガガたち』(2022年)など。また近年は、映画・演劇などにおいて自身での創作活動も行なっている。
■京都芸術劇場(春秋座・studio21)
2001年に京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)内に開設された、国内の高等教育機関では初めて実現した大学運営による本格的な劇場です。主に歌舞伎の上演を想定してつくられた大劇場=春秋座と、主に現代演劇・ダンスの上演を想定してつくられた小劇場=studio21という、まったくタイプの異なる二つの空間から成り立っており、伝統演劇・芸能から最先端のマルチメディア・パフォーマンスまで、現代の多様な舞台芸術(=performing arts)を幅広くカバーできる施設を誇っています。
舞台芸術を通じて京都における伝統と創造の姿を全国へ、そして世界へと発信しています。
劇場WEBサイト:https://k-pac.org/
Facebook:https://www.facebook.com/kyoto.art.theater
Twitter:https://twitter.com/KyotoArtTheater
Instagram:https://www.instagram.com/kyoto_art_theater/
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