家庭用浄化槽のエアポンプにおける不具合予兆検知システム特許を取得 エアポンプの故障を事前に検知し対応が可能に。

プレスリリース発表元企業:株式会社日吉

配信日時: 2022-06-02 13:00:00

浄化槽ブロワと検知機器

株式会社日吉(本社:滋賀県近江八幡市、代表取締役社長:村田 弘司)は、家庭用浄化槽における不具合検知システム及び不具合検知方法を開発し、この度、2022年3月に特許取得したことを発表いたします。
これまで、エアポンプが停止(故障)すると好気微生物による汚水処理が良好に行われず悪臭の発生及び水質悪化の原因となっていましたが、このシステムにより故障や異常につながるエアポンプ不具合の予兆を検出し、故障の前に対応することが可能になります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/312480/LL_img_312480_1.png
浄化槽ブロワと検知機器

■特許取得の背景
浄化槽は水中の好気性の微生物が汚水中の有機物を分解することで水を浄化します。エアポンプ(ブロア)は浄化槽に空気を送る装置であり、停止(故障)すると好気微生物による汚水処理が良好に行われず悪臭の発生、水質悪化の原因になります。従来このようなエアポンプの故障は定期検査時やお客様からの一報により発見されることが一般的でした。故障発見までに時間がかることが多く、その間、汚水が適切に処理されずに放流されることになり、環境負荷の増加にもなります。
また、定期検査時に故障を発見しても交換部品がなければ交換までにさらに時間を要し、再度訪問が必要になることから作業効率も悪くなります。
そこで今回、エアポンプの異常の発生を電流値に基づいて検知して通報する異常検知システムを開発、特許を取得しました。現地に行かずともシステム上でエアポンプの不具合の発生を確認出来、悪臭発生、環境汚染を事前に防ぎ、作業員の無駄な移動や手間も省くことが可能になります。
装置は電流センサーを搭載した通信デバイスとSigfoxネットワーク、自社開発の監視システムから構成されています。
今後も早急な対応を心がけ地域住民の安全・安心、快適性の向上にむけて創意工夫・努力を続けて参ります。


■特許の概要
特許番号 :特許第7041957号
特許権者 :株式会社日吉
発明の名称:不具合検知システム及び不具合検知方法


■会社概要
商号 : 株式会社日吉
代表者 : 代表取締役社長 村田 弘司
所在地 : 〒523-8555 滋賀県近江八幡市北之庄町908番地
設立 : 1958年12月23日
事業内容: 環境・食品分析、インフラ施設維持管理、
工業薬品販売、環境保全事業
資本金 : 2,000万円
URL : https://www.hiyoshi-es.co.jp/


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