エナジー・ボールト、持続可能な航空燃料プロジェクトを支援するためにDGフューエルズに1.6 GWhのエネルギー貯蔵容量を提供するエネルギー貯蔵契約を発表

プレスリリース発表元企業:Energy Vault, Inc.

配信日時: 2021-11-01 20:12:00

エナジー・ボールト、持続可能な航空燃料プロジェクトを支援するためにDGフューエルズに1.6 GWhのエネルギー貯蔵容量を提供するエネルギー貯蔵契約を発表

革新的なEVx™プラットフォームの導入により、最大5億2000万ドルの収益を見込む

(スイス・ルガーノ & 米カリフォルニア州ウエストレークビレッジ)-独自技術で持続可能な電力網規模のエネルギー貯蔵ソリューションを開発しているエナジー・ボールトは本日、DGフューエルズとエネルギー貯蔵システムに関する契約を締結したと発表しました。同社は、再生可能水素および生物由来の合成された持続可能な航空燃料(SAF)およびディーゼル燃料の新興リーダーです。

契約の諸条件に基づき、エナジー・ボールトは、DGフューエルズに1.6ギガワット時(GWh)のエネルギー貯蔵を提供し、複数のプロジェクトを支援することに合意しました。最初のプロジェクトは、ルイジアナ州の500メガワット時(MWh)のプロジェクトになります。この最初のプロジェクトに続き、ブリティッシュコロンビア州とオハイオ州でもプロジェクトが予定されています。DGフューエルズは、炭素変換効率93%を目指す炭素変換燃料製造プロセスを開発していますが、このプロセスはSAF製造で必要な原料の量を減らし、生産コストを低減することができます。

DGフューエルズは、エナジー・ボールトの重力式エネルギー貯蔵システムを導入し、グリーン電力を太陽光発電と共に提供して、グリーン水素製造の需要負荷に合わせて、再生可能エネルギーの生産を適切に調整します。再生可能エネルギーは、HydrogenProの水電解に使用され、原料としての水素と酸素を製造します。

エナジー・ボールトの高度な重力式エネルギー貯蔵ソリューションは、揚水水力発電の実証済みの物理学と機械工学の基礎に基づいていますが、水をカスタムメイドの複合材ブロック「モバイルマス」によって置き換えており、これは時間の経過と共に貯蔵容量が減ることがありません。この複合材ブロックは、建設現場の掘削土のほか、鉱山残渣、石炭燃焼残渣(石炭灰)、廃棄された風力タービン・ブレードのガラス繊維など、現地調達できる低コストの材料から作ることができます

さらにエナジー・ボールトのシステムは、環境とサプライチェーンのリスクを最小限に抑えることを目的としており、これはDGフューエルズが最終的に選定する際の重要な要素となりました。システムは、高度なコンピューター制御とマシンビジョン・ソフトウエアによって自動化されており、充電・放電のサイクルを調整しつつ、2~12時間かそれ以上まで、幅広い貯蔵時間に対応しています。

エナジー・ボールトは本契約により、3つのプロジェクト全体で最大5億2000万ドルの収益を見込んでおり、最初のプロジェクトは2022年半ばに開始する予定です。

エナジー・ボールトの最高経営責任者(CEO)で共同設立者のロバート・ピコニは、次のように述べています。「DGフューエルズおよび同社のパートナーと協力して、再生可能な電力を年中24時間体制で経済的に実現し、グリーン燃料を航空業界に効率的に供給するという、DGフューエルズの計画実行を支援することを誇りに思います。当社のエネルギー貯蔵システムは、現地の材料を最大限に活用して、地域における雇用創出を促進し、DGフューエルズが導入計画の持続可能性のメリットを拡大できるように設計されています。これらのプロジェクトは化石燃料への依存を減らしつつ、我が国の脱炭素化の目標をさらに推進する上で、重要な役割を果たすでしょう。」

DGフューエルズのCEOのマイケル・C・ダーシー氏は、次のように語っています。「ピコニ氏とエナジー・ボールトのチームと協力し、同社の革新的なエネルギー貯蔵システムを導入できることを喜ばしく思います。同社のシステムは、信頼性とコスト効果に優れ、安全で持続可能なエネルギー貯蔵を必要とする当社のニーズに、最も適しています。エナジー・ボールトのシステムは、当社の技術とベンダーのエコシステムで重要な役割を果たし、SAFを効率的に輸送業界に供給できるようにするでしょう。」

エナジー・ボールトについて

エナジー・ボールトは、発電所規模のエネルギー貯蔵によりグリッドレジリエンスを実現するための世界的アプローチに変革をもたらす持続可能なエネルギー貯蔵ソリューションを開発しています。当社独自のエネルギー管理システムソフトウエアと、重力式エネルギー貯蔵技術は、電力会社や独立系発電事業者、大規模な産業エネルギー・ユーザーが、電力の信頼性を維持しつつ均等化発電原価を大幅に削減できるようにすることを目指しています。エナジー・ボールトは、廃棄材料を有益な再利用に取り込むことができる環境に配慮した材料を活用することで、循環型経済と完全に再生可能な世界への移行を促進しています。詳細については、www.energyvault.comをご覧ください。

エナジー・ボールトは以前、ノーバス・キャピタル・コーポレーションII(NYSE:NXU、NXU.U、NXU WS)と企業結合に関する合意を発表しました。それによりエナジー・ボールトは、慣習的な取引完了条件の充足を経て、2022年第1四半期にニューヨーク証券取引所に上場される見通しです。

DGフューエルズについて

DGフューエルズは、93%の効率を発揮する高炭素変換技術を用いて、ライフサイクルにおけるCO2排出がゼロの合成燃料システムを製造しています。DGフューエルズの技術は、新しいエンジンの開発や、水素の輸送・貯蔵インフラの拡大が不要です。DGフューエルズの革新的技術は、水電解による水素と、バイオマス由来の炭素代替燃料を航空機向けに製造しており、機関車、船舶、トラックにも活用できる潜在性を秘めています。

DGフューエルズは、環境面での有意義なメリットや、持続可能性に関する目標に大きく対処できる能力など、エンドユーザーに重要な価値提案を提供しています。成功すれば、DGフューエルズの炭素効率に優れたソリューションは、顧客に電力と燃料を供給し、SAFを提供するためのすべての重要な要素を結びつけることができます。詳細については、www.dgfuels.comをご覧ください。

ノーバス・キャピタル・コーポレーションIIについて

ノーバスは、当社の2021年2月のIPOで約2億8750万ドルを調達し、当社証券はニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカー・シンボル「NYSE: NXU、NXU.U、NXU WS」で上場しています。ノーバスは、1社以上の企業または事業体との間で合併、株式交換、資産買収、株式購入、資本再編、再編成、またはその他の同様の企業結合を行うことを目的として組織された特別買収目的会社です。ノーバス・キャピタルは、ロバート・J・ライキン、ジェフ・フォスター、ハーシュ・クラフ、ラリー・ポールソン、ヘザー・グッドマン、ロン・ズナイダー、ヴィンス・ドナルゴが統括しています。この人材は、ほとんどのハイテク企業に既に存在している豊富なデータ資産や知的財産から得られる知見を生かして、ハイテク企業が既存および新規の成長戦略を最適化できるよう支援する豊富な実践経験を有しています。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースの記述で過去の事実でないものは、1995年米国民事証券訴訟改革法のセーフハーバー条項の目的における将来見通しに関する記述です。将来見通しに関する記述は、通常、「考える」、「かもしれない」、「予定する」、「推定する」、「続ける」、「見込む」、「意図する」、「予想する」、「はずである」、「だろう」、「計画する」、「予測する」、「可能性がある」、「思われる」、「努める」、「将来」、「見通し」、「設計されている」などの言葉や、将来の事象や傾向を予測または示唆するか過去の事項に関する記述ではない同様の表現を伴います。このような将来見通しに関する記述には、財務および業績指標の推定と予測、市場機会の予測、エナジー・ボールトの事業展開に関する予想と時期および導入の時期(DGフューエルズとの契約や関連プロジェクトに関するものを含む)、DGフューエルズとの契約に基づいて発生する収益に関する予想、DGフューエルズとの契約の完了、EVxおよびEnergy Vault Resiliency Center(EVRC)プラットフォームの提案されている機能や設計、「モバイルマス」製造のために現地調達する低コストの材料の利用可能性、顧客の増加とその他の事業の中間目標点、本企業結合案およびPIPE投資(本取引案)の潜在的利益、本取引案の時期に関する予想に関する記述が含まれますが、これらに限定されるものではありません。

このような記述は、本プレスリリースに明記されているかどうかを問わず、さまざまな仮定や、エナジー・ボールトとノーバスの経営陣の現在の予想に基づくものであり、実際の業績を予測するものではありません。このような将来見通しに関する記述は、説明のためにのみ提示されるものであり、保証、確証、予測、あるいは事実や可能性の確定的記述とすることを意図しておらず、投資家はこのような記述を信頼しないようにしてください。実際の出来事や状況は、予測が困難あるいは不可能であり、仮定とは異なるものになります。実際の出来事や状況の多くは、エナジー・ボールトおよびノーバスの管理の及ばないものです。

これらの将来見通しに関する記述は、いくつものリスクと不確実性を伴います。これには、国内外の事業、市場、金融、政治、法律などの状況の変化、両当事者が本取引案を無事あるいは適時に完了できないこと(規制当局の承認が得られないリスク、遅延するリスク、あるいは統合後の会社や本取引案で予想される利益に悪影響を及ぼす可能性のある想定外の状況に陥るリスク、ノーバスまたはエナジー・ボールトの株主の承認が得られないリスクを含む)、本取引案で予想される利益を実現できないこと、エナジー・ボールトに関して予測される財務情報の不確実性に関するリスク、エナジー・ボールトの事業展開および予想される事業の中間目標点の時期に関するリスク、エナジー・ボールトの顧客が販売契約を履行する能力または意思に関するリスク、履行保証を獲得・維持するエナジー・ボールトの能力に関するリスク、エナジー・ボールトが劣後債の形で支払いの一部を受けることに関するリスク、DGフューエルズとの発表された契約にエナジー・ボールトが従うことに起因して販売価格に影響を与えるタイミング遅延に関するリスク、再生可能エネルギーに対する需要、エナジー・ボールトのソリューションを商品化し販売する能力、見込み顧客との最終的な契約上の取り決めを交渉する能力(発表された契約で企図されているDGフューエルズとの購入・販売契約を含む)、競合技術の影響、材料の十分な供給を得る能力、Covid-19の影響、世界の経済状況、設置スケジュールを順守する能力、建設および許可の遅延とそれに関連したコスト増、DGフューエルズに納入するシステムの性能に関するリスク、競争がエナジー・ボールトの将来の事業に与える影響、ノーバス一般株主による償還請求の額、および登録届出書とノーバスのフォームS-4による登録届出書の「リスク要因」の項目に記載されている企業結合に関する要因や、ノーバスの2020年12月31日終了年度のフォーム10-Kによる年次報告書の「リスク要因」の項目に記載されている要因、および証券取引委員会に提出されたか提出される予定のノーバスのその他の文書に記載されている要因などがあります。

企業結合案に関する重要な情報とその入手先

本発表は、ノーバスとエナジー・ボールトが係わる合併取引案に関するものです。ノーバスは、フォームS-4による登録届出書をSECに提出しました。これには、ノーバスの仮委任状説明書/目論見書および特定の関連文書が含まれ、これらの書類は、本企業結合案および関連事項を承認するための株主総会で使用されます。ノーバスの投資家および証券保有者は、この委任状説明書/目論見書およびその修正版、ならびにSECに提出されるその他の関連文書の全体を慎重に読むようにしてください。これらの文書には、エナジー・ボールト、ノーバスおよび本企業結合に関する重要な情報が含まれています。最終委任状説明書は、本企業結合案に関する投票のために設定される基準日時点でのノーバスの株主に郵送されます。また、投資家および証券保有者は、それぞれの会社に関する重要情報が含まれる登録届出書およびその他の文書がSECに提出された時点で、その写しをSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手することができます。本プレスリリースで言及されたウェブサイトに含まれる情報あるいはそこからアクセスできる情報は、参照によって本プレスリリースに組み込まれるものではなく、本プレスリリースの一部でもありません。

勧誘の参加者

ノーバスとその取締役および執行役員は、本企業結合案に関連して、ノーバスの株主の委任状勧誘への参加者と見なされる場合があります。また、エナジー・ボールトとその執行役員および取締役も、この委任状勧誘への参加者と見なされる場合があります。証券保有者は、2020年12月31日終了年度に関するフォーム10-Kによるノーバスの年次報告書、2021年6月30日に終了した6カ月間に関するフォーム10-Qによる四半期報告書、および本企業結合に関連してSECに提出された委任状説明書/目論見書およびその他の関連文書やその他の資料が入手可能になり次第、それらを読むことで、ノーバスの一部の執行役員および取締役の名前、所属、および勧誘における利害についての詳細情報を入手することができます。ノーバスの勧誘への参加における利害は、場合によっては一般株主の利害と異なる場合があり、これに関する情報は、入手可能になり次第、本企業結合に関連する委任状説明書/目論見書に記載されます。

申し出と勧誘の否定

本発表は、いかなる証券の販売申し出、購入申し出の勧誘、投票や承認の勧誘に当たるものではなく、また、いかなる州または法域においても、当該法域の証券法により登録または認可前のこのような申し出、勧誘、販売が違法とされている場合、これらの証券を販売してはなりません。

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