ドラッグストア、食品スーパー 2021年1月の伸長カテゴリを発表

プレスリリース発表元企業:株式会社True Data

配信日時: 2021-02-26 15:10:06

~ 2度目の緊急事態宣言が発令!昨年との消費動向の違いは?~

ビッグデータマーケティングの株式会社True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、当社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年1月の消費動向を発表します。



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ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、前年同月と比べ6.2%減少し、2か月連続でマイナスでした。一方、食品スーパーマーケットの売り上げは前年同月比4.4%増加し、4か月連続で前年売り上げを超えました。
1度目の緊急事態宣言が発令された2020年4月、食品スーパーマーケット1店舗あたりの売り上げは、前年同月比14.3%増と大きく伸長しましたが、2度目の宣言となる2021年1月は4.4%の増加と小幅増にとどまりました。1度目は4月7日に発令された緊急事態宣言が4月16日に全国に拡大されましたが、今回は、エリアが限定されている、休校要請がない、などの違いが数字にあらわれました。
カテゴリごとの売り上げをみると、ドラッグストア、食品スーパーマーケットともに、「使い捨てカイロ」が前年と比べ大きく売り上げを伸ばしました。2021年1月は前年に比べて全国的に気温が低かったことに加え、新型コロナウイルス感染対策の為に、頻繁に換気を行うようになったことも売り上げを伸ばした要因と考えられます。売上前年比プラスが続いていたマスクは、前年2020年1月に大きく売り上げを伸ばした反動で、ドラッグストアでの売り上げが前年同月比43.6%減と大きく減少しました。

■ドラッグストア
・全国ドラッグストアにおける2021年1月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比6.2%減少しました。購買金額の前年比が減少するのは2か月連続です。
・客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比11.0%減少し、2020年1月以降、最も低い数値となりました。
・1レシートあたりの購買金額は5.4%増加しました。来店回数を減らして、1回の来店で「まとめ買い」をしていると考えられます。
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〈カテゴリ別伸び率ランキング〉
・当月、最も売り上げを伸ばしたのは、前月に続き「ペーパーハンドタオル・用具」で前年同月比3.7倍を記録しました。
・9位の「救急絆創膏」は前年同月比19.5%増加しました。カテゴリ内の商品の動向を見ると、通常の絆創膏のほかに、水仕事用やあかぎれ用の絆創膏も売り上げを伸ばしています。手洗いや殺菌消毒剤の使用が増えたことも影響していると考えられます。
・「マスク」の売り上げは前年売り上げの反動により43.6%減少し、ランク外となりました。
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〈参考情報〉 「救急絆創膏」の月次売上推移(ドラッグストア)
当社の購買データ分析ツール「ドルフィンアイ」で月ごとの売上推移を調査しました。昨年4月の緊急事態宣言下では外出自粛の影響か、「救急絆創膏」の売り上げは前年割れでしたが、秋以降は手荒れ保護の目的で購入されているためか前年を大きく上回っています。手指を消毒する習慣が定着して約1年がたち、関連商材の今後の動向が注目されます。

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■食品スーパーマーケット
・全国食品スーパーマーケットにおける2021年1月の1店舗あたりの購買金額は、前年同月比4.4%増加しました。
・1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比6.7%減少、1レシートあたりの購買金額は11.9%増加でした。1レシートあたりの購買金額の増加が続いており、1回の買物でまとめて購入する消費スタイルが定着したようです。
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〈カテゴリ別伸び率ランキング〉
・1度目の緊急事態宣言があった2020年4月同様、「家庭用手袋」(ビニール手袋など)が売り上げを大きく伸ばし、当月は前年比2.1倍となりました。
・食品スーパーマーケットでも「使い捨てカイロ」の売り上げが大きく伸び、前年同月に比べて52.2%増加しました。
・「ホイップクリーム」、「プレミックス」、「練りミルク」などが売り上げを伸ばしました。おうち時間が増えたことにより、お菓子作り関連商品の売り上げは引き続き好調です。
・「マスク」は、前年2020年1月に売り上げを伸ばしていたことから、当月の売り上げは前年比27.6%減少しました。
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〈参考情報〉 「家庭用手袋」(ビニール手袋など)の月次売上推移(食品スーパーマーケット)
当社の購買データ分析ツール「ドルフィンアイ」で月ごとの売上推移を調査しました。4月に発令された前回の緊急事態宣言時と同様、「家庭用手袋」は2021年1月も前年に対し大きく売り上げを伸ばしています。
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〈2021年1月の集計データについて〉
・数値…小数点以下第二位を四捨五入
・カテゴリ別伸び率ランキング…生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
・全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計しています。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていません(データ抽出日:2021年2月16日)

〈カテゴリ売上月次推移データについて〉
単位…買物指数(レジ通過100万人あたりの購買金額)/月次 (データ抽出日:2021年2月17日)
「ドルフィンアイ」…True Dataが提供する購買データ可視化ツール。延べ6,000万人規模の購買をもとにしたID-POSデータを搭載 https://www.truedata.co.jp/dolphineye


■「新型コロナウイルス影響下での購買行動分析レポート」について
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日用消費財メーカー企業を対象に、新型コロナウイルス影響下におけるドラッグストア・スーパーマーケットの購買金額、カテゴリ別などのデータをまとめた月次レポート「新型コロナウイルス影響下での購買行動分析レポート」を提供しています。
本レポートの抜粋版(ドラッグストア版)はこちらからダウンロードいただけます。 
https://www.truedata.co.jp/combat_covid19_report/

【会社概要】
社 名 : 株式会社True Data (トゥルーデータ)
代表者 : 代表取締役社長 米倉 裕之
所在地 : 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル 4階
設 立 : 2000年10月10日
資本金 : 11億6051万円
URL  : https://www.truedata.co.jp/
データマーケティングセミナー(ウェビナー)情報
https://www.truedata.co.jp/news/seminar
お問合わせ
https://www.truedata.co.jp/contact

~事業内容~
1. スーパーマーケット、ドラッグストア等の小売業へのPOS/ID-POS分析システム、ビッグデータマーケティングによるプロモーション・CRM支援やデータ活用の教育支援などの提供、コンサルティングサービスの提供
2.マーケティングパネルデータ (全国購買データベース「True Data」※)を活用したクラウド型製品とサービスの提供
※「True Data」とは
株式会社True Dataが設計、運用する、全国のドラッグストア、スーパーマーケットなどの消費者購買情報を統計化した標準データベース。全国延べ6,000万人規模の購買情報から構成され、性別、年代情報をカバーしています。

株式会社True Dataは、APAC(アジア太平洋)地域のIT情報誌『APAC CIO outlook』にて、APAC地域における「2020年ビッグデータコンサルティング/サービス企業 TOP10」に選出されました。

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