マルマエ、中期事業計画の目標を大幅上方修正、28年8月期売上高320億円・営業利益82億円へ

2026年8月21日 17:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■半導体市場の想定超える拡大を反映、ROIC目標も15%から25%へ

 マルマエ<6264>(東証プライム)は8月21日、中期事業計画「Fusion2028」の数値目標を改定し、2028年8月期の連結売上高を320億円、営業利益を82億円、ROICを25%とする新目標を発表した。従来目標は売上高250億円、営業利益56億円、ROIC15%で、引き上げとなる。半導体関連の市場環境が当初予測を上回って拡大していることに加え、KMアルミニウム(KMAC)の需要増に伴う稼働率向上、マルマエの内製率向上、新規顧客向け売上の拡大、グループ全体の値上げ効果による利益率改善を織り込んだ。

■26年8月期見通しから売上高60%増、営業利益2倍へ

 2026年8月期の現見通しは売上高200億円、営業利益41億円で、2028年8月期目標は2年間で売上高60%増、営業利益2倍の水準となる。旧計画との比較では売上高を28%、営業利益を約46%引き上げた。従来目標の前倒し達成の可能性が高まったとして、数値計画を取締役会で承認した。なお、2028年8月期の数値は中期計画上の目標値であり、公式な業績予想ではない。

■精密部品は半導体分野を125億円へ、営業利益47億円目標

 精密部品事業は、2026年8月期の売上高91億円、営業利益23億円から、2028年8月期に売上高145億円、営業利益47億円を目指す。半導体分野は76億円から125億円へ49億円拡大する計画で、半導体市場の成長に加え、既存顧客からの受注品種拡大、獲得済み新規顧客の量産増加、値上げ効果を見込む。FPD分野は11億円から15億円、その他分野は4億円から5億円を目標とする。

 中期戦略では、クライオエッチングに必要な低温対応素材や絶縁性の高いコーティングの開発を進める一方、エッチング装置やCVD装置で使われる静電チャックや電極類など、高付加価値の消耗品受注を拡大する。半導体設備投資だけに左右されず、安定成長できる収益構造の構築を狙う。

■機能材料は175億円へ、真空チャンバーとAI関連材料を拡大

 機能材料事業は売上高を109億円から175億円へ引き上げる。営業利益はのれん等償却前で22億円から39億円を目標とし、2028年8月期の営業利益率はのれん等償却後で20%を掲げる。半導体装置部材は23億円から65億円へ拡大し、高シェアの真空チャンバー需要増に対応して生産能力を増強する。基礎素材は51億円から70億円へ伸ばし、HDD向けに加えてAIサーバー用電解コンデンサ材料の拡大を見込む。IT器材は35億円から40億円を計画する。

■配当性向35%以上、年間最低配当30円を設定

 株主還元では配当性向35%以上を目標とし、年間最低配当額30円、半期最低15円を設定した。通期最終損益が損失となった場合は再検討する。成長投資と利益率改善、ROIC向上と株主還元を同時に進める方針で、上方修正した中期目標の達成度が焦点となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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